あたりまえのラブソングが好きです。
シンプルであればあるほどいい。
曲の旬が過ぎても、ずっと心にとどまり、聞いている私と共にたくさんの時を経ていく。
ことあるごとに心の中で繰り返し再生され、時に切なく時に甘く、時に密やかに私に語りかけ、やがて、その時々に私を包む鮮やかな景色となって、いつか記憶となって降り積もっていく。
メロディと歌詞と声でできたこの素敵な装置は、どこかで知っていたような、新しく、同時に懐かしい物語で、この時期になると、私の心を美しくいろどってくれます。
名曲という定義は私にはわかりませんが。
2004年に発表されたこの曲は、2021年の今もずっと歌い継がれ、毎年届く便りのように、クリスマスシーズンに街やネットに流れています。
この曲を耳にするたび、天文学的な確率を越えて、やっとめぐり逢えた大切な人たちのことを想い、今年もなんとか無事に迎えられた年の瀬にあらためて感謝しながら、無常ともいえる変わらぬスピードで、毎秒毎秒ごとに過ぎていく1瞬の、ただ在ることの幸せを、気が遠くなるほどに噛み締める。
そんな気持ちが、そうさせるものが、このラブソングの中には確かにあると、私は思っています。
----、こういうことを書くのは下手くそすぎてお恥ずかしいんですが。
1年間、このブログにおつきあいくださり、ありがとうございました。
あなたにとっての過ぎていく時間の中に、ほんのちょっとでも何かとして関われたのなら、それはとても嬉しいことです。
年末年始は12/31から1/8まで、お休みをいただきます。
どうかその間、体調を崩されたりしませんよう、ゆっくりと心と体をいたわって、過ごされてくださいね。
来年もまたものすごくマイペースですが、続けて参りますので、どうぞよろしくお願いいたします。
それでは24日です。
暖かくして、素敵な時間をお過ごしください。
メリー・クリスマス、みなさん!
エナメル
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