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うっかりカツカツやって来て、うっかり居ない。( By O.)
 
ラベル ベランダ園芸 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
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2025/10/13

沈黙が語る洗練 / The Silence Speaks of Refinement

 

階段の向こうに広がる街 / The town stretching out beyond the staircase

過ごしやすくなって来たので、夕方、 出掛けられる時にまた近所を歩いています。
 
私が若者期を過ごした学生街の雰囲気は、静かですがワイルドでもあり、飾らない屈託の無さの中に繊細さ、凛とした知的な雰囲気が存在していました。
 
環境が良かったのもあったんですが、街の雰囲気が私個人と相性が良かったというのが一番だったように思います。
やがてその街から出て、何十年と経過した2025年の今、私の住む街の辺りは、あの学生街だけに在った空気が漂っています。
明るく、クールな賑やかさです。
 
もうあのような街で暮すことは無いのだな、と長い間考えていたので、まさかの邂逅に驚いています。
数十年間住んでいた街々に無くて、あの学生街と私が今住む街にはあるもの。
それは若さなんだと思います。
青年期特有の若さです。
 
そして勤勉さに、自分の生活に合ったお洒落やご馳走をあつらえられる知恵を持ち、無駄に寂しがらない。必要以上に誰かと居ようとしない。一人が基本で、それが増えても、一人で居られる今も、同様に等しく愉しい。
その事を知っている人が、この辺りに増えているんでしょう。
 
ニュースで見ましたが、暮しの基本数が2人からの部屋は、共働きがほとんどになってきたんだそうですね。 
それも又、当時私が暮していた街の若い層の人々にあった、親元を離れているのが普通、一人で居る時間が一日のほとんどを占めるのも普通。
食事も一人で店に入り、飲みに行くのも一人でバーや焼き鳥屋に入り、静かに飲んで食べて部屋に戻る。
そんなスタイルと近いものを感じます。
 
だからでしょうね。
夕方のあの感じ。豊かで少しつまらなくて、特に笑ってもいなくて、のんびりと寛いでいる。
海に流れ込む大きな河のように、緩く藍色になっていく雄大な水音のする夜が、フレンドシップとオールドマンシップの無関心という気遣いの中で、週末の夜を揺蕩う(たゆたう)速度で広げています。
 
蜂蜜とシナモンを掛けたクロワッサン
 
相変わらずクロワッサンを解凍し、オーブンで焼いて朝食にしています。
生地に蜂蜜とシナモンパウダーを掛けて焼いたら、生地から空気が抜けなくて、すごく大きく膨らんだままになってしまい、以来、焼いた後に蜂蜜とシナモンを掛けて食べています。美味しいです。
 
試し買いで気に入ったので、一ヶ月分の冷凍生地をAmazonで購入しました。
朝や正午前に、部屋にバターの匂いが立ち込める時間は、何度過ごしても慣れることは無く、毎回深呼吸してその幸せを体に充満させています。 
 
Amazonリンク
 
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75個を先月の20日過ぎに購入して、まだ沢山残っています。
毎日食べるなら、3個か2個ずつと思っていましたが、お米が食べたい日もあるので、そんなに減っていきません。
 
気になる方は、一ヶ月のパン代を計算の上、購入予定を立ててみて下さいね。
 
The Prince (薔薇) / The Prince (Rose)
 
新しく購入した苗のザ・プリンスですが、素敵な名前を持つ庭と環境が合うようで、4個目の花をつけました。
ザ・プリンスが風に揺れるのを窓から見ていると、やはり素敵な名前を持つ庭にはダークレッドの花が映えるので、買って良かったと、嬉しくなります。
 
まだ若い苗なので、蕾をつけても株の充実の為に蕾を摘むんですが、早く花を見たくて試しに咲かせると、翌々日にはすぐに散ってしまいました。
種類にもよりますが、私の育てている薔薇のほとんどは、開花後1週間は花を維持します。 

ここに来て最初の花だからかな? と思っていると、2番花もやはり花を咲かせてすぐ花びらを落としてしまうんです。
出来るだけ花を楽しみたいので、試しに咲いたばかりを水に生けてみたら、一日経過しても花びらを落としません。
ザ・プリンスは、開き切ると花びらの先が、くるん、と細くカールしてしまい、好みではないな、と少し残念に思っていたのですが、部屋の中で花先を少しだけカールさせた花の輪郭を見ていると、ふと、
「これは・・・、星の王子様の薔薇では無いだろうか?」
と唖然としました。
 
