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うっかりカツカツやって来て、うっかり居ない。( By O.)
 
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2025/01/22

🌈🦋 蒼いスイートピー・デニムとMessage from エナメル


 

スイートピー・デニム

やっとインフルエンザも治り、人に感染する期間から抜け、息抜きに街を歩いていたら地下街の花屋さんにこちらの花が並んでいて、「デニム」という名前だと紹介がありました。
 
ジーンズのことですので、なんとまあ!とうっとりしていたのですが、その日は買いそびれたのをあらためて探すと、なんとそちらの店舗でやっていた「スイートピーフェア」が終わり、デニムがもう店頭に無いそうなんです。
それであちこち電話を掛けて探して、産地のデパートに掛けてみては?と教えていただき、掛けるとちゃんとありまして、本日代引きで届きました。
 
こんな素敵なラッピングまでして下さって、リボンもデニムの名にふさわしく垢抜けたものがあしらわれていて嬉しくて、もう一つは好きなお店にプレゼントしてきました。
 
デニムは世代によっては、ジーパンと呼ばれたりジーンズと呼ばれたりして、職業を誇るトレードマークだったり、ジェームス・ディーンのスタイルを自分もこれが僕達のスタイルだと表現したり、自由の象徴だったり、新しくやって来た人々、青年、カジュアル、反抗、しなやかさ、様々な精神性を物語る、非常に重要なウエアですよね。
 
蒼いスイートピー・デニムは、岡山の名産で、こちらは染めてある花ではありますが、このようにカジュアルさと風が吹き抜ける心を見事に現してみせた所に、このデニムを手がけた方々の熱意とジーンズが名産の岡山のシンボルとして蒼いスイートピーをデニムと謳う、その情熱に強い知性を感じます。
 
結局、岡山市の駅前にあるデパート、高島屋さんに電話して生花店に繋いで頂き、私の住む街まで送っていただきました。
店員さんが快く応じて下さり、気転と丁寧さに頭が下がります。
距離や気温の問題もありますが、前日の午後にお願いして私の住む街までは、翌日の午前中に届きました。
カジュアルな花束にして頂き、それを2つ注文して全部で4180円でしたよ。
 
出荷期間内が”4月の雨に降られて”いる時期まであるといいのですが・・・。 
大切に生けて、また購入したいと思います。
 
以下は、私が発信する、生まれて初めて?のビッグスターへのメッセージです。
 
中居くんへ
 
中居くん、何が起こっているか訳が分からないだろうけれど、対岸から見ている私としても、やっぱり何が起こっているのかさっぱり分かりません。
 
私は、中居くんがオフィシャルサイトで今回の、中居くんのどこが悪いのかさっぱり分からない話に対して、事実を適切に説明して、中居くんという人間の誠実さからお相手への気遣いを示したコメントを、pdfファイルで配信した事は、とてもスマートで誠実で冷静な判断だったと思っています。
 
中居くんがコメントを出したことでその後大騒ぎになっても、全員が自分のパソコンやスマートフォンにあるpdfファイルをまた開いて、中居くんが発信したコメントを読めば、中居くんが言っていることは何も間違っていないし、そもそも騒ぐことでも無いし、
暴力は無かったと断言しているし、
代理人同士を立てての示談となり解決済みである。
示談の内容から中居くんが今後の芸能活動を続けられると、法的に判断されている。保証されている。
としていることで、なんら大スキャンダル的なことは何ひとつ無かったのだ、と、社会生活や日常生活を送っている人間なら全員理解できるからです。
 
余所の方の言葉ですが、「1次情報(大元の情報)をまず、確認する」というのは、非常に大切ですね。
 
それだけちゃんとしても連日大騒ぎらしいですが、フジテレビから広告がほとんど引き上げられているのは、中居くんの、起きてもいない大醜聞が原因では無く、各スポンサー企業からフジテレビ単体への、抗議の表現だと、私は思っています。
 
