休刊 キム・ソクジン



休刊 キム・ソクジン 
あと2ヶ月ですね。
ARMYさん達も待ち遠しくされていると思います。
アルバコエルレアオクラータは花が終わりました。
無事のお戻りを待っています:)

2022/01/18

工程萌え(こうてい・もえ)

 


 

ここ半年くらい、時間が空いた時とかに、ストリートフードの生産工程をただただ撮っている動画を見まくってます。

 

萌えという言葉はもう使われていない言葉のように感じているんですけれど、これ以外に言いようがないので、タイトルに工程萌え(こうてい・もえ)とつけました。

 

工場萌えの派生という感じですね。

(工場萌え:工場の外観を愛好する人たち。詳しくはウィキへ)

 

実際見てる私が萌えてるかどうかはわからないんですけれど、強く愛好しているし、生産工程をずっと見ていて、やがて商品(食品)が出来上がる時に感じるカタルシスに、すごく中毒性があるんですよ。

 

で、動画を見てもらうのが1番話が早いんですけれど、やってるのが個人の方なので、ここに掲載するのはちょっとやめておきます。

 

なので、言葉で説明するとですね。

 

主に、韓国のストリートフードの生産過程の動画を公開しているチャンネルで、その手の動画が公開されています。

 

韓国に行ったことがないので、わからないんですけれど。

韓国もストリートフードが発達している国で、その中に、揚げ物(天ぷらっぽいもの)とトッポッキやキンパ(海苔巻き)を、どさーっとケースの中に入れて露台の上に並べて売ってるみたいなんです、どうも。

 

多分、商店街の朝の開店前の1風景なんでしょうけど、いくつかあるチャンネルでは、その揚げ物メインの露天の出来上がっていく様子が撮影されているんですよ。

朝の通勤途中に買っていく用なのかな?

名前わからないですけど、露天の商品を並べておく台の下に、ガスが設置してあって、それに火をつけて、トッポッキを入れるケースごとあっためておきながら、すっごい大きな鍋でトッポッキをどんどん作っていって、同時に、韓国で愛されている天麩羅をバンバン揚げて、さらにキンパもいっぱい作って、出来上がったものをサクサクと露台に並べていくんです。

あと、黒いソーセージみたいな、レバーみたいな、細長い、ものを茹でて、キッチンバサミで切って煮ていくのもあります。

 

そういうのをじーっと見てると、疲れが取れるんですね(笑)。

作業工程見てて取れる疲れって、1体どんな疲れだよ!って感じがすると思いますが。

 

なんか見てるとスッキリするんです。

それでつい他の類似動画も見ちゃうんです。

だから韓国のストリートフードの、ホットクとか蒸したおまんじゅうとか、プンオパンっていう、たい焼きならぬ鮒焼き(ウィキより)が出来ていく工程とかですね。

菊の花の形をしたカステラっぽい生地の中に餡子が入ってるおまんじゅうとか、そういうのを作っていく工程を、じっと眺めています。

 

そもそもなんでそんな映像があるのかわからないので、便宜上、工程萌えと書きましたが、もうすでにそういうのを愛好するジャンル名があるんじゃないかな?とも思ってるんですけどね。

なんて言うんでしょう?

ご存知の方もしいらっしゃいましたら、情報をください。

 

で、韓国のストリートフードといえば、もうひとつ、派手で大きい、という特徴があるみたいで、マカロンとかクレープとかワッフルとかがすっごいかわいかったり、めっちゃボリュームがあったり、鳥の唐揚げは1羽丸ごと揚げてあったり、日本のトンカツがアレンジされて売られたりしてるのが、すごく面白かったです。

 

日本もそうですけど、屋台って昔ながらの軽食からお菓子が取り扱われているゾーンと、すごく新しいお菓子や軽食がパッと出てきてたりしますよね。

いまは行けないですけど、記憶を頼りにここ数年の屋台の流行ってる食品を思い出すと、チーズハットク(ホットク)とか、クレープ、フレンチドッグ、シャカシャカポテト、どこにでもあったタピオカとか、そういう新しい系フードの韓国版屋台動画がたくさんあって、その作る工程をじっと見ています。