だから花の名前が、サン=テグジュペリの「星の王子様」という”物語”を指す、「ザ・プリンス」なのでは無いでしょうか?
その上、金木犀のような香りがするんです。これにも驚きました。
 
そのまま自然に生やしたままにして置くと、すぐに散ってしまう。
でも、部屋に持ち帰り、素敵なガラス瓶に挿しておくと、いつまでも咲き続け、秋を告げる金色の香りまで放つ。
 
”星の王子様、彼女は、君に自分だけの宝物にして欲しかったんだよ。ずっと一緒に居たかったんだよ。”
 
あの薔薇から困ってばかりの星の王子様へ、
「貴方は私」と、
この薔薇の名前自体が、彼女が上手に言えなかった言葉を代わりに伝える、作出家からのメッセージのような気がします。
 
そういえば、星の王子様に薔薇の話を聞いた”僕”は、ただ黙っていましたね。
 
以上、沈黙が語る洗練、でした。 


追記
実はザ・プリンスという薔薇は2025年現在、流通に乗っていません。
理由は不明ですが、日本国内で取り扱う会社が苗の販売中止を発表したそうです。
 
ザ・プリンスという名の、言わずに物語る、一種の謎掛けの洒脱も胸を打ちますが、この花の香りが金木犀そっくりであるのも特筆すべきことです。
 
日本では、30年程前から、香りが人の迷惑になる。という話がインターネットで声高に叫ばれ始めました。
怖らくそのせいでしょう。
香水が途絶えてしまったのだろうか? という程、つける人が減ってしまい、微かに香る、練り香なら良いです。とよく分からない奴からのよく分からない基準許可によく分からない安心をして、周囲を伺って香りをつける流れがありました。
 
今は香水は少し復活しているようですし、当時も大切な人に香水を贈る青年を私もシャネルの店頭で見掛けてはいたんですけれど。
無臭こそが正義のように、消臭スプレーの宣伝は大声で流れ続け、ルームフレグランスはどんどん種類を増やし、強い香りで住空間を真っ平に塗りつぶし、前日の食事の残り香がカーテンに着いているのはいけないからと、カーテンにまで消臭スプレーを吹きかけておくのがマナーです。さっそく吹きつけましょう。と言われていました。
その上、洗濯後の服にも香りを残すのがマナーです、と、のっぺらぼうのような柔軟剤の香りが強烈にするのは、良いとされていたんです。
 
結局、香りを強く出していますよね?
なのに、香水は悪ですか?
と私も、がっくり来ていた一人です。 

その内、ベランダや庭に金木犀を植えるのも、銀木犀を植えるのも、「香害」(←誰が作ったの? この馬鹿馬鹿しい言葉を!)になるから控えましょうと言い出したから、街から金木犀や銀木犀や梔子の木が消えたんです。
 
何でも、強い香水の香りを電車やバスの隣で無理やり嗅がされ、気分が悪くなっただの、自分はそういう過敏と共に生きている人間でそれがあると具合が悪くなるだの。
そういう人が居るから、自分達としては理解をしていますよとアピールしつつ、優しい気持ちで気遣う為に、香りは止めましょう。やはり健康に関わるから。
と、まあ声が大きい、大きい。
 
私は、感覚過敏では日本代表選手権のトップ3に入れるHSP高機能よく分かんない未だに名前が無い繊細さと共に生きている人間でお馴染みですが。
 
前述した、そうだ、そうしましょう! という気遣いから出来ている全部が、気分が悪くなり具合が悪くなるので、使っていません。
ルームフレグランスがある部屋でも、あのスパイシーなオーガニックエッセンシャルオイルであっても、長時間居ると目眩がし、そこを離れても喉が数日間は痛む人間ですが、数十年間黙っていましたよ?
何故か、香水は大丈夫なんですよね。
どうしてかしら?
 
