チークってつける派とつけない派に分かれると思います。
実は私も若者だった頃は、つけない派だったんです。
つけない理由は、いくら練習してもうまくできないし、失敗すると、なんだかダルマインコみたいになるし、何より似合わないから。
チークを雑誌のアドヴァイスに従って塗っても、コスメカウンターの店員さんに教えてもらって塗っても、なにか「チークの塗り方がわからないけど、とりあえず塗ってみました感」がすごくて、チークだけ浮いてたんです。
それでいつもチーク無しでメイク完成として、街を歩いていました。
で、ある日、デパートのコスメ売り場を通り抜けてると、「お客様、あなたはあとはチークだけですよ」って言われたんです。
え?私?と思って振り向くと、店員さんが手招きをして、「ちょっといいですか?」って言うんですね。
あーなんか売り込みだな、と思って、「あ、いいです。」って行こうとしたら、もう1回同じことを繰り返されて、私も心のどこかでチークのことは気になってたし、売り込みだったらそのまま無視して来ちゃえばいいや、と思ってですね、その店員さんがいるカウンターに近寄ったんです。
「私、チークはちょっと・・・。」と言いかける私に、
「ちょっといいですか?」と断りを入れて、
店員さんが大きなブラシでさっと私の頬を撫でたんですよ。
そうして、鏡を見せらたら、すっごい顔色良くなっててですね!
うっすら淡いピンク色のチークを乗せてもらったんですが、ほおに華やかさがプラスされたんです。
で、びっくりして、「うわ!」って声出す私に、店員さんが、「チークはなんでもいいですけど、大きなブラシを必ず使ってください」って言ったんです。
確か、そのとき使ったのが高いデパコスのチークだったか何かで(そりゃそうだ。あちらも商売ですのでね)、その時の私には買えなくて、結局、私はチーク塗ってもらうだけもらって帰って来ちゃったんですけど。
でも、ずっとあの時のあのチークはなんだったんだろう?
って考え続けてて、安い大きな筆を別の店で買って(あの時の店員さんごめんなさい)、チークを塗るようになったんです。
確かに大きな筆で淡く乗せていって調節すると、顔の血色がよくなって、華やかさがプラスされる(当私顔比)。
塗らないより、塗った方が、やっぱり良かったんですよ。
それでもまだなんか、上手く使いこなせてないな・・・、と化粧に引っ掛かりがある日々が続いてはいたんですね。
やがて、そのお化粧方法もなんだか古いな、私のメイク全体がどうも古くさいな、いまと合ってないな、と思うようになった頃、以前もここで紹介した長井かおり先生の本、「必要なのはコスメではなくテクニック」にめぐり合って、基本のチークの塗り方がやっとわかったんです。
それに加えて、YouTubeチャンネルでも大人気の小田切ヒロ先生の動画で、「チークには流行りがある」とおっしゃってたのを見て、そういうことかー!とやっとチークに対するモヤモヤが解消されたんです。
言われてみれば当たり前なんですけど。
私、ずっと同じやり方でチーク塗ってたんですよ。
最初はコスメカウンターの店員さんに教わったやり方固定で。
次は長井先生の本に載っていたやり方固定で。
もうそれだけやってればオッケーみたいな。
でも、メイクに流行りがあるってことは、チークにも流行りがあるので、いつも最先端の顔になる必要はないけど、時々、旬顔にはしたい私は、ある程度メイクの流行りを押さえておかないと、そりゃ、顔がなんだか古く感じるわけですよね。
それで、私は長井先生の本に載っていた基本のメイクのやり方に、流行ってるメイクの要素を足して、チークを塗るようになりました。
塗る位置もメイクごとに変えるようになったんです。
そうしたら、チークもメイクによって、塗り方、カラーが変えられるんだ、ということがわかってきて、それであれこれチークをそろえていってる最中というわけなのでした。
今季は前にも書いたように、あちこちのメーカーからチークがどっさり出てますので、もし、チーク挑戦してみようかな?と思われるんでしたら、いまがまたとない機会だと思います。
あとはですね、ご自身に合う、メイクアップアーティストの方のテクニックや、コスメカウンターでチーク悩んでますって相談してみると(予防はしっかり!)、いまのチークへの割と近道になるんじゃないでしょうか。
そういう私も、寝ぼけてメイクしている時とかは、チーク濃く塗りすぎちゃって、相変わらずダルマインコみたいになってるんですけどね(笑)。
写真は、この間買ったOSAJIのチークを撮ったものです。もう使っちゃってるんで、こんな感じなんですが。
濃い方が「核心」、ピンク系のが「野ばら」です。
「野ばら」は、おしゃれなピンク寄りのジュワッとした発色。
「核心」は頬に乗せると薄く発色して、ベージュオレンジ系のかなりモードな感じになりました。好きです。←個人的な好み
両方ともチークだけでなく、アイシャドウ、リップカラーとして使っても◎。
OSAJIもチーク(ニュアンスフェイスカラー)が新色展開してますし、とにかく今季はチーク!チーク!チーク!という状況ですので、興味のある方は各メーカーの公式に行って、ご自身の肌色と合わせてみて、購入を検討してみてくださいね。
さて、私は今日は、たまってた洗濯をやっつけながら、メイクボックスの整理をしようと思います。(どうしてずっと持ってるの?という、使ってないコスメがいっぱい出て来ました。)
メイクのことを考えると、なんだか気分が上がりますよね。
それでは、素敵な日曜日をお過ごしください。
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