 

もともと、私、子供の頃にテレビでやってた、インドの唐辛子工場の映像がすっごく好きだったんですよ。

あのでかい唐辛子を収穫して、形を整えて、細かく粉砕して、パッケージに詰めていく、っていうのが、とてもスッキリした感じがして、あと画面の中の赤とか黄色の極彩色の商品の様子が、どんどん形を変えていく様が美しくて好きだったんです。

なんの番組だったか、わからないんですけど。

 

日本のYouTubeでもすごく有名な、「きまぐれクック」さんのチャンネルでやっていることを愛好するのも、(私も大好きです)、工程萌えということじゃないのかな?と思っています。

 

もうすでにですね、だいぶ韓国のは見てしまっていて、いまは台湾のストリートフードとかに行ってます(笑)

 

なんか頭が疲れたな、という時には、良かったら、こういう工程萌え系動画、試してみてはいかがでしょうか?

 

多分、どこが面白いか全くわからないか←(笑)

すごくスッキリするかに分かれるジャンルですが、ここを読んでくださっている方の中では、けっこう刺さる方多いんじゃないかな、と思っています。

よろしければ。

 

 

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2022/01/16

ナポリタンについて

 


 

ナポリタンっていうと、イタリア料理にはナポリタンなんて無いんですー!とすぐ怒ってくる人がいるので、小声で書きますが。

 

ナポリタンって、だいたい「その人の味」で出来てますよね。

その味のルーツは、多分、家庭の味ではなく、その人個人の頭の中のナポリタンの味を、それぞれが再現していることが多いんだと思っています。

 

私もナポリタンにはこだわりがあって、やっぱり「喫茶店のナポリタン」の味じゃないとダメなんです。

しかも、それは学生時代に食べに行っていた、もう無くなってしまったお店のナポリタンの味を、記憶と自分の好みを頼りに、再現しているものなんです。

 

で、もっと言えば、その人の好きなナポリタンの味のツボが、わかる、わからない、で、人間関係って深まったりしますよね?

 

すごく重要な要因として、暮らしの中にナポリタンがあると私は思っています。(何を言ってるのかちょっとよくわからないかもしれませんが(笑)、それだけナポリタン大事だよという話です)

 

なんでナポリタンの話を今日書こうかと思ったかというとですね、ナポリタンに「ウスターソース」入れる人もいるらしいんです。隠し味に。

 

すごくびっくりしてですね。

話に聞いただけなので、どこ発信かわからないんですけど。

えー!ウスターソース?と思って、これは私のナポリタンの話を書こう!と決めたわけです。(どこまでも自由だな、このブログは)

 

それとナポリタンって、休日のお昼ご飯とか土曜日のお昼ご飯とかに食べたくなることが多くないですか?

 

刷り込みかな?と思ったんですが、覚えている限り、だいたいなぜか週末に、前述した喫茶店のランチに食べに行ったり、家で作ってたりしてたんですよね。

その流れで、日曜日の話題として、ナポリタンの話というわけです。

 

私のナポリタンはですね。

ソーセージを輪切りにしたのと、玉ねぎの薄切り、ピーマンを炒めたあと、1,6mmの結束パスタをちょっと硬めに茹でたやつを投入して、デルモンテのケチャップで炒めるんです。

あ、いま、ハインツ派の方が、えー?って言ったのが聞こえました(笑)

そう。ケチャップ。

私はデルモンテじゃないとダメなんです。デルモンテ1択です。

 

大きく分けて、ハインツ派の人とカゴメケチャップ派の方がいますよね。

スーパーのケチャップ売り場に行くと、品揃えがそうなので、デルモンテは少数派なんだな・・・と、若干しょぼくれてるんですけど。

 