ええ柔軟剤は、肌がかぶれるので使えないんですよ。
肌に引っ掻き傷でも作ってようものなら、傷が真っ赤になって腫れ上がり膿むから、柔軟剤が使ってあるシーツ等も全部ダメです。
でもホテルのシーツは大丈夫なんですよ。
不思議ですよね?
これも生まれてから今まで黙っていましたけどね。
 
よそのお宅に伺って、ああこのお家の匂いなんだな、とほのぼのと思うことはあっても、一度も臭いなんて思ったことはありません。
夕方、街を歩いていて焼肉の匂いが風に乗って来ると、お腹が空く上、景気の良い心持ちになるのに、翌日の美味しかった食卓の記憶の匂いは、悪臭なんですか?
知らなかったなあ・・・。
ずっと黙ってましたけどね。人付き合いほとんど無いから。
 
その上、香水が大好きな私は、今日は目が痛くなるほど香水を頭から振りかけて部屋から出てきたんですか? という人に、バス電車駅エレベーターの中でも、一度も遭った事が無いんですが。
そういう方に遭った。そういう人が居た。気分が悪くなった、辛かった。という目撃談と体験談だけが、強く書かれていましたね。
 
香水というものが、洒落ているから、大人の世界の看板だから、慌ててしまい、勝手に自分だけが気恥ずかしくなってどうしたらいいか分からないから、何が何でも他の人が大人びてミドルな雰囲気を持つのを辞めさせたいだけでしょう?
 
いつまでも子供じみた、青春時代のクラスの中に居る、いい匂いは石鹸の香りを代表するママの匂いで、シャンプーの匂いで、化粧をする大人の女性と男性が、怖いだけですよね?
 
貴方達が、大人という世界に行けないロリコン趣味だから、いつまでも子供のままで居たいから、女性にはいつも髪はサラサラでナチュラルメイクで、簡単で居て欲しいから、男性にはいつもお洒落なんてとポケットに手を突っ込んで鼻の下を人差し指で左右に擦り、野原を駆け回って泥んこで居て欲しいから、
 
他の人が自分を置いて大人になっていくと、自分の幼稚がバレて困るから、こういう大人の道具を、徹底的に滅ぼしたいんですよね?
そしてベタ塗りの、みんな同じ、みんな一緒の、よく分かんない同じ香りを服からプンプン漂わせて、香りに敏感です、と、自分達こそが大人になっていないので、世の中で一番繊細で皆が忘れてしまっている大切な事だけで出来ています、と言い張っているだけですよね? 

貴方は香水が好きな人に、故郷を焼かれたんですか?
何でも言うことを聞く、自分の好きな物ひとつ自分で選べない、自分で物を考えられない、判断出来ない相手じゃない、と安心出来ないんですか?
 
私達がどんな香水を選ぼうと、貴方達には関係ないですよね?
 
金木犀と銀木犀の頭の中の地図について書く私は、失われつつある洗練と繊細で宜しくて、香水を着けてメイクをしてお洒落をし、素敵な男性や女性から鰻の白焼きに合うお酒を教えてもらう人は、貴方が話し掛けられないから、嫌なんですよね?
だから香水を始め、美しい万年筆や指輪やピアスやイアリングやブローチなんかも、片っ端から否定して変な罪に仕立てるんですよね?
職人の工芸品という一級品を、趣味を指す、専業では無い人間の実地を指す言葉、「手仕事」と言い張って憚らないんですよね?
 
頭から香水をかぶって出てきたような人が、もし本当に居たら、その方は医療の手助けが必要なだけで、なぜ他の人の香りが貴方だけに認識されると、全部臭いという事になるんですか?
貴方も、医療の手助けが必要なんじゃないですか?
 
私は、貴方達が気遣いのつもりで、これなら大丈夫、という製品全部で気分が悪くなり具合が悪くなる時もありますが、黙っていましたよ。
 
貴方も私のように、あ、と思ったら無表情で即座に車両を移動し、道や駅構内だとすれば、苦手な香りが消える所まで口で息をしながら足早に立ち去ったらどうですか?
長い間、香りで具合が悪くなって来たのに、このやり方一つ知らなかったとは言わせませんよ。
 
お互い、黙って自分の健康を維持しながら、他の人が香りを愉しんでいたり、何々ちゃんのお母さんってお料理上手だね。何々ちゃんのお家の匂い、私も好きだよ。っつー世の中の美しさを邪魔しないでおきましょうね!!!!
エナメルより。 
 
 
 
 
 
 
20251014 01:24 文章を直しました。
20251014 11:44 文書を直し、本ブログ史上一番長い追記を入れました。
 
 
 
 
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階段の向こうに広がる街 / The town stretching out beyond the staircase
 
Now that the weather has become more pleasant, I've started walking around the neighborhood again in the evenings when I can get out.
 
The atmosphere of the student district where I spent my youth was quiet yet wild, possessing a delicate, dignified intellectual air within its unpretentious, carefree nature.
 