なので、決してご自身を責めないで下さいね。
 
それとね、中居くん。
こんなスーパースターをつかまえて、ただの素人の私が言うのも変だけど。
 
まだこの変な騒ぎが続くようなら、中居くん、もうこっちにおいでよ。
ウチで良かったらさ、中居くんには狭いし普通の部屋だけど、いつでも用意出来るしパートナーのオッケーも取れてるし。
 
こっち来てさ、ウチで好きに過ごしながらさ、世界に打って出るかとか、他の仕事しながら芸能界が落ち着くの待ったりしなよ。
 
そしてさ、ウチあまりに普通にリッチじゃなくて恥ずかしいけど、中居くんさ、私達の副業とかの知恵とかアイデア出してよ。もうこっちで中居くんの色々な活動やんなよ。
 
私、これ本気で書いてるからね。
 
こっちは東京に比べたら田舎だけど、パルコもあるしさ、けやき通りもあるし、足りない物はAmazonとか楽天とかあるからさ、それでなんとかなるからね。
 
いつでも身ひとつでおいでね。(常備薬は持ってきてね)
とりあえず、嫌いな食べ物とアレルギーある食事や物質と、中居くんの煙草の銘柄教えてね。
追記:あと中居くんって何が好物なの? 練習するからメニュー教えてね。大体のモノは作れると思うよ。
 
醤油ラーメンもちゃんとあるから大丈夫だよ。
 
初対面だけど、私、本気でその気持ちでいるし、家族も同じ気持ちだからね。
 
よかったら、メールくれたら良いし迎えにいくし。
その人の来たことあるお店に私も顔出してるからさ、分かるようにしておいてよ。
 
ほんと、中居くん身ひとつでさ、こっちおいでよ。
 
そんなバカバカしい、訳のわかんないことに付き合う必要まったく無いからね。
とりあえず今もさ、テレビとかラジオとか消して、本読んだり、映画観たりしてなよ。
運動は室内でして、ちゃんと眠って食事摂ってね。
 
私達と同じ気持ちの人、すっごいたくさんいるから、全然大丈夫だからね! 
連絡、待ってるからね。

20250122 02:46 エナメル
 
20250122 03:31 追記を加えました。内容はまったく変えていません。
 
20250122 19:40 誤字を直し、分かりにくい所を改行しなおしました。
 
 
 
 
 
 
 






 
 


 




2024/09/13

NewJeansのゲリラライブについて思うこと・本日の雑感(不定期)

 

或る夕方 美しいビル

 
久しぶりにK-POPの話題です。
本日の雑感らしく、らっと書く文章でやります。
 
NewJeansのプロデューサー、ミン・ヒジン氏とHYBEが今年に入ってずっともめていますね。
私は何が起こっているのだろうと、定期的に日本に入ってくるニュースを拝読しているのですが、結局何が起こっているのかよくわからないまま、事の推移をただ見ています。
 
そして先日9月11日に NewJeansのメンバーがゲリラライブを行い、自分達が言える範囲でこちら側の視点から、何が起こっていたのか、NewJeansのメンバーとNewJeansとしてのグループの思っていることを語った後、HYBEにミン・ヒジン氏を元のポストに戻して欲しい。ADORを元のメンツに戻して欲しい。
自分達はそこで今まで通りの立場で、NewJeansとしてうまくやっていくので、9月25日までにやって欲しい旨の意思を示しました。
 
私がそのことを知ったのは12日の夜で、驚くというより、それまでもNewJeansはミン・ヒジン氏への解任について裁判所に嘆願書を提出したり、ずっとミン・ヒジン氏を支持する立場を明確にしてきましたので、やっと自身の肉声で立場を明確にしたのだと思いましたし、どんどん状況が動いていく中、2024年の9月12日現在のNewJeansとして一番最新の意思を提示したのだと、とてもいいやり方だと思いました。
 
年若いNewJeans達を心配する声もいくつか見られ、巻き込まれているとする見方もあるようですね。
私は、NewJeansも当事者ですので、巻き込まれているという見方とは違う視点を持っています。
 