ハインツも試したんですけどね。

でもやっぱり私の頭の中にある、いまやイメージだけの残骸となってしまってる喫茶店が、多分デルモンテを使ってたんですよ。

覚えてる味がそうなので。

で、料理を作るに当たって、ナポリタンを作ろう!と思った時に、再現した味が、デルモンテだったわけです。

 

特に隠し味は入れません。

デルモンテだけ、です。シンプルな味。

 

だから隠し味にウスターソースかぁ、と、全く予想もしなかった方向からの味の提案をされて、ああきっと複雑な味わいがお好きな方なのかな?と思っているんですけどね。

 

麺にもこだわる方いますよね。

ソフト麺と呼ばれる、むっちり太い麺を使ったり、パスタでいうと1,8mmじゃないとだめっていう人だったり。

あと、メーカーがママー限定っていう方もいそうですね。

 

私はもう結束パスタ1,6mm、デュラムセモリナ1択です。

 

そんなマイ・ナポリタンですが、いまのところナポリタンで人と喧嘩になったことは、ありません(笑)。

 

多分、本当の意味では、違うナポリタンが頭の中にそれぞれあるんだとは思うんですけど、仮想ナポリタンって言ったらいいんでしょうか。

 

食べてみて、「あ、これ「も」、ナポリタンだな」という許容範囲のナポリタンに、たまたま当たってたんじゃないかな?と見当をつけています。

仲が良くなる人って、味覚のツボが近いですからね。

 

そんなわけで、お昼まだの方は、ナポリタン作ってみてはいかがでしょう?

1緒に食べる場合は、頭の中のナポリタンについて話してみると、案外、ウスターソース隠し味率が高いかもしれません。

 

それでは、素敵な日曜日をお過ごしください。

 

 

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2022/01/15

Devil / MAX CHANGMIN from 東方神起

 



 

「気になる」というワードがあります。

 

「気になる存在」とか、「どこか気になる」とか、そういう使い方をするワード。

 

どうしても無視できない。

気がついたら引き寄せられている、引力をもったもの。

 

「気になる側」のちょっと負けてる感じの悔しさも、どこかしらに感じさせる、この、含みを持たせた言葉。

 

K-POPと呼ばれるジャンルを見ていて、「気になる」のは私にとってはSMTOWNというレーベルがそうです。

 

次に何をするんだろう?という興味と、出す曲出す曲すごく練られてて、格好良くて、素敵で、音楽好きの感覚を、わかるわからないを超えて、常に刺激してくる、そういう存在です。

すごくクールなレーベルだと思ってます。

 

そのSMTOWNから2022年の第1発目に出されたのが、東方神起のチャンミンさんのソロアルバム「Devil」です。

 

このタイトルトラックにやられて、すごいなぁとチャンミンさんを眩しく思う気持ちでいっぱいです。

パフォーマンスも物凄いです。

 

この楽曲は、リメイクだそうで、今回出すにあたって、歌詞をチャンミンさんご自身が手がけたそうなんです。

 

(参考リンク Kstyle

https://news.kstyle.com/article.ksn?articleNo=2184954

 

 

上に出した、公式M V5カ国語の翻訳が出ていて、日本語詞もありますので、字幕設定をして、ぜひ聴きながら見ていただきたいんですが、素晴らしい歌詞です。

ファンの方の声を読むと、もともとチャンミンさんは東方神起でも作詞に携わっているそうで、才能あふれる方なんだな、と驚きました。

 

というより、東方神起だからすごいのか、すごいから東方神起なのか、というぐらいのチームなので、今回はソロプロジェクトですが、その軌跡の一片に触れる度に、何も知らないこちら側としては、その凄まじいクオリティに圧倒されるばかりです。

 

カムバックという言い方はK-POPではお馴染みですが。

調べるとチャンミンさんは昨年もアルバムを出されているそうですけど、上手く言葉にできないですが、何かが、それは多分マスターピースと言ってもいいものが、チャンミンさんの「Devil」という表現を通して、シーンに「帰還」したのだな、と精神の奥底で非常に納得させられる1曲だと、私は思います。

 

2022年、1番最初に痺れた曲は、私は、チャンミンさんの「Devil」でした。

 

 

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2022/01/14

メンバーのインスタグラムとチーク・パニック!