The environment was good, but I think the main reason was that the town's atmosphere suited me personally.
Years later, after leaving that town, now in 2025, the area around where I live today carries that same air unique to that student town.
It's a bright, cool liveliness.
 
I'd long thought I'd never live in such a town again, so I'm surprised by this unexpected encounter.
What that student town and my current neighborhood possess, yet the towns I lived in for decades lacked.
 
I believe it's youth.
The youth unique to young adulthood.
 
Along with diligence, the wisdom to tailor stylish clothes and delicious meals to fit one's life, not feeling needlessly lonely. Not seeking company beyond what's necessary. Being alone is the baseline; whether company increases or not, being alone now is equally enjoyable.
 
I suppose more people around here understand that now.
I saw it on the news: apartments designed for two or more people are now mostly occupied by dual-income couples.
 
That, too, feels close to the style of the young people in the neighborhoods I lived in back then—it was normal to be away from your parents, normal for most of your day to be spent alone.
Eating alone in restaurants, going out for drinks alone at bars or yakitori joints, quietly drinking and eating before heading back to your room.
I sense something close to that style here.

That must be why.
That feeling in the evening. Rich yet slightly dull, not particularly laughing, just relaxing leisurely.
 
Like a great river flowing into the sea, the night spreads out at the drifting pace of a weekend evening, accompanied by the majestic sound of water turning gently indigo, within the indifferent care of friendship and old manhood.
 
蜂蜜とシナモンを掛けたクロワッサン / Croissant drizzled with honey and cinnamon

 
I still thaw croissants and bake them in the oven for breakfast.

When I tried sprinkling honey and cinnamon powder directly onto the dough before baking, the air couldn't escape and they puffed up huge. Since then, I've been baking them first and adding the honey and cinnamon afterward. They're delicious.

Every time I wake up to the smell of butter filling the room in the morning or before noon, I take a deep breath and let that happiness fill my body.

I liked them so much after trying them that I bought a month's supply of frozen dough on Amazon.

 

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I bought the 75 pieces after the 20th of last month, and I still have plenty left.

I thought I'd eat 3 or 2 pieces daily, but since I sometimes crave rice, they aren't decreasing that much.

If you're interested, calculate your monthly bread budget and plan your purchase accordingly.

 

The Prince (薔薇) / The Prince (Rose)

The Prince, the newly purchased seedling, seems to suit the garden with its lovely name and environment, having produced its fourth flower.

Watching The Prince swaying in the breeze from the window, I'm delighted I bought it—the dark red flowers really stand out in a garden with such a lovely name.

Since the plant is still young, I usually pinch off the buds to encourage stronger growth. But eager to see flowers sooner, I let one bloom as an experiment—only for it to fall apart just two days later.

Most of my roses, depending on the variety, hold their blooms for about a week after opening.


I wondered if it was because it's still young, but sure enough, after blooming, it dropped its petals immediately.

So, wanting to enjoy the flowers as long as possible, I tried placing the freshly bloomed ones in water. Even after a day, they didn't shed their petals.

The Prince variety, once fully open, has petals that curl up at the tips, which I wasn't fond of and found disappointing. But looking at the outline of the flower indoors, with its tips just slightly curled,

I was stunned: “This... isn't this the rose from The Little Prince?”

So, isn't the flower's name, “The Prince,” meant to refer to the story “The Little Prince” by Saint-Exupéry?

On top of that, it has a fragrance like osmanthus. This surprised me too.

Left to grow naturally, it would scatter its petals quickly.

But brought indoors and placed in a lovely glass vase, it blooms endlessly, releasing that golden, autumnal fragrance.

“Little Prince, she wanted you to make her your own treasure. She wanted to stay with you forever.”

To the Little Prince, troubled by that rose,
 
“You are me,”
 
I feel the rose's very name itself conveys the words she couldn't quite say—like a message from the breeder.
 
Come to think of it, when the Little Prince told me about the rose, I just stayed silent.
 
 
Thus ends the refinement spoken by silence.



Postscript

Actually, as of 2025, the rose called The Prince is not in circulation.

The reason is unclear, but apparently a company handling it in Japan announced it would stop selling seedlings.

The name The Prince, telling a story without words, a kind of elegant riddle, is touching, but it's also worth noting that this flower's scent is remarkably similar to osmanthus.

In Japan, about 30 years ago, the idea that scent could be a nuisance to others began being loudly proclaimed on the internet.

