JOHNNIE WALKER BLACK LABELのオン・ザ・ロック |
JOHNNIE WALKER BLACK LABELを練習する。
しかもなんとオン・ザ・ロックで。
自慢ではないが、私は洋酒の中でこっち方面がまるでダメで、てんでダメである。
ウイスキーではなく、スコッチなんだそう。
お世話になった方々が好んだお酒だとのことで、言われるままに購入したら、このブラックラベルが1番高いものだったそうで驚く。
スーパーで購入したので、こんなもんかな?という値段だったのだが、おそるおそるひと口なめてみると、白くかぐわしい花のような芳香が口の中に広がり、鼻に抜けていく。
味は最初は淡くマイルドで次第に辛い。
本当に私は、このテの樽で熟成されたお酒がどれも苦手で、テキーラくらいしかダメなのだが、JOHNNIE WALKER BLACK LABELのオン・ザ・ロックは美味しい。
とても美味しい。
ただし、この複雑な琥珀色の上質な味わいは、同時に手強い味もするので、そろりそろりと口に運ぶ。
静かな中、音楽と氷の音とグラスの冷たさが心地よい。
聞くところによると、氷をいれてJOHNNIE WALKER BLACK LABELを2センチ注ぐのが案配なのだそうだ。
そして最後は、溶けた氷に混ざったジョニー・ウォーカーを一気にグッと飲み干すと、口と喉と胸に、辛口で縁取られた花の芳香が広がる。
スコッチは、さらによく知らないが、私はオン・ザ・ロックならジョニー・ウォーカーでこれから行こうと決める。
ちなみに、バーやちゃんとした酒場でJOHNNIE WALKER BLACK LABELのオン・ザ・ロックを飲むのなら、まずは2杯までで、サッと引き上げるのだそうだ。
長居するなら、その後はロングドリンクに切り替える。
そういうものらしい。
雨の日の明るい夕方のような色がグラスの底に揺れる。
これが、とても好きだ。
少しずつ練習して、JOHNNIE WALKER BLACK LABELを憶える予定。
以上、あまく危険な香り、でした。
(「あまく危険な香り」は、山下達郎の名曲のひとつです。)
20240502 22:50 文章を直しました。
20240504 19:49 不適切な過書を削除しました。