休刊 キム・ソクジン



休刊 キム・ソクジン 
あと2ヶ月ですね。
ARMYさん達も待ち遠しくされていると思います。
アルバコエルレアオクラータは花が終わりました。
無事のお戻りを待っています:)

2021/02/23

陽だまり ー 村下孝蔵

 


 

昼間の最高気温が13度以上になる日が続くと、夜聞こえてくる緊急自動車のサイレンの音が、春の音にだんだん近づいてきます。

 

真冬のサイレンの音は、切れそうなほど澄んでいて硬い音。

春先の音は、澄んでいるけど、少しこもってもいて、音に柔らかい要素が加わっていく。

 

だいたいその頃になると、寒さの中に庭木の梅がほころび始めたり、猫柳の銀色が少しゆるくなったりします。

それを発見しては、ああ、もう微かに春が始まりつつあるんだなと思います。

 

街で暮らしていても、季節の訪れは、ささやかなダイナミックさで、生活のそこここを彩っているんですよね。

 

春を期待する気持ちと好きな冬という季節が行って欲しくない気持ちで、なかなかにこの時期は、贅沢な心持ちでいます。

 

繰り返し、そう生活は変わらないと書いているのは、

何もへそ曲がりじゃあなくて、

マスクをして消毒液を常備している生活の中でも、季節の訪れとか、

水道水の温度とか、夕方、ベランダに出たときに見上げる空、

というのは、やっぱりいつもの年と同じで、

変わらぬ器用さをもって季節の変化を報せてくるので、

暮らしぶりの根の部分は、さほど変わってないんです。

 

人の数だけいろんな暮らしがあると思うけど、

どうもこの状況に入って、声を上げている人の多くは、

ほとんど毎日人に会っていたり、週末ごとに出かけたり、している、

行動的な人が多いみたいですね。

 

私は小さく暮らしをまわしている生活派なので、

そういう声もあるよ、という意味で、こうして書いています。

 

春の気配がしてきたら音楽を変えるかというと、実はあんまり変えません。

夏がきたらガラッと変えるんですけど、たぶん春に変えないのは、外の変化がとても激しいから。

部屋に流す音楽のトーンを落ち着いたものにしておきたい、バランス感覚なんじゃないかと、自分で思っています。


 

 

 

 

表題曲は村下孝蔵の「陽だまり」。

 

アルバム「陽だまり」に収録されています。

「初恋」か迷ったんですが、冬に春や夏のことを考えるときに合う曲として、こっちを選びました。

「初恋」と並んで、村下孝蔵さんの代表曲なので、たくさんの村下孝蔵コンピレーションアルバムに収録されています。

書ききれないので、ここでは割愛します。

アニメ「めぞん一刻」の主題歌で、作品世界ととてもリンクしてて、アニメのオープニングを見ながら最初聴いたとき、すごい曲をまた作ったものだなと、感激しまくった記憶があります。

ラジオライブで、口数少なく「聴いた人があたたかい気持ちになれば」というようなことをおっしゃっていて、とても繊細で素敵な方だなと思ったのを覚えています。

2番がオープニングに使われてました。名曲ですよね。

 

 

iTunesSpotifyで取り扱い中です。

 

 

 

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2021/02/22

Love Story (Taylor's Version) ー Taylor Swift

 


この状況に入ってから、ロマンチック・ラブコメディを観始めました。

 

もともとあまり重い映画やドラマは観ると凹むので、軽いのを好む傾向にあったんですが。

ロマンチック・ラブコメディは手を出したことがなかったんです。

 

特に理由はなかったんですけど、私、映画「ノッティングヒルの恋人」が好きで、あれを観た時に、もうこのジャンルは他の観なくていいかな、と思ったんです。

それと、面白そうだな?と思っても、すっごい話数あるドラマがいっぱいあるので、観続けられるか、が大きな課題だったんですね。

 

そんな中、ぎっくり腰もどきになって、暇でしょうがない年明けの休みに、初めて、韓流のロマンチック・ラブコメディドラマを観たんです。

「キム秘書はいったい、なぜ?」なんですけど。

 

・・・声出して笑いました。

ちょっと腰に響いて痛かったです(笑)

 

ただ、笑いのツボって人によって違うので、これ絶対笑うよ!とは言えないんですが、私は、面白かったです。

 