That's probably why.

Did perfume disappear? The number of people wearing it dwindled so much that there was a trend of applying scent cautiously, seeking vague reassurance from vague standards set by vague people who said things like, “A faintly scented solid perfume is acceptable.”

Now, perfume seems to be making a slight comeback. Even back then, I'd see young men at Chanel counters giving perfume to someone special.

Yet, as if odorlessness were the ultimate virtue, deodorant spray ads blared incessantly. Room fragrances multiplied in variety, overwhelming living spaces with potent scents. It became etiquette to spray deodorant even on curtains—lest lingering food smells cling to them. “Spray it on right away,” they'd say.

On top of that, it was considered good manners to leave a scent on freshly laundered clothes, so the intense, bland scent of fabric softener was encouraged.

Ultimately, it's all about making the scent stronger, right?

So why is perfume considered bad?

I was one of those people feeling utterly disheartened.


Then came the claim that planting osmanthus or silver osmanthus on balconies or in gardens causes “fragrance pollution” (← Who made up this ridiculous term?!), so we should refrain. That's why osmanthus, silver osmanthus, and gardenia trees vanished from our streets.

Apparently, some people get sick from being forced to smell strong perfume next to them on trains or buses, or they claim to be hypersensitive individuals who feel unwell around such scents.

Because such people exist, we understand their feelings, they say, appealing for sympathy. Out of kindness and consideration, let's stop using scents. After all, it's a health issue.

Well, the voices are loud, very loud.

I'm well-known as someone living with hypersensitivity—a top-three contender in Japan's HSP (Highly Sensitive Person) championships, possessing this high-functioning, still-unnamed sensitivity I don't quite understand.

Everything born from that aforementioned “Yes, let's do that!” consideration makes me feel sick and unwell, so I don't use it.

Even in rooms with room fragrance, or those spicy organic essential oils, staying too long gives me dizziness, and my throat hurts for days afterward. I kept quiet about this for decades, you know?

For some reason, perfume is fine for me.

Why is that?

Well, fabric softener makes my skin break out, so I can't use it.

If I even scratch my skin, the wound turns bright red, swells up, and gets infected, so sheets treated with fabric softener are all out too.

But hotel sheets are fine.

Strange, isn't it?

I kept quiet about this too, from birth until now.

When visiting someone else's home, I might feel warmly nostalgic thinking, “Ah, this is the smell of this house,” but I've never once thought it smelled bad.

Walking through town in the evening, when the smell of grilled meat drifts on the wind, it makes me hungry and puts me in a cheerful mood. So why is the scent of yesterday's delicious meal considered a foul odor?

I never knew that...

I've kept quiet about it all this time, though. I hardly socialize with anyone.

What's more, as someone who loves perfume, I've never once encountered someone who came out of their room doused in perfume to the point it stung my eyes, not even on buses, trains, stations, or elevators.

But I encountered such a person. Such people exist. It made me feel sick, it was painful. Only these eyewitness accounts and personal experiences were written about so strongly.

Because perfume is considered stylish, a symbol of the adult world, you panic. You get embarrassed for no reason, don't know what to do, and just want to stop others from acting mature and having that middle-aged vibe, right?

You want to stay forever childish, stuck in your teenage classroom. The only nice smells are mom's soapy scent, shampoo, and the makeup of adult women and men just scares you, doesn't it?

It's because you guys have this lolicon fetish that keeps you from entering the adult world, right? You want to stay kids forever. You want women to always have silky hair and natural makeup, to stay simple. You want men to always be unstylish—hands in pockets, wiping under their noses with their index fingers, running through fields covered in mud.

When others grow up and leave you behind, your own immaturity gets exposed, and that's embarrassing, right? That's why you want to utterly destroy these tools of adulthood, isn't it?

And then you all wear the same thick, uniform, indistinguishable scent, letting it waft off your clothes, claiming, “I'm sensitive to scents,” insisting that you alone are the ones who haven't grown up, that you're made of the most delicate, important things everyone else has forgotten, right?


Did someone burn down your hometown, you perfume lovers?

Can't you relax, knowing we're not the kind of people who'll do whatever you say, who can't choose a single thing we like for ourselves, who can't think for ourselves, who can't make our own judgments?

Whatever perfume we choose has nothing to do with you, right?

When I write about the maps in the minds of osmanthus and silver osmanthus, I embrace the fading refinement and delicacy. People who wear perfume, put on makeup, dress stylishly, and get recommendations for sake that pairs well with grilled eel from wonderful men and women—you dislike them because you can't talk to them, right?