またこれは少し整理しながら思った事なんですけど。
 
どうもNewJeansをどこまでチームとして区切るか、で、世界中のNewJeansファン(バニーズ)の中でも、NewJeansの捉え方に差があるのではないか、と思っています。
 
NewJeansってメンバーだけがNewJeansだ。
とする考え方と、
 NewJeansはミン・ヒジン氏や主要スタッフを含めてNewJeansである。
とする 考え方がある。
というのが、私がいま一連の流れを捉えるときの見当です。
 
私個人は後者の、「NewJeansはミン・ヒジン氏や主要スタッフを含めてNewJeansである。」という捉え方です。
 
おそらく、NewJeansはミン氏がプロデュースしていただけであって、NewJeans単体として、プロデューサーが変わっても、他に動きようも活動への指針を変えようもある。
という考え方が、この一連の話のNewJeans側と外からの見方、そしてバニーズ内、外からのリスナー(私です)からのNewJeansの捉え方のズレ、ではないでしょうか。
 
そして再三、NewJeansはミン氏を守る対応を続けているんですけど。
 
そこから見て取れるように、NewJeansというのは最初から「チームNewJeans」であり、その骨格にメンバー達がいて、ミン氏とともにNewJeansをやっていく価値観を持っているのではないでしょうか。
 
それとミン・ヒジン氏についてすごくラベリングが横行しているようですので、一応、書いておきますが。
 
ミン・ヒジン氏はSMTOWNで長期に渡り、アイドルをプロデュースする仕事に就いており、そのビジネス手腕と彼女にしか生み出せないアーティスティックな表現が認められ、主要ポストで仕事をし続けてきた人なんですね。
 
なので、よくある、アーティスティックな天才が、わがまま放題を許されてきた人で、世間知らずで社会的な会話(ビジネス的な)ができない機能不全を持っている。というラベリングは当てはまりません。
 
現在、こちらに入ってくる報道を見る限り、韓国社会は女性の活躍が当たり前となっていますが、おそらくミン・ヒジン氏が活動を始めた初期は、まだまだ女性の社会進出が今ほど当たり前で無かった時期です。
当時から、大きな企業で結果を出し、プロデューサーとして内外に名が轟くまでになった氏が、企業内、社会的に感情的で世間知らずなワケが無いんですよね。
 
だから、こういったラベリングの横行をミン・ヒジン氏がどう見ているのか、NewJeansがどう見つめているのか、を私は考えています。
 
それとこれはBTSの話題に関わりますが。
今回のライブ配信でNewJeans側が自分達のホームである企業側から攻撃をメンバー個人が受けていた。そしてその対応がホームである企業からなされることはなかった。
と発信している件ですが。
 
それくらい。とか、BTSだって堪えてきたのだから、わがままだ。弱すぎるのではないか。という向きもあるようですが(コメント欄を見ました。)  
それは違うでしょう。
BTSは、外からの攻撃に耐え続けてきた下積み時代を経て、内部に潜む罠にも対応してきたと私は捉えていますし、それはそう間違ってはいません。
対してNewJeansは、いきなりホーム企業内でメンバー個人個人に、他のグループと関わりを持たせないという、「お前達は孤立している。」「お前達のメッセージは誰も受け取らない。」という攻撃を受けていたんです。
 
これは、年齢問わず、非常に怖ろしいやり方ですよね。
 
このBTSを引き合いに出す話法は、誰々は堪えてきたのだから、という話に、ホーム企業内でメンバー個人にまで攻撃が行われていた、というNewJeans側の主張を、巧妙にすり替えようとする意図を感じます。
NewJeansの実年齢を利用した、新しいラベリングですよね。
 
また、NewJeansが売れっ子になってゲームチェンジャーと呼ばれ、K-POP史を整理する上でNewJeans以前・以降と区分けしても良いほど、NewJeansの登場が、K-POP・エンタメへ与えた甚大な影響力、という結論は周知の事実です。
 
