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休刊 キム・ソクジン 
おかえりなさい、JINさん。
ARMYさんおめでとうございます!:)

2021/11/17

Red (Taylor's Version) / Taylor Swift 感想

 

 

Redは、私にとって、初めて買ったテイラー・スウィフトのアルバムで、いまでも日々の暮らしの中で愛聴し続けている1枚です。

 

アルバムを買った経緯は、テイラー・スウィフトという人は1体、何者なのか、天才なのか、それともいまだけのヒットシンガーなのか、全くわからずに、彼女の名声とヒット曲だけがどんどん増えていっている時期に、百聞は一見にしかず、ということで、とにかくひとつ買って聴いてみようと思ったのがきっかけです。

それでiTunesで色々迷った挙句、REDというタイトルに惹かれてアルバムを買いました。

(旧作はREDという表記だったと思うんですが。今回はRedになってますね。そこにも意味があるんでしょうか?)

 

当時、新しい音楽を聴くのをやめていた時で、テイラー・スウィフトがどういう人か私は全く知らなかったんですね。

で、とにかく余計な情報を入れずに聴いてみたら、これが大当たりで、大変な才能を持つ人が現れてるんだな、とびっくりして、あとはテイラーが出すアルバムは大体買ってます。過去作はそんなに揃えていないんですけれど。

 

そんなRedですが。

再販の経緯は、当ブログでも少し取り上げていますので、こちらを見ていただくか、検索していただくとして。

 

正直、うーん、Red再販かぁ〜、と身構えていたんですね。

過去の名盤を新しく録音しなおした作品って、他のミュージシャンの盤でもよくあるんですけど、どれも、新しいのもいいんだけど、前の方が好きだったな・・・、ということが私個人は多いんです。

 

でも、今回、Red (Taylor's Version) を聴いて、あまりに良くて、やっぱりテイラー・スウィフトというのは、ただものでは無いんだな・・・、とあらためて思いました。

 

やっぱり1番気になるのが、表題曲Redだと思うんですが。

誇らしさすら感じるほどの、破滅的だった、鮮やかすぎる季節を想う歌。

これが、昔のバージョンでは、過去の恋愛を語っていながらも、情熱や熱量がまだ若干、ほの暗くくすぶり続けているような手触りがあったんですね。

それがすごくダイレクトな訴求力になっていて、素晴らしい楽曲に昇華されてるんですけれど。

 

Taylor's VersionRedでは、過ぎた季節の物語に完全になっていて、その追憶の切なさを秘めたまま、毅然と鮮やかだった季節を表現しているように、私は感じました。

 

で、サウンド面でも、かなりブラッシュアップされてると思うんですが、それが、やりすぎていないため、1聴したときは、何か前よりスッキリしているけれど・・・??ぐらいの感じなんです。

その匙加減が、絶妙なんです。

 

通しで繰り返し聴いていくと、過去の収録曲は全てピカピカに磨きなおされて再録されているみたいなんですけれど、どれも、やりすぎてないし、他の方もおっしゃってたんですが、いま聴くとちょっと古かったところは手を加えてあって、それが、ほど良い新しさを持っているんですね。

 

こういうのって、ミュージシャンとしてのセンスなんだと思うんですよ。

昔の楽曲をさわる時って、いまの実力からみて、もっとさわりたくなるし、もっと改良したくなるみたいなんですけれど。(それが再録盤で、昔のとは似ても似つかないやつになっちゃってるパターンあるあるなんですが)

だけど、Taylor's VersionRedは、Redの世界観が忠実に守られているんですね。

その世界で、広がりを持たせたり、再構築されたりしている。

だから、聴いてて違和感がありませんでした。

 

歌の再解釈がどのようになされたのかは、ちょっとわからなかったです。

 

REDでの、あどけなさと不安がないまぜになった、「Redの季節の声だったボーカル」を、同じようになぞって歌唱せずに、いまのテイラーのRedの世界観で歌唱しているように、私には思えました。

で、それが、新生Redの世界観の広がり方とすごく合っていて、Redという曲を聴いた者全員に、予感させたり、追憶させたりした、とてもパーソナルな物語性の純度が、より研ぎ澄まされているように感じました。

 

アルバム全体の歌唱でも同じことが言えて、フレッシュさが加味されて、余計なことはなされていないんです。

これはテイラーのヴォーカリストとしてのセンスの賜物だと思います。

 

もし、昔のREDの良さを壊したくないな、という理由で、Taylor's VersionRedを聴いてない方は、まず試聴をおすすめします。

ただのリメイクと思っていたら、あっと驚かされます。

 

追加された未発表曲やAll Too Well10分バージョンなどは、新たに1枚のRedという世界をより濃厚に追体験させるために、計算され尽くされた上で、あえて加えられた楽曲群なのではないか?というのが私の観測結果です。

 

予想を超えて、とても好きだったRed (Taylor's Version)

発売と同時に、いきなりSpotifyで記録を打ち立てているようですね。

 

 

テイラーお得意のクスッと笑える、でもちょっと怖い歌詞も健在で、 (追加された未発表曲は、まだ歌詞が表示されていないので、リスニングできた範囲、テイラーのオフィシャルチャンネルでドロップされた、リリックビデオを読む限り、なんですが)おそらくイースターエッグがたくさん忍ばせてあるだろう、I Bet You Think About Me (Taylor's Version) (From The Vault) M Vも、公開されて19時間で再生回数が800万回を突破しています。

 

 

正直、ちょっと聴くのが怖かったRed (Taylor's Version)ですが、初聴きの時の新鮮さ、衝撃、みずみずしく、触れると切れそうな感性の集合体が、パワーアップして戻ってきていて、とても驚きました。

2021年のいま、テイラーの手によって蘇った、このアルバムを聴けて良かったです。

 

テイラーの話を書くとき、私はしょっちゅうこの言葉を使っているんですが、やっぱりまた書きます。

 

「テイラー・スウィフトって、天才なんだと思います。」

 

 

 

 

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