HondaのC Mソングが、必ず次に来るアーティストを使う、早耳セレクトのオンパレードだったり、素敵ソングを必ず使っていたりする、というのは有名な話で、もうHondaはレーベル作っちゃえばいいんじゃないか、というのは、音楽好きの人々の間ではお馴染みの言葉なんですが。
ご存知ない方向けに説明すると、Hondaこと本田技研工業株式会社のですね、車のC Mに起用されるアーティストが、ちょっと書くだけでも、SIRUP、 King Gnu、Friday Night Plan、Suchmos、ONE OK ROCK、米津玄師というですね、そうそうたるメンバーなんですね。
参考リンク:【かっこいいと話題!】ホンダの人気CM曲。歴代のCMソング【2021】 https://cm.studiorag.com/honda-songs
で、早くから起用していた例もいくつもあって(詳しくは参考リンク様の年代を見てください)、若手ミュージシャンが素敵な曲を出すと、「Hondaにそろそろ見つかりそう」、なんて言われていたりするんです。
そんな中、Hondaにしてはメジャーどころを使ったな、と思ったのが、今日取り上げている、藤井風さんの「きらり」です。
これ、私、You TubeのC Mで見たんですが、ユーチューバーやプロデュースでお馴染みの、あさぎーにょさんが出ていて、それも驚きでした。
楽曲のリリースは今年(21年)の5月だったそうですから、その頃からC Mが流れていたとして、なかなか長期間流れているC Mになるので、評判がいいんでしょうね。
C Mの内容は、皆で楽しくわいわいドライブをしている体(てい)で、「きらり」のサビを歌うというもので、前述したあさぎーにょさんもすごく好演していて、なんだかとても楽しそうだし、外に流れている景色も素敵だし、乗ってる車ももちろんいい感じで、見ていて楽しい気分になるC Mです。
私自身はC Mに気づいたのが遅く、つい最近、CMの中で流れているこれ、いい曲だなと思ったら、もうすっかりヒットしてお馴染みの「きらり」だったのでした。
・・・で、ちょっと、距離感がつかみにくい話なんですが。
先日、こちらが1方的にファンである、というだけの方が、天寿を全うして天国に旅立ってしまわれてですね。
まえ話したように、私はそういう時泣けないし、生前、現実で親しい交流があったわけではないけれど、ファンとしてすごく寂しいですし、心に穴が空いてしまったような、ポカン、としてしまうような、悲しさに包まれていたんです。
こういう気持ちはどうしたらいいんだろう・・・、と途方にくれるくらいは、私にとってもやはり大きな存在だったんですね。
その時に、この「きらり」を偶然、聴いて、なんだか、秋の空のような、突き抜けた、透明な寂しさは消えないけれど、気持ちが落ち着いたんです。
気持ちの落とし所がついた、という感じで。
いまはもう、私は私の現実の日常をやれる精神状態になっていて、こういう淡い悲しさって、長くかかるんだな、そりゃそうだよな、と、もう気持ちが定まったので、どうか心配しないで欲しいんですが。
この楽曲のどこが、どういう風に私に効いたのかは、未だよくわからないんですが、この曲を聴いていると、
ああ、応援するという気持ちを抱ける相手に巡り会えたということは幸せなことだったんだな。
いまの私の気持ちは、とても寂しい。
けれど、穏やかな気持ちで送れる結末で、良かったな。
と、そんな風に思っています。
「どこにいたの? 探してたよ。
連れってって、連れてって。
何もかも捨ててくよ、どこまでも、どこまでも」
(藤井 風 「きらり」より)
いろんな聴き方ができる歌詞ですので、だからこそこの楽曲は、普遍性を持っている素晴らしいものだと思います。
私にとっては、時間をかけて応援できる相手に巡り合ってしまったときに、この歌詞のような高揚感、疾走感を胸に抱くので、なんだか、自分のそういうところに対して、共感してもらえたような、間違ってないよ、と言ってもらえたような、そういう嬉しさがありました。
大好きな曲です。
耳にしているけれど、まだフルで聴いてないよという方は、この機会にぜひ。
以下は、楽曲が使われているHondaのC Mです。
YouTubeでこれでもか、と流れているので、ご存知の方も多いと思いますが。
ほんと楽しそうな、いいC Mなんですよね。
楽しかったドライブの記憶を世界中から集めて作ったような、ムービーです。
出てくる女性達が赤リップつけてるのも素敵なんですよね。
本田技研工業株式会社 オフィシャルチャンネルより
VEZEL e:HEV WEB限定CM「GOOD GROOVE」篇
(公開期間が終わったようで再生できなくなっていたので、動画リンクを外しました。20220213 追記 )
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