そのせいで少し混乱があるようですので、私が記憶しているNewJeansが登場した当時のことを、覚え書きとして記しておきますね。
 
BTSの妹分として売り出されたのは、LE SSERAFIM(ル・セラフィム)です。
 
ミン・ヒジン氏は、病気の為、SMTOWNを退職した後、引く手あまたの中、療養と今後のことをご自身が考えた後、HYBEと契約したんです。
そしてHYBE内で、ミン・ヒジン氏が手がける初のガールズ・グループとしてまだ名前もなかった彼女たちが、LE SSERAFIM(ル・セラフィム)のデビューの後、どちらかというとマニアックなアーティスティックプロデュースからの、K-POPガールズグループへの新しいアプローチとして、NewJeansがドロップされたんです。
 
だから最初、(本当はどうだったかはわかりようもありませんが。)けっこう手弁当な感じだったんですよね。
すごく実験的な販売戦略や、私の理解の範囲で恐縮ですが、ガーリーとされているものへのミン・ヒジン氏の新解釈と、全員が同じ髪型で長い黒髪をしていながらも、全員が個別である。とする不思議なバグのようなイメージを持っていたんです。
 
学校のクラスメイトが、皆、だいたい同じような感じなのに、全員違う人間なことはわかっている。
そんな感じでした。
 
デビュー曲「Attention」のMVをご覧になればお分かりのとおり、90年代のダンスが好きな女の子達を体現していて、とてもストリートの匂いのするセンスが充満していたんですよね。
 
どこかにいるかもしれないけれど、本当はどこにもいない。
本当はどこにもいないとされているけれど、いつもそこにいる。
 
そういった女の子像へのバグであり、ウィルス的な感じだったんだな、と今は整理をつけています。
 
なんだか試行錯誤をくりかえし、ひとつひとつ試し試しやっているような感じでしたよ。
 
なので、この一連の騒動が本当に良く分からないんですよね。
私が言っているのは、この騒動の要因のことです。
 
鳴り物入りでミン・ヒジン氏を迎えて、とても実験的な「今のミンさんがやりたいグループをやってみたらどうだろう? 」と私がうっかり受信してしまうほどの、温情と実力への対等な評価をしたHYBEが、こんなたった数年で、いまやドル箱スターに成長したNewJeansとミン・ヒジン氏を含む「チームNewJeans」に対し、こんなわけのわからない騒動を起こしますかね?
 
実際、問題は起きているんですよね。
なのでリスナーとしては、どういうことかな? といつまでも私の頭に「ハテナマーク」が浮かび続けています。
 
NewJeans達は25日の期限までにHYBEが返答するとは、まったく考えていないと思います。
 
それにゲリラ配信の動画がいくら削除されても、個人がアカウントを持ち、それを再掲することはなんら法律違反でも契約違反でもないことです。
それを敢えてしないでいるというのも、おそらくNewJeansは、自分達は、本来のチームとして活動を続けることが第一義である。と意思表示したんだと思います。 
 
その価値観から考えていくと、今後のチームNewJeansの選択肢の方向性は見えてくるのではないでしょうか。
 
すぐ洗脳とか騙されているとかいうフレーズが出てきますけれど、いい仕事をしたい、最低限の環境を整えてくれ、チームメイト(ミンさんのこと)を戻してくれ、という意思表示をすることは、なんら売れっ子になっていい気になってるのでも、世間知らずでも危ない選択でも無いのではないでしょうか? 
 