 


 

BTSメンバーのインスタグラムが開設されて、日々の楽しみが増えました。

 

私はもともとひとつのテーマに沿ったインスタグラムを愛好してて、それぞれの更新を楽しみにしてる毎日を送ってるんですが、ここに来てメンバーのインスタグラムを見るという機会に恵まれて、ああ、インスタグラムというのは、テーマを設けない場合、その人の個のエッセンスを現す結果につながっていくツールなんだな、と感心しているところです。

 

ランダムなのか、これはウェブ用にと考えているのかは、わかりませんが、セレクトされた写真には、メンバーそれぞれの日々の在り方が反映されているので、インスタグラムを見ることで、とてもダイレクトにメンバー個人の人となりの味がわかって、ファンとしてはとても嬉しいツールです。

 

いまは長期休暇中ですので、更新頻度もメンバーによってまちまちで、それがまた面白いです。

 

JINさんはお休みをすごく満喫してるんだな、とか、こういう時はネットは触らないスタイルなんだな、とか、逆にJ-HOPEさんは、どんどんこういうツールを使って遊んでいくタイプなんだな、キース・ヘリングがお好きなのかな?とか、やっぱり今日のコーデ写真はおしゃれ番長だな、とか、RMさんは、心に映った景色を再現することをやっているのかな?と思ったり、かと思ったら、美味しそうなホットクが写っていたりして、なんだか、素敵です。

メンバー全員の分の感想を書くと、ちょっとまた長くなってしまうので、割愛しますが。

 

最近のでは、SUGAさんが撮った海があまりに美しくて。いつかは明確にはわからないけれど、実際にSUGAさんがこの美しい景色を見ていたんだな、と思うと、気持ちが暖かくなります。

いいですよね。冬の海って。

私も秋から冬、次第に春になっていく海がとても好きです。

 

そういうわけで、メンバーのインスタグラム、私は思いっきり満喫しています。楽しいです。

 

さて、話はすごく変わって、コスメについてです。

 

表題に挙げたように、「チーク・パニック!」fromVOGUEになってますが。

 

・・・なにがあったんですか?(笑)

 

っていうぐらい、すっごいチークがあちこちのメーカからどっさり出てて、びっくりしています。

 

私はチークを色んなのを塗ったりするのが好きなので、普段は、試したいカラーはキャンメイクからいち早く同系統のが出てればそれで試して、購入計画を立てたりしてます。

ない場合は、ネットでカラーを見比べたり、雑誌の情報を集めたり、YouTubeでレビューをチェックしたりしています。

 

で、ちょうど普段使いしているチークがなくなりかけてたので、その補充も兼ねてあれこれ今朝調べてたんです。

 

それで色々見てる時に、メイクアップアーティストの兵藤小百合先生がご自身のYouTubeチャンネルで、OSAJIというメーカーのチークを使ってて、知らなかったのですぐ公式に飛んだんですが、これが私の好みにすごく合ったんですよ。

それで予算とも相談して(1番大事なポイント)、普段用とちょっとおしゃれ系を目指すとき用に2つ購入しました。

 

素晴らしいメーカーを教えてくださって、兵藤先生ありがとうございました!

 

で、そのあと、キャンメイクのチークもチェックしてたんですが、やっぱりチークすごく出てますよね?

私はあとは、コスメデコルテのクリームブラッシュがすごく気になってます。

 

それにしても節約生活をしている間に、いつの間にこんなにチークの品揃えが良くなったんでしょう?(笑)

やっぱりちゃんとチェックしておかなければダメですね。

また頑張って節約して、ひとつずつ買って集めていこうと思います。

 

チーク、そういえば新しくしてないな、という方は、このチーク・パニック!の波に乗ってみてはいかがでしょう?

