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或る夕方 美しいビル |
っていうのがあったんですよ。
今もあるんですけれど。
私はみなさんご存知の通り、松田聖子さんのファンです。
でもですね、中森明菜さんのことも好きなんです。
やっぱり私の場合は、聖子さんが基軸にあってアルバムも聴いていて、という感じで、明菜さんは、デビューから中期のユニバーサルミュージックジャパン期の楽曲が好きです。
だから、明菜派、聖子派で対立とか、幼少の女子のグループ内で勃発してたりとかあって、迷惑してたんですよ。
まあまあ大きくなって、音楽を聴く機会も増えてという若者だった頃も、松田聖子さんや中森明菜さんの話になると、
必ず「俺、聖子派」「俺、明菜派」「私絶対、明菜ーっ!」「いや、絶対聖子派ーっ!」
というですね、そういうのがあるんです。
それは大体、楽しい会話の範囲で話しているんですけれど、
私はどっちかひとつじゃないコウモリですから、
そういう話になった時、いっつも、うーん、と苦笑いのあいづちを打ってました。
まあ、それだけものすごいポップスターが出てきてた時期だったんです。
私は明菜さんの曲では、北ウイングがとても好きで、スローモーションも好きです。
少女Aは、初聴きの時、路線変更しちゃったんだ? とちょっとびっくりしたんですけれど、それですっごい売れたから、しばらくその感じの曲が続いて、その後出たサザン・ウインドもすごく好きです。
この時の楽曲の無国籍感のある、誰でもない、中森明菜さん「のような女性」が楽曲のイメージである、という歌の世界観がとても好きでした。
それが中森明菜というディーバの、誰にも歩けない、明菜さんしか進めない、進むことを許されない道を創っていったんだと思います。
その頃から、私の周囲にいた女子達も、北ウイングいいよね!中森明菜いいよね!と目を輝かせていたんですよね。
あ、女の子の支持が出たんだな。
それができるのは松田聖子だけじゃなかったんだと。
もしかして、いま大変なことが起こっているんじゃないだろうか?
制服姿の私は、わけもなくドキドキしたのを覚えています。
すごくゴージャスで、大人でも少女でもない、中森明菜の歌という物語の中で、主人公の女性。
時に果敢に、時に愛に怯え、時には愛を謳歌し、恋を失い、再び立ち上がる。
誰にも言葉で捉えられない、女性の奥底にあるたくさんの気持ち、想いが、美しい主人公となって、明菜さんの唄う楽曲の中で確かに生きている。
そんな奇跡が、ちょうど大人の世界を見つめ始める女の子達の心に強く響いていたのではないでしょうか。
私見ながら。
松田聖子は、永遠へと続く一瞬の感性を表現してみせた。
中森明菜は、情念の中の機微を表現してみせた。
私は、そう、いまはとらえています。
どちらも、並大抵のことではないですし、ただの表現力、歌唱力では、なし得ないことです。
大変な人たちがいた。
そういう時期だったんでしょうね。
ちなみに明菜さんは、聖子さんや山口百恵さんに憧れて、歌手を志望されたそうです。
明菜派、聖子派という派閥が普通にあるほどの2大スーパースターだったので、2人は険悪な仲だのなんだの、まことしやかなデマがまかり通っていたんですが。
明菜さんがある時、私は聖子さんのファンです、と、聖子さんの楽曲「瑠璃色の地球」をカバーされたことがありました。
私のような、そんなはずねーだろ派は「でーすーよーねー!」と膝を打って喜んだものです。
これは私の勝手な想像ですけれど。
明菜さんは、きっとそういう火花バチバチっていうのが嫌だったんだと思うんですよね。
そんなわかりやすい構図なんか作らなくっても、聖子さんは聖子さんでものすごいスーパースターだし、明菜さんご自身も、いま自分の前には誰もいない。そういう道を走っているんだ。という自覚はあったと思うんです。
比べようがないんですよね。
全然、違う方向で、2人は唄の道を極めていってましたよ。
私が覚えている聖子派、明菜派にまつわる話はこんな感じです。
それでは、明日は日曜日ですので、昼1時と夜7時に、またお会いしましょう。
Japanese Summer Maniac Pops
ー 睡蓮の開く音がする月夜 第2夜 ー
赤い靴のバレリーナ / 松田聖子 (seiko matsuda)
アルバム ユートピア 収録
松田聖子に関して、かいつまんだ情報を書くと、日本のトップアイドルからトップスターになった、日本のポップスターです。
日本にもポップスターはたくさんいるんですけれど、山口百恵というポップスターが綺羅星の如く現れ、伝説となったあまりにも短い活動の後、惜しまれながら結婚と共に引退し、その後、まるで約束されていたかのように、世に現れたのが松田聖子でした。
詳しくはWikipediaをご覧ください。
ウィキペディア 松田聖子
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%BE%E7%94%B0%E8%81%96%E5%AD%90
アルバム「ユートピア」
松田聖子は、ありとあらゆる当時のトップアイドルの常識をくつがえし、快進撃を続けていたのですけれど。