そんな風に思いました。
 
来日公演のバニーズキャンプで、松田聖子の「青い珊瑚礁」のカバーに、とても上品で敬意しかないリスペクトと、二番からは自分達NewJeansが体現しているダンスからのアプローチで「青い珊瑚礁」を再解釈してくださり、ファンとして胸が熱くなりました。
とても嬉しくて数日はしゃいでしまいました。
 
誰もが大好きな曲です。
だからすぐにあのリズム拍手と声援が飛びました。
本当にありがとうございました。
聖子ちゃんが皆さんにも愛されていることがわかり、胸が膨らむ想いでした。
 
(無数にいるデビュー当時からのファンの1人より) 

エナメル 拝


以上、NewJeansのゲリラライブについて思うこと・本日の雑感(不定期)、でした。

20240915 13:47 文章をなおしました。内容の変更はしておりません。


 
  
 

2023/08/26

DIVA from JAPAN : Akina Nakamori 〜 2:明菜派と聖子派〜

 

 

っていうのがあったんですよ。

今もあるんですけれど。

 

私はみなさんご存知の通り、松田聖子さんのファンです。

でもですね、中森明菜さんのことも好きなんです。

 

やっぱり私の場合は、聖子さんが基軸にあってアルバムも聴いていて、という感じで、明菜さんは、デビューから中期のユニバーサルミュージックジャパン期の楽曲が好きです。

 

だから、明菜派、聖子派で対立とか、幼少の女子のグループ内で勃発してたりとかあって、迷惑してたんですよ。

 

まあまあ大きくなって、音楽を聴く機会も増えてという若者だった頃も、松田聖子さんや中森明菜さんの話になると、

必ず「俺、聖子派」「俺、明菜派」「私絶対、明菜ーっ!」「いや、絶対聖子派ーっ!」

というですね、そういうのがあるんです。

 

それは大体、楽しい会話の範囲で話しているんですけれど、

私はどっちかひとつじゃないコウモリですから、

そういう話になった時、いっつも、うーん、と苦笑いのあいづちを打ってました。

 

まあ、それだけものすごいポップスターが出てきてた時期だったんです。

 

私は明菜さんの曲では、北ウイングがとても好きで、スローモーションも好きです。

 

少女Aは、初聴きの時、路線変更しちゃったんだ? とちょっとびっくりしたんですけれど、それですっごい売れたから、しばらくその感じの曲が続いて、その後出たサザン・ウンドもすごく好きです。

 

この時の楽曲の無国籍感のある、誰でもない、中森明菜さん「のような女性」が楽曲のイメージである、という歌の世界観がとても好きでした。

 

それが中森明菜というディーバの、誰にも歩けない、明菜さんしか進めない、進むことを許されない道を創っていったんだと思います。

 

その頃から、私の周囲にいた女子達も、北ウイングいいよね!中森明菜いいよね!と目を輝かせていたんですよね。

 

あ、女の子の支持が出たんだな。

それができるのは松田聖子だけじゃなかったんだと。

 

もしかして、いま大変なことが起こっているんじゃないだろうか? 

制服姿の私は、わけもなくドキドキしたのを覚えています。

 

すごくゴージャスで、大人でも少女でもない、中森明菜の歌という物語の中で、主人公の女性。

時に果敢に、時に愛に怯え、時には愛を謳歌し、恋を失い、再び立ち上がる。

 

誰にも言葉で捉えられない、女性の奥底にあるたくさんの気持ち、想いが、美しい主人公となって、明菜さんの唄う楽曲の中で確かに生きている。

 

そんな奇跡が、ちょうど大人の世界を見つめ始める女の子達の心に強く響いていたのではないでしょうか。

 

私見ながら。

松田聖子は、永遠へと続く一瞬の感性を表現してみせた。

中森明菜は、情念の中の機微を表現してみせた。

 

私は、そう、いまはとらえています。

 

どちらも、並大抵のことではないですし、ただの表現力、歌唱力では、なし得ないことです。

 

大変な人たちがいた。

そういう時期だったんでしょうね。

 

ちなみに明菜さんは、聖子さんや山口百恵さんに憧れて、歌手を志望されたそうです。

 

明菜派、聖子派という派閥が普通にあるほどの2大スーパースターだったので、2人は険悪な仲だのなんだの、まことしやかなデマがまかり通っていたんですが。

 

明菜さんがある時、私は聖子さんのファンです、と、聖子さんの楽曲「瑠璃色の地球」をカバーされたことがありました。

私のような、そんなはずねーだろ派は「でーすーよーねー!」と膝を打って喜んだものです。

 

