注 : 今日の投稿は、2021年12月2日に配信された、J-HOPE さんによるV LIVEのネタバレが含まれています。
先日配信されたJ-HOPE さんのV LIVEは、LAのコンサート中に滞在してたホテルから、だったんですが。
そこでJ-HOPEさんは、部屋干ししている靴下を見せてくれたんですね。
「僕もみなさんと同じです」と言って、
靴下をシャンプーにつけて洗う仕草をしてみせてくれたんです。
で、途中、JINさんが何度か襲来して、笑いを振りまいてたんですけど。
そのうちの1回は赤いゴム手袋を持ってきて、J-HOPEさんに「使うか?」と聞いてました。
(よくわからない方には、なにがなんだかよくわからないと思いますが、これがJINさんの通常運転です)
JINさんが言うには、ホテルのトイレに備え付けてある洗面台で、毎日、カトラリーや箸、お皿を手洗いしてて、その時に持ってきたゴム手袋を使っている、とのことでした。
それで、私はちょっとびっくりしたんですね。
スーパースターになっても、そういうこと自分でやってるんだ?
そういう身の回りの雑事を、なにか付き人さんとかホテルの部屋係さんに、お願いしてるんじゃないんだ?
と驚いたんです。
よくよく考えてみると、プライバシーを守るためには、ホテルは1つを丸ごと貸りている(というウワサがあります。真偽のほどは私にはわかりません。)ぐらいしないとダメだし、いくら楽でも、人を介すれば、その分だけプライバシーのセキュリティレベルがどんどん引き下がっていってしまうのも、悲しいけれど事実なので、結局、自分でやってしまうのが、1番手っ取り早いんですよね。
だから、スーパースターでリッチなんだけど、滞在中は、自分の皿とか箸は手洗いしてるし、靴下類はシャワーの時にシャンプーで洗って絞って、部屋干しなんだそうです。
以前、私はJINさんをはじめBTS のメンバーには、不思議と親近感を感じていると書いたんですが。
その正体って、この普通感なんだろうな、と納得がすごくありました。
洗い物や洗濯って、繰り返し日常に発生するもので、現実感がないと、そうは繰り返しを続けられない種類の作業なんですよね。
慣れれば、作業中に他のこと考えてたりできるかもしれませんが、繰り返しやっていく日々の暮らしのパーツに対して、ある程度は冷めた頭で向き合わないと、手がきちんと入らないんです。
赤毛のアン曰く、「想像の余地がない」作業であり、冷静さが求められる、効率の仕事なんですよね。
思えば、BTS って過去の動画をさかのぼって見てみると、すごく生活感がある動画や発言が、多く再生され、支持されているような気がします。
それは料理上手なJINさんやSUGAさんをはじめ、片付け上手なJ-HOPEさんがハウスキーパーとなり、他の4人のメンバーと生活をしていく上で、それぞれバディを組んで共同生活を送っていた、“家族”としての7人の人間関係がもたらす、現実の生活を機能させているリアリストとしての若者の姿が、とても共感を呼んだのではないかな、と思うんです。
生活感があるというのはあまりいい意味では使われないですけど、BTS においては、レベルの高いパフォーマンスを見せる才能煌めく顔と、普段の等身大の生活者としての若者が持っているリアリティが、その魅力を加速させたのかもしれないな、と後追いながら、見当をつけています。
青年となった今でも、スーパースターとしての芸能活動の中に、メンバー全員の生活感が色濃く出されてるんですよね。
カップラーメンがすごく好きだったり、食事して洗い物が面倒とか、早く片付けなさい、と、お兄さんメンバーに言われたりとか。
その普通の生活感覚が持続している精神性に、私が感じている親近感の源があるのかもしれないなと、今回のJ-HOPEさんのV LIVE をみて思いました。
おそらく、メンバーがこの先、よりビッグになっていっても、素敵なホテルの部屋で、「ねじれ」のように、こうやって滞在の工夫を続ける限り、BTS の持つ「近さ」という魅力は変わらないんでしょうね。
1流のパフォーマンスの後に、家事が待っているご本人たちの面倒くささと「うんざり」を考えると、若干、気の毒な上に、ちょっとユーモラスではありますが(笑)、彼らが持つ、明るい、健康的な光を放つ魅力の1因として、これからも、Eのついたアン・シャーリーがそうであったように、「想像の余地のない仕事」への取り組みの工夫を、手際良くこなしていって欲しいなと思っています。
ホテルの部屋って乾燥してるから、洗濯物、乾きやすいんですよね(笑)。
↓お帰りの前にランキングバナー、ワンクリックのご協力をお願いします。