彼女のアイドル活動期の特色として、当時の国内の実力派ミュージシャンたちが、松田聖子というアイドルのアルバムに多数参加していた、というものがあります。
なので、楽曲的に、日本の歌謡曲としての良さを追求していたごく初期のアルバムと、
その後の名曲揃いのアルバムは、クレジットにある通り、
はっぴいえんどの松本隆がほとんどの作詞を担当し、
同じくはっぴいえんど、のちに「A LONG VACATION」を発表する大滝詠一、
同じくはっぴいえんど、そしてのちにYMOの細野晴臣、
松任谷正隆、松任谷由美の別名義である「呉田軽穂」、
甲斐バンドの甲斐祥弘、
チューリップの財津和夫、来生たかお、などなど、
そうそうたるメンバーが作家陣に加わり、
その楽曲の多くを、
名編曲家である大村雅朗が担当していたという、
ただの一過性に消費されるアルバムでは、決してありませんでした。
私見ながら、この時期、すでにトップアイドルであり、ポップスターであった松田聖子に課せられてた音楽的役割は、
「かわいくて誰もが眩しく思う、主人公の女の子の気持ちを歌う」
から、
「どこかにきっといる、聴いたものがみな、心に思い浮かべることができる」、
「誰かにとって、とても大切な女性の気持ちを歌う」
に、切り替わっていった頃だったと思います。
松田聖子の夏の名曲は、この名盤「ユートピア」に同じく収録されている、以前、当ブログでも紹介した「マイアミ午前5時」を私はまず第一に挙げますが。
ポップスとして非常に巧みで、強い支持を受けるのは、おそらく「渚のバルコニー」でしょう。
この楽曲で、彼女はヘアスタイルだけではなく、ファッションリーダーにまでなるきっかけとなった名曲ですので、このセレクトでまず間違いないと思います。
ですが、今回はManiacという区分けをしていますので、あまりメジャーのくくりでは光が当たっていない、名曲「赤い靴のバレリーナ」を私は挙げます。
聴いていただければお分かりの通り、ギターと鍵盤の旋律が美しいスロウな楽曲で、作詞は当然、「松本隆」(Takashi Matsumoto) 、作曲 「甲斐よしひろ」(Yoshihiro Kai)、編曲 「大村雅朗」(Masaaki Omura)が楽曲制作をしています。
この曲に出てくる主人公は、普段は少しおとなしい、あまり活発な「私」ではありません。
そして、とても繊細な気持ちと気分を持ちながら、人生というもので、花の季節が短いことをはっきり自覚している、現実の苦さも知っている主人公です。
その「私」は、冒頭の歌詞で、こう心のうちを明かします。
「前髪1㎜ 切りすぎた午後
あなたに逢うのが ちょっぴり こわい
一番 綺麗な時の私を
あなたの心に 焼きつけたいから」
(赤い靴のバレリーナ / 松田聖子 より)
つまり、みなさんよくご存知の通り、前髪が1㎜ 違うだけで、自分の顔の印象が変わってしまうことを、この主人公もよくわかっているんですね。
そして、”一番 綺麗な時の私”を見てもらいたいし、覚えておいて欲しいと続けます。
私が一番綺麗なのは、いまのこの時期だけなのだ、という寂しいことを思ったり、それはちょっと自惚だったり、相手との恋愛が自分を美しくしてくれたことを知っている、少しの自信でもある気持ちを打ち明けます。
いきなり冒頭の歌詞でこれです!
みなさん、これが松田聖子です!
これが、松本隆です!
続けます。
「明るくなったね 人に言われて
誰かのせいよと 謎めきたいの」
(赤い靴のバレリーナ / 松田聖子 より)
からわかる通り、この「私」は、恋愛で変わったんですね。
そして楽曲の最後まで貫かれる繊細さは、「私」が、非常に「ものおもい」の時間を持っている、心の中の方が雄弁な人物であることを表現しています。
そして、この「私」の相手はどんな人物かというと、
2番の歌詞にある
「海から あなたに電話をかけて
いますぐ来てよ、と わがまま言おう
車を飛ばして 来てくれるかな
それとも やさしく 叱られるかしら」
(赤い靴のバレリーナ / 松田聖子 より)
という、
「私」の繊細さを受け止めてくれる、優しい気持ちをもつ、大人の、恋愛的にも成熟した男性だと想像できます。
「赤い靴のバレリーナ」という曲の中で、ときめきもあり、輝きもあるけれど、2人の関係が地に足のついたものであることも示唆されていると、私は解釈しています。
さて、この、かわいらしいわがままを「私」は実行したんでしょうか。
それは、
「見知らぬ電車で 見知らぬ海へ
見知らぬ駅まで 切符を買ったわ」
(赤い靴のバレリーナ / 松田聖子 より)
とだけ、描かれており、その結末はリスナーにゆだねられています。
私は、「赤い靴のバレリーナ」を初めて聴いた時から、同じ結末を想像しているのですが。
それは、夏の繊細さのひと幕を、この楽曲で表現してみせた、名アーティスト達に敬意を表し、
あえて、言葉にしないでおこうと思います。
それではまた、日本時間の明日の夜7時に、お会いしましょう。
タイトル副題 河出文庫 少年アリス 長野まゆみ(Mayumi Nagano) より、冒頭第1節を引用
↓ワンクリックしていただけると、はげみになります:)
レモネードって身近な飲み物ですか?
