本日の投稿は、暴力に関する話題が含まれています。苦手な方は、温かい部屋で安心の気持ちで読んでいただくか、無理に読む必要はありませんので、読まなくても大丈夫です。エナメル
「地獄でなぜ悪い」という曲を聴いたり、そのタイトルを見て、
”あなたは、性強要をされ地獄に突き落とされました。
その地獄にいるのがなぜ悪いんですか?
そのまま声も上げず抵抗も退避もせず、このまま地獄にいましょう。
これが星野源が伝える新しい生き方です。”
と思う人が本当にこの世界にいるんでしょうか?
私はネット報道を見て、曲の歌詞も調べず、園子監督の該当作も見ていません。
実は、その合意なき性強要についても、一切情報を持っていません。
現状、私が持っている把握は、
1、NHKが紅白歌合戦への出演依頼と楽曲指定をし、星野源は「地獄でなぜ悪い」の歌唱を了解した。
2、要約すると、星野源の「地獄でなぜ悪い」を聴くと、園子監督自身が加害者であったとして(私は事を把握していません) 、「この楽曲は加害者の味方をしているので、被害者は二度と立ち上がれなくなるだろう。そのような楽曲を歌唱させるな。」とする声が寄せられている。
3、星野源の「地獄でなぜ悪い」の”地獄”というワードセレクトは、星野源が監督の該当作「地獄でなぜ悪い」というタイトルを見て発想して、自分の楽曲へのタイトルにあてた。
4、この楽曲は、映画「地獄でなぜ悪い」という映画の主題歌であった。映画「地獄でなぜ悪い」は、おそらく合意無き性強要を肯定などしていない。
映画のメッセージに、
「よし人をこのような地獄に突き落とそう。どんどん突き落とそう」
というメッセージを乗せる人は、世界中のどこを探しても居ないので、この楽曲は、映画の主題歌でしかない。
5、星野源はNHKの紅白歌合戦からのオファーに、”「地獄でなぜ悪い」は、人を励ます歌だから歌って欲しい”と依頼され、承諾した。
6、そういう背景と状況があり、星野源は、紅白歌合戦が12月31日に生放送されるギリギリまで、”自分が合意無き性強要を肯定するはずなどない”とする姿勢で、「地獄でなぜ悪い」の歌唱変更打診に了承の姿勢を示さなかった。
です。
HNK側からの再三にわたる、「楽曲にそのような意図はない」という返事に納得できない、
『「地獄でなぜ悪い」という楽曲は、性暴力の被害者を殴る楽曲である。』
という意見を持つ人々に、なぜ星野源は直接対話をしなかったんでしょうか?
または星野源側の対話の申し出に、その意見を持つ人々は、どうして対話に応じなかったんでしょうか?
なぜこんなに脅え合っているんでしょう?
どうして対話し、ネット越しでも、誠実さを受け渡し合うことが可能だと、誰もが知っている2024年に、その方法を採らないのでしょうか?
私はこのネット報道を見て、そういう感想の結論を抱きました。
「なぜ対話しないんでしょうか?」
「なぜお互いが脅え合い、不信を前提に”対話をしない”という選択を、まず取るのでしょうか?」
20241227 14:31 文章を直しました。内容の変更はしていません。