すっごい出てますよ。びっくりします。

 

今年の春メイクはチークから!さあ、みんな、ついてらっしゃい!ってことなんでしょうか?←呼びかけてるその人は誰なの?

 

チークが氾濫する春。

チーク好きには嬉しい限りです。

 

以上、メンバーのインスタグラムを堪能している話と、チークがどっさり出ててびっくり、という話でした。

 

 

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2022/01/12

ガレット・デ・ロワ

 


 

ガレット・デ・ロワを毎年1月に食べています。

本来は16日に食べるものなんですが、お菓子屋さんにガレット・デ・ロワのシーズン前に確認すると、発売期間が何日から何日までと教えてくれるので(私の頼んでいるフランス菓子屋さんでは毎年微妙に違います。)、その期間に予約しておいたガレット・デ・ロワを引き取って、囲んで食べています。

 

ガレット・デ・ロワって?というとですね。

 

ざっくりいうと、キリストの公現祭(エピファニー)を祝うフランスの行事に食べるお菓子のことです。

 

簡単に説明している文章をネットで探すと、

 

ガレット・デ・ロワは、ベツレヘムを訪れた東方の三賢人によって、イエス・キリストが神の子として見い出されたエピファニー(公現祭)の日、16日に食べるというフランスの伝統菓子です。」

 

参照リンク 手作りお菓子とパンの専門店 Cuoca様より

http://www.cuoca.com/library/event/special/galettedesrois/

 

とあります。

 

詳しく知りたい方はウィキにものすごく詳細に書いてあるので、そちらをご覧ください。

 

 

私はクリスチャンでもなんでもないんですが、毎年このフランスの行事を新年会がわりにやっています。(いまはコロナで会は中断していますけれど、毎年食べてはいます。)

 

そもそもガレット・デ・ロワをやるようになった経緯はですね。

残念ながら閉店してしまったパン屋さんに通っていた時に、エピファニーのことを知ったんです。

 

そのパン屋さんって、美味しいのはもちろんなんですが、フランスのパン・菓子のお店で、毎月、フランスの行事を執り行っていたんです。

 

で、来店したお客さんにその月毎の行事について簡単に説明してあるリーフを配っていて、私もそうやって、日本にいながら、なぜか毎月フランスの行事をお祝いする、という体験を年間を通してやっていたんです。

 

もう名前は忘れてしまったけれど、4月になるとポア・ソンという魚の形をしたパンを食べる、とか、そういう行事があるんですね。

あとバレンタインデーだけでなく、通年、オランジェット(チョコレートとオレンジの砂糖づけのお菓子)とか安く売ってたり、カヌレが普段から置いてあったりとか、フランスとの文化交流を目的としたお店の経営方針だったんじゃないかな?と今では思ってるんですが、とにかくそういうお店だったんです。

 

ただなんとなく偶然お店に入ったのがきっかけだったんですが、フランスの行事を日本にいながら、そっと祝うというのが、ものすごく面白かったんですよ。

 

私は、パルファンサトリの調香師、大沢さとりさんのインスタグラムを愛好しているんですが。

大沢さんは茶人でもあって、インスタグラムでは、毎朝の一服(注:1)ということで、お茶をたてて季節のお菓子やしつらえ物を撮って、公開してらっしゃるんです。

(注:1 間違えて記憶していました。大変失礼しました。)

 

お茶人の知人がいらっしゃる方はわかると思うんですが、お茶をやってらっしゃる方々って、二十四節気(にじゅうしせっき)を生きてらっしゃるんですよね。

 

現代の日本の日常を生活しながら、太陰暦(で合ってますか?)の日本の風雅を刻んで、そのリズムでお茶の道を生きてらっしゃるんです。

 