これは私の勝手な想像ですけれど。

 

明菜さんは、きっとそういう火花バチバチっていうのが嫌だったんだと思うんですよね。

 

そんなわかりやすい構図なんか作らなくっても、聖子さんは聖子さんでものすごいスーパースターだし、明菜さんご自身も、いま自分の前には誰もいない。そういう道を走っているんだ。という自覚はあったと思うんです。

比べようがないんですよね。

全然、違う方向で、2人は唄の道を極めていってましたよ。

 

私が覚えている聖子派、明菜派にまつわる話はこんな感じです。

 

それでは、明日は日曜日ですので、昼1時と夜7時に、またお会いしましょう。

 

 

 

2023/07/05

Japanese Summer Maniac Pops ー 睡蓮の開く音がする月夜 第2夜 ー 赤い靴のバレリーナ / 松田聖子 (seiko matsuda)

 

Japanese Summer Maniac Pops

ー 睡蓮の開く音がする月夜  2夜 ー

 

赤い靴のバレリーナ / 松田聖子 (seiko matsuda)

 

 

 

アルバム ユートピア 収録

 

松田聖子に関して、かいつまんだ情報を書くと、日本のトップアイドルからトップスターになった、日本のポップスターです。

 

日本にもポップスターはたくさんいるんですけれど、山口百恵というポップスターが綺羅星の如く現れ、伝説となったあまりにも短い活動の後、惜しまれながら結婚と共に引退し、その後、まるで約束されていたかのように、世に現れたのが松田聖子でした。

 

詳しくはWikipediaをご覧ください。

 

ウィキペディア 松田聖子

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%BE%E7%94%B0%E8%81%96%E5%AD%90

 

アルバム「ユートピア」

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A6%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%94%E3%82%A2_(%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%83%90%E3%83%A0)

 

 

松田聖子は、ありとあらゆる当時のトップアイドルの常識をくつがえし、快進撃を続けていたのですけれど。

 

彼女のアイドル活動期の特色として、当時の国内の実力派ミュージシャンたちが、松田聖子というアイドルのアルバムに多数参加していた、というものがあります。

 

なので、楽曲的に、日本の歌謡曲としての良さを追求していたごく初期のアルバムと、

その後の名曲揃いのアルバムは、クレジットにある通り、

はっぴいえんどの松本隆がほとんどの作詞を担当し、

同じくはっぴいえんど、のちに「A LONG VACATION」を発表する大滝詠一、

同じくはっぴいえんど、そしてのちにYMOの細野晴臣、

松任谷正隆、松任谷由美の別名義である「呉田軽穂」、

甲斐バンドの甲斐祥弘、

チューリップの財津和夫、来生たかお、などなど、

 

そうそうたるメンバーが作家陣に加わり、

その楽曲の多くを、

名編曲家である大村雅朗が担当していたという、

ただの一過性に消費されるアルバムでは、決してありませんでした。

 

私見ながら、この時期、すでにトップアイドルであり、ポップスターであった松田聖子に課せられてた音楽的役割は、

「かわいくて誰もが眩しく思う、主人公の女の子の気持ちを歌う」

から、

「どこかにきっといる、聴いたものがみな、心に思い浮かべることができる」、

「誰かにとって、とても大切な女性の気持ちを歌う」

に、切り替わっていった頃だったと思います。

 

松田聖子の夏の名曲は、この名盤「ユートピア」に同じく収録されている、以前、当ブログでも紹介した「マイアミ午前5時」を私はまず第一に挙げますが。

 

ポップスとして非常に巧みで、強い支持を受けるのは、おそらく「渚のバルコニー」でしょう。

この楽曲で、彼女はヘアスタイルだけではなく、ファッションリーダーにまでなるきっかけとなった名曲ですので、このセレクトでまず間違いないと思います。

 