コメディってハマる役者さんがやると、ここまで面白いんだ!とすごく驚きましたし、ここまでツボにハマってイチイチ笑う自分というのが、新鮮でもありました。

ストーリーも面白かったし、最終回のエンディングロールで、視聴者に向けての優しい仕掛けも用意されてたしで、大満足でした。

1週間くらいかかったんですけど、無事完走できましたよ。

私はネットフリックスで観ました。

 

大ヒットしているドラマなので、ご存知の方が多いとは思いますが、もしまだの方、いらっしゃったら、

「キム秘書はいったい、なぜ?」を試してみてください。

観てる間中感じていた、不思議な多幸感としかいいようのない、あの感覚は、韓流ロマンチック・ラブコメディ特有のものなんでしょうか。

すごく珍しい映像体験でした。

 

あっ!大切なことを忘れてた。

観る前に、ラーメンとキムチをぜひ用意して、観てくださいね。

 

 

 

次はなに観ようか、迷い中です。

今は観るなら、やっぱりジャンルはロマンチック・ラブコメディがいいです。

悲恋モノとかはちょっと苦手なので、楽しいのが観たいです。

 

 

 

映画「ノッティングヒルの恋人」も、私は好きです。

こちらはアマゾンプライムで配信されています。

観終わった後は、ああ、あの映画へのオマージュかぁ!とバンバン膝を打ってください。

 

私もまた時間作って、久しぶりに観ようかな。

 

 

 

 

 

表題曲はテイラー・スウィフトのLove Story (Taylor's Version)

これは自身の昔の曲を、今のテイラーが再録したものになります。

 

テイラーの曲って、特にラブソングは、部屋に1人でいる人間に訴えかけるような、寄り添うような、独特の訴求力があると思っています。

それが、この才能あふれるミュージシャンの、カリスマ性の一因ではないか、と見当をつけてるんですが。

でも、そうやって言葉で限定してしまうのも、同時代を生きる、テイラー・スウィフトという素敵な存在に対して、何かちょっと違うかな、と思ったりもしています。

 

Love Storyという曲の中で、可憐な物語が展開されています。ぜひ歌詞を調べて、聴いてみてください。

 

 iTunesSpotify、で配信中。

 

 

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2021/02/21

test drive ー Ariana Grande

 


 朝は弱いくせに、早くから起きてコーヒーを飲んでいます。

大体1時間くらいしないと目が覚めていかないので、その間は音楽をかけていません。

寒い朝はストーブをつけて、その点火音と、街路樹に集まる鳥の声や朝の配達のバイクの音、時々早くから出勤する人の靴音や車の音なんかを、静けさの中でただ聴いて、コーヒーをすすっています。

 

たぶん、その時間が、私にとってのリセットタイムなのだと思います。

 

それからじわじわ目が覚めてきたら、最近はアイフォンで音楽を聴いています。

 

私、音楽が好きなわりに、音に全くこだわらないんです。

 

なんでかなと考えたら、たぶん音楽の原体験が、使用の悪い、安いスピーカーだったからなんですね。

だから音が少しカサついてないと、体が緊張するんです。

ベース音もそんな響かなくていい感じ。

 

これを音楽好きな人に言うと、すごく驚かれます。

あとプロのミュージシャン達が、すごく音にこだわって作っているのをたまに雑誌の写真とかで見ますけど、なんだか申し訳なくなる時があります。

 

ロックとかは少し音が割れてないと嫌な感じです。

ただクラシックは、音色が絹のようになってないと、なんか嫌だなとは思っています。

 

でもあまり緻密な音は疲れてしまうので、やっぱり「少し仕様の悪いスピーカー」からの音が1番好きです。

 

アイフォンで音楽を聴いているのは、その前はアイパッドで聴いていたんですけど。

OSの問題でアップデートが面倒になった上、プレイリストのバグが出るようになったんです。

それでアイフォンに切り替えました。

幸いなことに私の使ってる機種は、少しだけ古いタイプなので、音がそんなに良くないんです。

最初聴いたとき、ちょっと良すぎるかな?とは思ったんですが、だいぶ慣れました。

最新のアイフォンは、とても音がいいですけどね。

 

 

・・・スピーカーって、アイフォンもそうですけど、いかに音を良くするかに心血を注がれて進化しているので、こういうタイプのリスナーって、作っている職人さん達からしたら、ちょっと頭抱えられるかもなぁと、自分でも苦笑いの嗜好の話でした。

 

でも、少しザラついたり、かすれたり、ノイズが入ってる音の方がいいんですよねー。

そういう方、結構いると思うんですけど、どうでしょうか。

 

最近のオーディオ機器って、確か自分でそういうふうに調整できるはずですけどね。

聖堂の中で響くようにとか、ライブ会場でのダイレクトな音でとか。

 