So you start by rejecting perfume outright, then move on to beautiful fountain pens, rings, earrings, brooches—denying them all and framing them as some strange crime, right?

You don't hesitate to insist that master craftsmen's top-tier work is merely “handmade,” a term implying hobbyist, non-professional effort, do you?

If someone really did show up drenched in perfume from head to toe, wouldn't they just need medical help? Why does everyone else's scent become “all stinky” just because you notice it?

Don't you need medical help too?

I've kept quiet even when products you thought were considerate and safe made me feel sick and unwell.

Why don't you do as I do? When you catch a whiff, move to another car immediately with a blank expression. If you're on the street or in a station, breathe through your mouth and walk quickly until you're far enough away that the unpleasant scent fades.

Don't tell me you didn't know this one trick, even though scents have been making you sick for so long.

Let's both quietly maintain our own health without disrupting the beauty of the world—where others enjoy scents, or say things like, “So-and-so's mom is such a great cook!” or “I love the smell of So-and-so's house too!”

From Enamel.

 

 
 
 
20251014 01:24 revised the text. 
20251014 11:44 I revised the document and added the longest addendum in this blog's history.
 
 
 
 
 
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2025/09/07

庭を歩く

 

 
 
日曜日なので、穏やかな内容を書いています。
 
朝晩は次第に秋らしくなって来ました。
写真は、お気に入りの魚のタイル。
今はここが定位置です。
ザルはメイクをしている時に出る、コットンやペーパーの屑を一時的に入れるのに使っています。
食材を入れる時は、ドーバーパストリーゼで消毒後、洗って使用するつもりですが、滅多にありません。
 

こちらはストール。もう何年も前に確かフェリシモで購入したもの。
この白とグレーの組み合わせが都会的で、ナチュラル過ぎなくて好きです。 
ナチュラルやオーガニック、ヘルシーというのは私も好きな要素ですが、あまりにも毎週日曜日に藁で編んだトートから無農薬野菜を覗かせて、絶対にウーバーはやりません。コンビニは嫌いです。という雰囲気になると、もうミドル世代というよりハイミドルに片足を突っ込んでいるので、「・・・お家では蕎麦は二八で打たれますか? 」と無駄に格好良くなってしまうので、気をつけています。
 
今年は観測史上初の猛暑だったそうですね。
私は4月末からずっと熱中症でした。
それでベランダに出る時はアイスノンの小さいのを4つ、ストールの中に並べ、首の後ろに当たるようにした上に、つば広の帽子が必須でした。
 
 Temu ソーラーパワー自動噴水
 
ご近所で静かな話題になっていると思いたい、自慢の噴水です。
直射日光が当たると通常通りに水を吹き出し、薄曇りはチョロチョロと途切れたり低く出たりします。
心配した階下への水跳ねも影響無く、居住空間に美術館の要素が欲しかった私達の心を満足させてくれています。
 
ソーラー式の噴水を入れている、バードバスの縁に止まって噴水を見守ってくれているのが、金属製の青い鳥です。
青い鳥といえばチルチルとミチルでお馴染みの、この世界には青い鳥なんて居ないのだよ。と切ない気持ちが込み上げる美しい真実を語る童話ですが、実は世界中に青い鳥があれこれ生息していることは、みなさんご存知でしたか?
世界の鳥を調べていてその事実を知り、
「青い鳥いっぱい居るんだけど!」
と本当に驚きました。 


素敵な名前を持つ庭で揺れている、酢漿(かたばみ)です。
奥の小さな蕾から黄色い花を咲かせます。
午後の陽射しの下、地面に落ちた太陽の小さな破片のように、クラシックなハートを描く葉の上に、油絵の具の楕円を1滴・2滴さらに筆入れします。
酢漿(かたばみ)は素敵な名前を持つ庭に来訪する、言葉を持たない静かな友人達が一番好きな植物です。
 
 
こちらは今年お盆前に購入して1度失敗し、何とか植えるのに成功したクローバー‘ティント ルージュ’です。
葉にダークレッドの縞が入っていて洒落てるので購入しました。
ティントシリーズの名で、変わり種の苗が最近出回っているようです。
下はティント・ルージュ部分を拡大したものです。
 

 