ですが、今回はManiacという区分けをしていますので、あまりメジャーのくくりでは光が当たっていない、名曲「赤い靴のバレリーナ」を私は挙げます。

 

聴いていただければお分かりの通り、ギターと鍵盤の旋律が美しいスロウな楽曲で、作詞は当然、「松本隆」(Takashi Matsumoto) 、作曲 「甲斐よしひろ」(Yoshihiro Kai)、編曲 「大村雅朗」(Masaaki Omura)が楽曲制作をしています。

 

この曲に出てくる主人公は、普段は少しおとなしい、あまり活発な「私」ではありません。

 

そして、とても繊細な気持ちと気分を持ちながら、人生というもので、花の季節が短いことをはっきり自覚している、現実の苦さも知っている主人公です。

 

その「私」は、冒頭の歌詞で、こう心のうちを明かします。

 

「前髪1㎜ 切りすぎた午後

あなたに逢うのが ちょっぴり こわい

一番 綺麗な時の私を

あなたの心に 焼きつけたいから」

(赤い靴のバレリーナ / 松田聖子 より)

 

つまり、みなさんよくご存知の通り、前髪が1㎜ 違うだけで、自分の顔の印象が変わってしまうことを、この主人公もよくわかっているんですね。

 

そして、”一番 綺麗な時の私”を見てもらいたいし、覚えておいて欲しいと続けます。

私が一番綺麗なのは、いまのこの時期だけなのだ、という寂しいことを思ったり、それはちょっと自惚だったり、相手との恋愛が自分を美しくしてくれたことを知っている、少しの自信でもある気持ちを打ち明けます。

 

いきなり冒頭の歌詞でこれです!

 

みなさん、これが松田聖子です!

これが、松本隆です!

 

続けます。

 

「明るくなったね 人に言われて

誰かのせいよと 謎めきたいの」

(赤い靴のバレリーナ / 松田聖子 より)

 

からわかる通り、この「私」は、恋愛で変わったんですね。

 

そして楽曲の最後まで貫かれる繊細さは、「私」が、非常に「ものおもい」の時間を持っている、心の中の方が雄弁な人物であることを表現しています。

 

そして、この「私」の相手はどんな人物かというと、

2番の歌詞にある

 

「海から あなたに電話をかけて

いますぐ来てよ、と わがまま言おう

車を飛ばして 来てくれるかな

それとも やさしく 叱られるかしら」

(赤い靴のバレリーナ / 松田聖子 より)

 

という、

「私」の繊細さを受け止めてくれる、優しい気持ちをもつ、大人の、恋愛的にも成熟した男性だと想像できます。

 

赤い靴のバレリーナ」という曲の中で、ときめきもあり、輝きもあるけれど、2人の関係が地に足のついたものであることも示唆されていると、私は解釈しています。

 

さて、この、かわいらしいわがままを「私」は実行したんでしょうか。

 

それは、

「見知らぬ電車で 見知らぬ海へ

見知らぬ駅まで 切符を買ったわ」

(赤い靴のバレリーナ / 松田聖子 より)

 

とだけ、描かれており、その結末はリスナーにゆだねられています。

 

私は、「赤い靴のバレリーナ」を初めて聴いた時から、同じ結末を想像しているのですが。

 

それは、夏の繊細さのひと幕を、この楽曲で表現してみせた、名アーティスト達に敬意を表し、

 

あえて、言葉にしないでおこうと思います。

 

 

それではまた、日本時間の明日の夜7時に、お会いしましょう。

 

 

 

タイトル副題 河出文庫 少年アリス 長野まゆみ(Mayumi Nagano) より、冒頭第1節を引用

 

 

 

 ↓ワンクリックしていただけると、はげみになります:)

 


2021/06/14

🌈 レモネードの夏 ー 松田聖子

 


 

レモネードって身近な飲み物ですか?