今の部屋に引っ越した時に、そういう大掛かりなオーディオ機器は全部手放したんです。ミニマリストじゃないですよ。

置く場所の問題が大きくて。

それで、いろいろ試した結果、今のところ、少し古いアイフォンで、ざっくりと聞くのが1番ぴったり来てます。ははは。

 

 

 

 

 

表題曲はアリアナ・グランデのtest drive

Positions(Deluxe)に収録されています。

アリアナの歌詞って、テーマに「恋愛の濃密な瞬間」っていうのがあるんじゃないかな、と思って聴いています。

 

私の引っ掛かりポイントに、等身大またはリアルというのがあるんですが。

訳詞を見た時に、恋愛の実像とフィクションが、うまく混ざりあっている歌詞世界があるものが、すごく好きです。

あんまりリアルリアルしているのも夢がないし、かと言ってすごく甘美なだけの世界だけというのも、ちょっと引いてしまう。

このミックス具合が絶妙なものが、私の琴線に触れるみたいです。

 

この曲は、直感的で運命的な相手に巡り合った時って、もう余計な段階はすっ飛ばして大丈夫なぐらい、気持ちが冴え渡ってる時の無敵感がすごくよく表現されている曲だな、と思って聴いています。

気になる方は歌詞をチェックしてみてくださいね。

 

まだ聴き込んでないんで、今の段階で、ですが。

Deluxe版に入っている新曲の中で1番好きです。

 

 

iTunes Spotifyで配信中。

 

 

 

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2021/02/20

う、ふ、ふ、ふ ー EPO

 

 

人様のメモを拾ったことがあります。

 

夕方の混んだスーパーに入って行った時に、前を横切った人が紙片を落とされたんですね。

気づかずに行ってしまおうとしてて、反射的に拾った時に、中身が見えたんです。

 

それが、素人の私でもわかる、何かの数式と図解のメモだったんですよ。

 

X軸とY軸が引いてあって、放物線とその隣に球体が落下しているような矢印と数式、それと言葉が数行に渡って綴られてました。

 

これは大変な物を拾ってしまったとびっくりして、すぐに声をかけたら、その方は大変恐縮されて、「わ、こんな物を落としてお恥ずかしいです」と赤くなって立ち去ってしまわれたんです。

見た目、ふっつーの女性(4・50代くらい)だったんですが。

で、買い物を済ませて、家に帰ったあと、消毒しながら、

「ひょっとして、あの人は、博士かなんかだったんじゃないだろうか・・・」

と思ったんです。

 

たぶん・・・、それで間違いないと思うんです。

それか、趣味で数式を遊ぶ人か、あらためて学生の身分を持っている方か。

私は、そっちは全くダメなので、何が書いてあったのか、わからずじまいなんですが。

思うことはただひとつ。

 

そりゃ、博士でもスーパー行くよね・・・。でした。

 

以来、私は自分の行動範囲にいる人たちを、少し違った目で見るようになりました。

 

みんな博士かも?とは流石に思わないけど、今私の後ろでソーシャルディスタンス守って立ってる人にも、仕事があり、暮らしがある、趣味もあって、いまカゴの中にカレーパンと牛乳。

という、そう言われれば、そんなの当たり前でしょ、と答えていたことが、くっきりとあらためて私の中に存在するようになりました。

今でも心のどこかで、そのことに驚き続けています。

街の生活での醍醐味のひとつです。

 

メモはやっぱり私は覚書きとしてしか活用できていません。

その覚書きも、わけのわからないものがたくさんあって、メモ以前に、殴り書きをやめるべきではないかと思っている今日この頃。(それだよ)

 

 

 

 

表題曲はEPO(エポ)の「う、ふ、ふ、ふ」

VITAMINE EPO」に収録されています。

化粧品の宣伝だったと思うんですが、キャッチーなサビは、そのまま宣伝のコピーに使われていました。

これは他のミュージシャンが言っていたんですけど、こういう曲は先にコピーを手渡されて、そこから曲を展開していくんだそうです。

この曲の場合はどっちだったのかはわからないですが、1度聴いたら忘れられないフレーズですよね。

EPOって80年代ポップスを語る上で、欠かせない存在だと思っています。

明るい気持ちの中にふと潜む、根源的な哀しさ、つらさ、苦しみ、さりげない切なさを、都会的にうまくコーティングする名人ではないでしょうか。

シティポップのくくりに入るのかはわからないけれど、再注目されて欲しいミュージシャンの1人です。

 