1枚、違う価値観の薄いヴェールを、現実世界にかけてる中で生活してる、んです。

 

二十四節気が現実に機能している、ということをはっきり認識したときに、お茶をやっていない私も、現実への視点が急に立体的になって、幾層も重なって見え始めて、それがすごく面白い体験だったんです。

 

現実にいながら、1枚違う現実(節季)を生きていることが。

 

で、それと同じことが、そのパン屋さんが繰り広げていた、フランスの行事を日本で機能させて祝うことで、二十四節気を知った時に現実の視点の転換が起こって、とても驚いたことと同じことが、私の生活でささやかに起こっていたんです。

 

そのパン屋さんは先にも書いた通り、もう閉店してしまったんですけれど、ガレット・デ・ロワと4月に魚のパンを食べることは(お店にあれば)、私の中で残っているフランスの素朴で素敵な行事だったりします。

 

もともと1月は新年会をやってたんですけれど、そんなにお酒を飲まなくなったし(飲む時は飲みますけど)、飲酒でその後の行動が制限されるのが面倒だなぁと思ってたときに、パン屋さん経由でガレット・デ・ロワのことを知って、新年会の代わりに、ガレット・デ・ロワを囲んで食べて、お茶を飲むようになりました。

 

ガレット・デ・ロワにはフェーヴという、これまた「道」がある、陶器製の小さな人形が入っています。

(フェーヴは専門店があるほどマニアが存在していて、こちらもミニチュアならではの美しさ、面白さがある奥深い世界です。)

 

私の記憶では、本来はアーモンドをひと粒入れてたそうなんですが、今はさまざまな物を形取った陶器製の人形をひとつ入れて、焼かれています。

お店によっては、焼き上がりにフェーヴを付けて、食べる時に、自分で中に入れて、切り分けていくというのもあります。

 

そのガレット・デ・ロワを切り分けたときに、フェーヴを引き当てた人が、その日は王様、または王妃様ということで、王冠を手にすることができるというゲームをやるんです。

元は、1年の吉凶を占う側面もあったみたいですけどね。

 

まあ、ガレット・デ・ロワを皆で囲んで食べてエピファニーを祝いつつ、1年の息災と幸運を願い、祈りましょう、という行事のひとつとして、私は捉えています。

 

(いま調べたらそういう記述がないので、私の記憶違いかもしれません。でも新年会自体そういうものなので、またコロナが落ち着いて会を再開した後も、このまま行こうと思います(笑))

 

いまは決まったお店にガレット・デ・ロワを頼んでいるんですけれど、(フランス系のケーキ屋さんは大体やってると思います。最近はVOGUE WEB版でも特集されてますよね)

最初に頼んだ時って、ガレット・デ・ロワを実際にやってる人はどのくらいいるんだろう?と思って、予約当日にお店に行ったら、来る人来る人みんな「ガレット・デ・ロワください」って言ってて、思ったよりガレット・デ・ロワ人口は高いんだな、と驚いたのを覚えています。

 

私は、クリスマスが終わった直後に、ケーキ屋さんに電話してガレット・デ・ロワを予約して、新年の指定受け取り日にお店に伺って、支払いを済ませて引き取っています。

 

お店によって違いがあると思いますので、やってみようかな?という方は、事前にお目当てのお店に電話で確認してみてくださいね。

 

あと、フェーヴが入ってますので、フォークでちまちまと切り崩して行って、食べるときはそっと噛んで、食べるようにしてください。

くれぐれも誤飲などないように注意してくださいね。

 

 

わー、今日は長かったですね(笑)。

 

実は、ネギの祭りの話もしたかったんですが。(は?)

・・・いや、ネギです。あの食べるネギの祭りについてです。

またこれもご存知の方はご存知だと思うんですけれど、

あまりに長くなってしまったので、またそれは別の機会にします。

 

以上、ガレット・デ・ロワをやっているよ、という話でした。

 

 

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20220113 誤字修正