 

私にとっては、普段、あまり身近なものではありません。

そもそもレモンをそんなに買わないので。

 

ただ、梅雨のいまの時期には、すごく飲んでいます。

 

理由は、雑誌名は忘れちゃったんですけど。

以前、読んだ雑誌の初夏の特集号に、

「夏を迎え撃つ体を作る」

とかなんとかいうコピーとともに、要は梅雨の時期に夏の酷暑に向けての体力を作る、食事や飲み物を積極的にとりましょう、という特集があったんです。

 

覚えているのは、レモネードを作って飲むことだけなので、記憶に従って、梅雨も半ばに差し掛かると、せっせとレモネードを作って飲むか、レモン水を作って飲んでいます。

いまのところ、それで劇的に夏に動き回れたよ!という体感はないんですが、やっぱり調子はあがるんですね。

 

身体の芯の部分のダルさや疲れが、取れている体感があります。

 

栄養素的なことを言えば、クエン酸の効果なんでしょうけど、この梅雨時期特有の医者に行くまでではない、身体の不調には、けっこう効いていると思います。

 

1番いいのはレモンを買ってきて、絞って果汁を希釈して飲むことなんでしょうけど、レモンって、正直、ちょっとしか使えるところがなくて、後でレモンピールをマーマーレードに使おうと思うなら無農薬限定になって、さらに買うときのハードルが上がるので、なかなか私にとっては難しい果物ではあります。(レモンって果物でいいんだろうか・・・?)

 

そこに登場するのが、ポッカレモンです。

 

コンビニでもスーパーでも取り扱いのある、あのレモンの形をした黄色い小さなプラスチック製のボトルのアレ。

濃縮還元果汁100%が入ってるんですけれど。

アレを買ってきて、水で薄めて、中にハチミツを入れてしまえば、あっという間にレモネードが完成します。

 

レモン水の場合は、もっと簡単で、グラスに水を入れて、その中にポッカレモンを好きなだけ入れて混ぜて飲む!だけでオッケーなので、手軽に、レモネード、レモン水を作っちゃあ、飲んでいます。

 

梅雨時期限定ですが、けっこうガブガブ飲むので、黄色いプラスチック製の小さなボトルだとすぐ無くなっちゃうんですね。

それで私はスーパーでポッカレモン100の450ml瓶を買ってきて、よく使ってます。

(開封後は要冷蔵で、1・2週間で使い切るようにしています)

 

もしお近くのスーパー・コンビニで取り扱いがない場合は、アマゾンでも売ってますので、レモネード作ろうかな、という方は、そちらをご覧になって検討してみてくださいね。

 

他に夏を迎え撃つ食べ物って、私の場合はなんだろう?と考えると、やっぱり旬の野菜と果物、あと豚肉なんですよね。

経験則で言ってるんで、科学的にはわからないんですが、そういうものを疲れている時に食べると、体調が整う感じです。

特に、ミョウガ、生姜、オクラ、なす、桃、マンゴー、スイカ、キウイなんかは、食べたあと体がすっきりしていますね。

 

いま気になって、「薬膳・漢方食材&食べ合わせ手帖」←なぜそんな本を持ってるんだよ

を見たら、わりと養生食品でもあるので、あながち気のせいではないと思っています。

 

いきなり全部やろうとすると疲れてしまうので、ちょっと体調がすっきりしないな、という方、もしいらっしゃいましたら、レモネードとレモン水、良かったら試してみてくださいね。

 

 

 

 

 

表題曲は松田聖子で「レモネードの夏」

アルバム「Pineapple」に収録されています。

これシングル「渚のバルコニー」のカップリング曲だったんですけど、同曲に引き続き、作詞 松本 隆 作曲 呉田 軽穂(松任谷由美) となっています。

 

この頃の曲って、わりと避暑地を舞台にしたラブソングが結構あるんですが、その頃大人だった人達は、夏になると避暑地に行くのが当たり前の風潮だったんでしょうか?

いまは夏だからといって、涼しい街に1週間2週間滞在したりは、あんまりしないですよね。

これも、失われた街の文化なんでしょうか。

 

Spotify iTunesで配信中です。

 


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