休刊 キム・ソクジン



休刊 キム・ソクジン 
あと2ヶ月ですね。
ARMYさん達も待ち遠しくされていると思います。
アルバコエルレアオクラータは花が終わりました。
無事のお戻りを待っています:)
ラベル 1989 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル 1989 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2021/05/06

New Romantics ー Taylor Swift

 


 

テイラー・スウィフトがTaylor's Versionとして、昔の楽曲を再録しなおしていることについて、私が思っているのは、

「本人の好きにさせるのが1番ではないか」ということです。

 

テイラーはもともと所属していたレコード会社との交渉が決裂して、自分の初期6枚のアルバムの版権を取り戻せずにいたところへ、その版権を別の人物が買収してしまい、またそちらと交渉したんですが、それも合意に至らず、さらに、テイラーの初期6枚のアルバムの版権は、別会社に売却されてしまってるんですね。

 

それで、原盤権を新たに手にするために、旧作の初期アルバム6枚を、テイラーは再録し、新たにその再録分の権利を手にすると同時に、もともとの初期6枚のアルバムの版権の価値そのものを下げようとしている、というのが、テイラーの事情。

 

で、業界の事情というのが背景にはあってですね。

 

アーティストとレコード会社との契約で、所属していたレコード会社との契約を解消した時は、1定期間、そのミュージシャンは、そのレコード会社から出した音楽を、再録音しなおすことを禁じられる、のが、一般的な契約なんだそうです。

 

で、それだけ見ると、ミュージシャンにだけ不利な契約のようですが、実際は、レコード会社で働く人に、そのアーティストが去った後も、期間限定で、一定の利益が分配される仕組み。

言ってみれば、レコード業界で働く人を守る契約形体なんですね。

 

以上が、私が理解できている範囲のことです。

 

参考リンク

PHILEWEB 様

https://www.phileweb.com/review/article/202103/09/4246.html

 

YAHOOJAPAN ニュース 様

https://news.yahoo.co.jp/byline/kuriharakiyoshi/20210414-00232693/

 

 

双方の言い分が食い違っている話に、再録を禁じられている期間、テイラーは昔の曲(初期6枚に収録されている曲)を歌うことを禁じられていた、と主張しているんです。

でも、元いた会社側は、そんなことは一切ないとしている。

 

で、結局、私の記憶では、再録を禁じられている期間も、テイラーは昔の曲を無事パフォーマンスできてたんですね。

なので、昔の曲使用禁止問題は、一応、なんとかなったみたいです。(良かった)

 

それで、版権の契約に話を戻すとですね。

私は、これはもう権利云々の問題ではなく、感情の問題ではないか、と思っています。

なぜなら、テイラーは、版権の交渉内容に対し、これは自分に対する圧力だ、と感じ、世に訴えているからです。

 

それが、正しいのか、そうでないのか、ではなく、この話のポイントは、どういう内容を用意していたにしろ、テイラー・スウィフトと、昔の楽曲の版権についての交渉した結果、「失敗してしまったこと」だと思うんです。

 

だからテイラーは、これを圧力であると言ってるんですね。

交渉がうまくいっていたら、そうはまずならないんですよ。

 

で、そうなった以上、これはビジネス上の問題ではなく、こじれた関係から発生している問題、という、とらえかたをすると、わりと整理しやすいのではないでしょうか。

 

そうとらえると、この先、テイラーは、おそらく何か特別なことが起こらない限り、再録を着々と進めていくだろうし、相手側との和解もないだろうな、と思っています。

 

これが感情の問題であり続ける限り、リスナーである私は、だから、テイラーの好きなようにするのが1番いいと考えるんです。

もう感情の問題なら、本人の好きに選ぶ以外、道はないですから。

 

そして、ファン達は、昔のアルバムよりも、再録されたアルバムを新たに買いなおして、過去の名曲を聴き続けるんでしょうね。

 

その上で、私はですが、レコード業界を守る契約の仕組みは、あって当然だと思うし、その仕組みと同レベルの新しい仕組みが発明されるまでは、守られなければいけないことだと思います。

 

そして、ミュージシャンが最初に交わす契約が、ミュージシャン側にかなり不利なのも、最初は海のものとも山のものともわからない相手と契約を取り結ぶ時に、いくらかの保険をレコード会社側がかけておきたいのが理由だというのも、納得できる話です。

 

ただ、そこに圧力の存在を感じさせてしまったとするなら、それは交渉した側の不手際だったとしか言いようがありません。

実際に圧力やハラスメントが横行しているのなら、それは1日も早く根絶して欲しいと願っていますし、ミュージシャンに実績が出来た後、再交渉のテーブルにつく機会も、ミュージシャン側に開かれたものであって欲しいと強く思っています。

  


 少し話が逸れてしまいましたが、以上がテイラーの再録について、理解できる範囲で、私が思っていること、でした。

  


 

 

表題曲は、テイラー・スウィフトで「New Romantics

アルバム「1989 (Deluxe)」に収録されています。

”傷心こそが私たちの国歌”

”私たちはニューロマン派なのよ”

と高らかに歌い上げる、少し切なさが滲むポジティブソングです。

初めて訳を読んだ時、テイラーの健気さといじらしさ、に、ちょっと胸が詰まりました。

代表曲「Shake It Off」「Blank Space」等、名曲ぞろいのポップアルバムとなっています。

 

Spotify iTunesで配信中です。

 

 

お帰りの前に応援のワンクリックをお願いします。