こちらは、オレガノ・ヘレンハウゼン。
きっとドイツから来たんだと思いますが、ダークレッドの縦長の花を立ち上げます。
葉もコロンとして渋くて素敵です。
 
素敵な名前を持つ庭に、少しシックな感じを加えたくて、ダークレッドや黒い色を持つ植物を今年迎え入れました。
 

そして、こちらがバラのザ・プリンスです。
やはりダークレッドの花を咲かせます。
この薔薇を素敵な名前を持つ庭の中心に据えたかったんです。
ザ・プリンスは、現在では流通の取り扱いが無いんだそうです。
 
私は、剣弁高芯咲き(けんべんこうしんざき)と呼ばれる先の尖った薔薇より、椿を思わせる咲き方をする薔薇が好きで、こちらはイングリッシュ・ローズと呼ばれる品種の括りに入ります。
また、フランスやドイツからやって来た薔薇が好きみたいで、持っていないけれど「ラ・マリエ」というウエーブが美しい薔薇が好きです。
 
モダン・ローズという種類は、昔、日本でも流行していたようです。
インターネットの薔薇談義で、家を相続したら、庭の外れに今まで気付かなかった薔薇があり、調べると、モダン・ローズの品種だった。という、秘密が未来で花開くエピソードを拝読しました。
何とも美しい過去からのギフトエピソードで、これを書きながらも今だに胸が躍ります。
 
素敵な名前を持つ庭をシックにしようと思った理由は、やはり美術館のような静寂の中で、気持ちが穏やかに留まる(とどまる)暮らしに移りたかったからです。
 
冒険の無い毎日なんて、チョコレートが乗っていないケーキのようなものよ! と思われるかもしれませんが。
私は、詰まらない繰り返しとしか思われていない生活の中で、部屋と素敵な名前を持つ庭で主に過ごしながら、実はとんだ大冒険からささやかな人生の浪漫に触れたり、風吹き渡る冷えた朝の中で、秋の始まりを予告する普段の言葉に耳を傾けています。
 
見知らぬ鮮やかの連続が、ただ毎日だ。と、私も感じています。
 
それでは、素敵な日曜日をお過ごし下さい。 
 
 
 
20250907 15:14 文章を直しました。
20250907 18:13 文章を直しました。
 
 
 
 
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2025/08/31

「北京で蝶が羽ばたけば、ブラジルで台風が起こる」

 

ソーラーパワー自動噴水 屋外用 1325円

日曜日なので、穏やかな内容を書いています。
 
素敵な名前を持つ庭に、小さな噴水を置きました。
Temuに「ソーラーパワー自動噴水」が売っていて、置くだけらしいので半信半疑で購入したら、工事をせずに私の小さな庭にも噴水を作ることが出来ました。
774円のもあります。
 
写真のようにソーラー電池式で、この盤の裏に小さな電気式のポンプが付いています。
それを水を入れた器の中に浮かべ、後は陽射しが出てくると噴水が始まります。明るい曇り空だと水の反応は小さかったり途切れ途切れになります。
 
なのでベランダに小さな庭を持つ方は、思う通りに噴水を作れます。
水の勢いは、ノズル(水の出口)が6種類あるので、小さいタイプを付けるとある程度抑えられます。
 
私は水を入れた鉄製の器に同じくアイアンのお洒落な高さ30㎝の籠を沈め、そのお洒落籠の中にソーラー噴水盤を入れました。 
すると噴水が30㎝上の籠の天井に当たり、噴水が大きくなり過ぎずに美しい水の動きを楽しめます。
 
屋外設置用なので、ノイズは街の音に紛れて聞こえません。
また水音も立ちません。
音が気になる方はテストしてみて下さい、としか言えませんが、ソーラー式ですので、日中だけ噴水を楽しむ為のソーラー自動噴水機なので、陽が無くなれば止まります。
 
水を溜めた中に噴水盤を浮かべ、水を循環させて噴水にするので、水辺を好む小さな虫などは生息出来ません。
水は夏ですと蒸発したり、ある程度、水しぶきが器の外に散るので、1日1回小さな森や小さな林に水をやるついでに、器にもジョウロで水を足すだけです。
 
噴水が、水道管工事をせずに、ただ器に水を入れソーラー自動噴水盤を浮かべるだけで、自分のベランダに置けます。
もちろんお庭にも設置可能です。屋外用ですので。
 
今日は私はTemuの外商です。
 
それでですね。このソーラー自動噴水は横の全長が16㎝です。
なので、16㎝より大きい幅でご飯茶碗(コーヒーカップ)の深さの器を用意すれば、噴水の為の環境が用意出来ます。
この頃Temuは、日本だと1週間以内に届くので、やはりソーラー自動噴水を実際に見てから、噴水を浮かべる入れ物を探した方が失敗しません。 
 