別のアルバム収録ですが、「12月のエイプリル・フール」も、染みます。

 

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2021/02/19

Dua Lipa ー We're Good

 

 

嫌いという感情はわりかし大事にしています。

 

とても厄介で、下手をすると、グッと引っ張られてしまう感情なので、注意が必要ですが、嫌いは大事にしています。

理由は、自分を知ることができるからです。

 

昔は、自分の嫌いをもう一切無視していたんですが。

前にも書いたように、それでぐるぐるしてしまったりして、恋のように頭にこびりついたりもして、結局無視できない自分に嫌気がさして、敗北感のかたまりになったりしてました。

 

きっかけは忘れちゃったんですが、で、どうしたかというと。

 

嫌いなものをじっと見つめて、

どこが嫌いか。

なぜ、嫌いか。

と考えていきます。

 

紙に書き出すとより整理がつきやすいです。

 

そうすると、

「ああ、私はこういうのが嫌いなんだ」とか、

「こういうことにモヤモヤしちゃうんだな」と、

「私の嫌いポイント」が見えてきます。

 

その時に大事なのは、正しいか正しくないかを考えないこと。

 

とにかく、なぜ嫌いなのか、それをできる限り、箇条書きにして、最終的に「だからどうしたいのか?」までを、考えていきます。

 

自分との会話をするんですね。

 

詳しい方法はこちらのログを見ていただいて。

 

で、今の私にわかるのは、

 

嫌いという感情を見ていっても、

自分を知ることにはつながるが、

相手への理解には、つながらない

 

ことを肝に命じておく、ということです。

 

自分のことは分かっても、相手のことはわからないんですよ。

 

あらためて言葉にすると、当然と言えば当然なんですよね。

だって、相手が嫌なことをした、または、ただ単に嫌な場合、相手の「その瞬間だけ」が自分にインプットされていて、相手のこと全体は「よく知らない」、または、「知っていても全部知ってるとは言い切れない」からです。

 

私はそれに気づいた時に、ぐるぐるしていた自分は、わからないことを一生懸命考えいていたんだな。

そりゃわからないはずだわ、と合点がいったんです。

 

だから考えるのをやめることができました。

 

最近では、嫌いを分解していって、なぜ嫌いか、どうして嫌いなのか、を考えて、整理がついたら(気持ちの整理ではなく、嫌いの整理)、もう考えないようにしています。

 

精神的に放っとくという感じです。

 

それでも、油断するとふっと思い出すんですが、意識を無理やりそらすようにしています。

 

そして、この嫌いは正しいか正しくないか、という考え方をやめました。

正しくなくても、嫌い、な自分がいることを知ったからです。

あまりがっかりはしなかったですよ。

ああ、私は、そうなんだな、となんか納得する部分もありました。

今までそういう自分を無視してたの、なんかごめん、自分よ、という気持ちになりました。

 

むしろ、自分を正しいと思いたいあまり、嫌いという感情を正しいに無理やり当てはめようとすると、変な歪みが生じてくるので、しません。

 

絶対に効果があるよ、ということではないので、申し訳ないですが。

 

嫌い、という感情、に振り回させれてしまうな、という方は、よかったら試してみてください。

 

今日は、ちょっと難しい話でした。

 

 

 

 

 

 

 

表題作は、大好きなDua Lipaの新曲。

We're Good

YouTubeに日本語訳詞付きM Vが出されているので、歌詞が知りたい方はそちらをどうぞ。

こうやって歌詞がすぐわかるのは、配信組としては嬉しいです。

 

この歌は、終わりを迎えた恋人同士の片方の気持ちを歌ったもので、もうさっぱりお別れしましょう、という、うまくいかなかった自分たちにうんざりしながら終わりを告げる歌です。

歌詞から想像するに、うまくいかなくなってからも、ずるずると付き合っていたみたいですね。

 

人間関係って、恋愛に例えると、ちょっとわかりやすいかもしれないな、とこの曲を聴きながら思いました。

恋愛だと、もう終わった相手とのことをぐるぐる考えても仕方がない、とある時点で、吹っ切れる時がくるんですけど。

恋愛抜きだと、結構ずっと考えてしまうんですよね。

悩んでしまう方は、もしこれが恋愛だったら、というふうに当てはめてみると、整理がつきやすいかもしれません。

 

こちらはつい先日ドロップされたFuture Nostalgia moonlight editionに収録されています。

 

iTunesSpotifyで配信中です。

 

 

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