私にとっては、普段、あまり身近なものではありません。
そもそもレモンをそんなに買わないので。
ただ、梅雨のいまの時期には、すごく飲んでいます。
理由は、雑誌名は忘れちゃったんですけど。
以前、読んだ雑誌の初夏の特集号に、
「夏を迎え撃つ体を作る」
とかなんとかいうコピーとともに、要は梅雨の時期に夏の酷暑に向けての体力を作る、食事や飲み物を積極的にとりましょう、という特集があったんです。
覚えているのは、レモネードを作って飲むことだけなので、記憶に従って、梅雨も半ばに差し掛かると、せっせとレモネードを作って飲むか、レモン水を作って飲んでいます。
いまのところ、それで劇的に夏に動き回れたよ!という体感はないんですが、やっぱり調子はあがるんですね。
身体の芯の部分のダルさや疲れが、取れている体感があります。
栄養素的なことを言えば、クエン酸の効果なんでしょうけど、この梅雨時期特有の医者に行くまでではない、身体の不調には、けっこう効いていると思います。
1番いいのはレモンを買ってきて、絞って果汁を希釈して飲むことなんでしょうけど、レモンって、正直、ちょっとしか使えるところがなくて、後でレモンピールをマーマーレードに使おうと思うなら無農薬限定になって、さらに買うときのハードルが上がるので、なかなか私にとっては難しい果物ではあります。(レモンって果物でいいんだろうか・・・?)
そこに登場するのが、ポッカレモンです。
コンビニでもスーパーでも取り扱いのある、あのレモンの形をした黄色い小さなプラスチック製のボトルのアレ。
濃縮還元果汁100%が入ってるんですけれど。
アレを買ってきて、水で薄めて、中にハチミツを入れてしまえば、あっという間にレモネードが完成します。
レモン水の場合は、もっと簡単で、グラスに水を入れて、その中にポッカレモンを好きなだけ入れて混ぜて飲む!だけでオッケーなので、手軽に、レモネード、レモン水を作っちゃあ、飲んでいます。
梅雨時期限定ですが、けっこうガブガブ飲むので、黄色いプラスチック製の小さなボトルだとすぐ無くなっちゃうんですね。
それで私はスーパーでポッカレモン100の450ml瓶を買ってきて、よく使ってます。
(開封後は要冷蔵で、1・2週間で使い切るようにしています)
もしお近くのスーパー・コンビニで取り扱いがない場合は、アマゾンでも売ってますので、レモネード作ろうかな、という方は、そちらをご覧になって検討してみてくださいね。
他に夏を迎え撃つ食べ物って、私の場合はなんだろう?と考えると、やっぱり旬の野菜と果物、あと豚肉なんですよね。
経験則で言ってるんで、科学的にはわからないんですが、そういうものを疲れている時に食べると、体調が整う感じです。
特に、ミョウガ、生姜、オクラ、なす、桃、マンゴー、スイカ、キウイなんかは、食べたあと体がすっきりしていますね。
いま気になって、「薬膳・漢方食材&食べ合わせ手帖」←なぜそんな本を持ってるんだよ
を見たら、わりと養生食品でもあるので、あながち気のせいではないと思っています。
いきなり全部やろうとすると疲れてしまうので、ちょっと体調がすっきりしないな、という方、もしいらっしゃいましたら、レモネードとレモン水、良かったら試してみてくださいね。
表題曲は松田聖子で「レモネードの夏」
アルバム「Pineapple」に収録されています。
これシングル「渚のバルコニー」のカップリング曲だったんですけど、同曲に引き続き、作詞 松本 隆 作曲 呉田 軽穂(松任谷由美) となっています。
この頃の曲って、わりと避暑地を舞台にしたラブソングが結構あるんですが、その頃大人だった人達は、夏になると避暑地に行くのが当たり前の風潮だったんでしょうか?
いまは夏だからといって、涼しい街に1週間2週間滞在したりは、あんまりしないですよね。
これも、失われた街の文化なんでしょうか。
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