私はバードバスの自立型を購入しています。
バードバスとは小鳥の水浴び場所を庭に作る入れ物です。
日本のベランダや庭だと色々と衛生管理や掃除、ご近所との兼ね合いが大変ですので、それぞれ皆さんのお住まいの環境に合わせて取り入れるかどうかを決めてくださいね。
 
ご自身が神経質になってしまう場合は、小鳥が水を浴びた後のお水をマスクやゴム手袋で扱い続ける余裕が、今の暮らしにあるかどうかで考えると、皆さんの心配が減ると思います。
 
バードバス自体は、屋外の芝生や土の地面に刺して自立できるタイプが多いので、私は地面に刺さずに置ける足が付いているタイプを選び、素敵な名前を持つ庭に置きました。
風の強い日に気にするだけで済みますから。
ビオラを植えたり、寄せ植えをする鉄製のお洒落バケツやお洒落タライに水を張ってソーラー自動噴水を浮かべても、ベランダや小さなお庭の噴水に簡単ですよね。 
 
デザインが気に入ってるのに、刺すタイプしかない場合は、大きくて深さのある入れ物に土を入れて刺すと、コンクリートのベランダでも使えるので、そう神経質にならなくても良いと思います。

水に浸ける小さなポンプと噴水を出すノズルに、細かい埃(ほこり)や塵(ちり)が詰まった場合用に、パーツを外して掃除するやり方が説明書にあります。
パーツを水で洗って、目詰まりを取ったりするだけではないでしょうか?
ソーラー自動噴水本体はプラスティック制なので、気軽に触れます。
 
この頃すっかりTemuです。
インテリアやガーデンデザインや小さな庭を作るときに、何故この種類のデザインしか無いのかしら?
と私はよく思っていました。
Temuはデザインの種類がとても多いんです。
 
TemuもSHEINも海外に本社があり、世界中に向けて販売をしているので、庭やインテリア、キッチン道具への情報量が大きいんでしょうね。
なので、ああいうのあったらな・・・。が本当に有ります。
これはかなり大きいです。
私はシノワズリな感じや、どこか美術館風の冷んやりとした静的な景観を好むので、とても助かっています。
あと、あれどうして無くなったのかな? というような、美しくて置いてあるだけで、自分の普段の心をいつも自分の好きな状態に保つ物が沢山あります。
 
ルーペ
 
こちらもTemuですが、老眼鏡をかけ直すまでもない読書や、小さすぎて目の良い人でも読みにくい説明書を、片手で持って読む速度に合わせて空を滑らせるだけで、困らなくなる道具です。
この様な美しい道具は、今でも残ってはいます。
でも、いつの間にかデザイン性が失われ、外出時にいつもの眼鏡を掛けたまま、文庫本を開き、胸ポケットから出して使うだけの美しい動作が、日本国内から消えつつあります。
こういう物が、TemuやSHEINに沢山残っています。
 
元々このような美術品の良さを残したルーペの存在を知っていれば、お住まいの街や町の取り扱い店・工場(こうば)を探せますが、知らなければ永遠に巡り会いません。
 
私の世代は、格好良さも含む言葉に、”可愛い(kawaii)”を使い始めた最初の世代です。
この「格好良い」という言葉は、「COOL」という言葉が指す何もかもが入っています。
 
「COOL」は「格好良い」です。
このCOOL(格好良い)には、お洒落が全部含まれています。
だからお洒落をすること、洒落た物を持つことが、格好良く見えるのは、自然な反応なんです。
決してルッキズムでは無いんですね。
 
「COOL」は、「素敵」「いいね」「それ可愛いね」「わあ」「気持ちが華やぎますね」「気が和らぎ(やわらぎ)ますしね」「シックですね」「品があるよね」「知的」「ギークな感じ」という沢山の日本語で表現されています。
 
"GIN & IT"のITも「COOL」・最高のもの、の事です。
 
「COOL」は、Butterfly Effect(今日のタイトルを参照)なんだと、私は思います。
 
それでは、素敵な日曜日をお過ごしください。 


 


 




20250831 13:26 文章を直しました。
20250901 15:13 文章を直しました。
 

 
 
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