休刊 キム・ソクジン



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休刊 キム・ソクジン 
おかえりなさい、JINさん。
ARMYさんおめでとうございます!:)

2024/02/18

旅行をしない日

日曜日なので、穏やかな内容を書いています。
 
 
先日、東京に行ってきました。
 
今回、家に戻ってきてわかったんですけれど。
東京を旅行するということが、どうも私は、ずっとうまく出来なかったんです。

私の、旅の失敗原因は、いつも欲張ってしまっているか、ピント外れ(って言い方は今現在でもあるんでしょうか)のせいだったんですね。
 
多分、旅行の肝心要な部分は、体力と日程と宿と、あとは行くところ(旅のテーマまたは目的)だと思うんです。
 
欲張ってしまうほうは、あれもこれも、とスケジュールを詰め込んで、充実感はあるけれど、私としては、そういう旅行の仕方が嫌いなんです。
 
疲れるし、ゆっくり見れないし、 時間に追われるから焦ってしまって、せっかく行ってみたかった場所に居るのに、
「ああ、あと何分でここから移動して、ああしてこうして、アレに乗って」
って考えて予定を組み立て続けているから、目で見ていても、ぜんぜん気持ちに入っていかないんです。
 
そのスケジュールの合間にも、今日はあそこで何を食べて、ここ行って、途中でトイレに行ってお化粧直しもしたい、気になっていたけれど買うまでも無い、とずっと思っていたものをレジに持って行って、その後、何年も家に飾っておきたいのになと、あれこれ考えてて、途中から、一体、どうして旅行に来てしまったんだろう、と気持ちが落ち込み始めるんですね。
 
多分、私は、充実した旅行というものに、まったく向いていないんです。
 
それよりは、日程をたっぷり取るか、短い日程なら行く先を絞って、ゆっくり休みながら回りたい、というのが今回の旅行ではっきりわかりました。
 
そして宿ですが。
こちらも、ゆっくりできるホテルがいい。または旅館も、とにかく、ゆっくりできるところが本当は良かったんです。
 
そのゆっくりが、また曲者でして。
私は前回の更新で書いたように、部屋でお茶や珈琲が何杯も好きなだけ飲めて、狭くてもいいから、静かで、安心できる空間で、よそよそしくなくて、さっぱりした部屋じゃないと、嫌なんです。(それはもう旅行ではないのでは?)
 
おそらく、同じ方って結構おられると思います。
 
わざわざドリッパー持って行って珈琲入れるまでいかずとも、(今回は紅茶ポットも持っていきましたよ。薄青の唐草模様の100均の奴。)
旅行の全日程のうち、一日くらいは部屋でのんびり過ごして、近所をちょっと散歩がてら回って、地元の人や旅行に来てるらしい人に混ざって、そこのスーパーやコンビニに入って、色々買って部屋で食べたいんです。
 
その後も、3時間くらいの仮眠を取り、夕方までのんびりして駅前まで出て、前を通りかかって良さそうと決めた居酒屋や小さなレストラン、そういうところでご飯を食べて口に合ったら、お酒も頼んで、帰りにチキンラーメン(カップ)を買って、そのままホテルの部屋に戻る。
 
そういう過ごし方が、結局、私は一番旅先でほぐれる過ごし方でした。

旅行ですが、一日はそこで暮らしてみたい。
ちょっとだけ、そこで暮らしている風の時間が欲しいんです。
 
旅行を休憩する日が欲しいんですね。
 
ある程度、年齢を重ねると、だいたい国内の街や町って、行って少し歩くと、こんな感じなんだな? っていうのが分かるようになります。
 
初めてだけど、一度来たことがあるような、きっといつかどこかの夢で行ったことがある、架空の街でやってみたかったこと。
現実の、別ではありますが、どこかが同じ場所で、ふと暮らして、ふと離脱する時間をやりたいんです。
 
その一日がどうしても欲しいので、余裕のある日程の場合は、中1日。
ない場合は、半日は予定を未定にして、これから旅行に行く珍しい機会があれば、好きに過ごそうと思います。
 
今回の東京旅行は、そういう風に、ほんの数時間でしたけど、行った先の街でちょっと行き当たりばったりのことをして、帰りにホテルのそばでチキンラーメン(カップ)を買って(笑)、部屋のポットでお湯を沸かして作って、とても休まりました。
 
全身から旅の緊張が消えました。
おかげで翌日の日程が、とても新鮮になりました。
 
きっと私のようなタイプは、旅行で決まった日程を過ごすストレスが、旅の間に溜まるんじゃないでしょうか。
 
なので、すごくもったいないような気がするのをこらえて、旅の途中で、時間を浪費するひとときを設けてみる、のをおすすめします。
 
旅行は、人によっては、とても勇気がいる行動だと思います。
 
でも旅への憧れがある方、または、ふと旅行に行ってみようかなと思う方は、最初は一泊二日から近場で始めて練習しながら、ご自身が一番楽な旅の過ごし方を知っていくのが、一番効率がいいかもしれません。
 
旅という具体的な時間の中では、特に、自分以外の価値観の顔色をうかがってしまい、一回くらいは有名なお店のを、チェーン店は地元にあるからやめよう、と、つい、自分でもどうしてそれがお手本として頭の中にはいってしまっているのかよくわからない、充実ばかりしている旅のモデルを参考にしてしまうことが、私の場合はよくありました。
 
でも自分の旅行なんですから、浪費だろうと充実だろうと、好きなように過ごすのが、結局は一番いいのだ、とわかるまで、私は随分たくさんの失敗旅行をしました。
 
旅行だからこそ、足の向くまま気の向くままにして、チェーン店でも入ろうかな? と思ったら迷わず入る。くらいの日があってもいいと思います。
 
旅行を計画する機会があるときは、旅を休憩する日。よかったらイメージしてみてください。
 
基本、空想旅行家ということもあり、私はあまりその通りに動くことは無いんですけれど。
有名な旅行冊子、「ことりっぷ」は、手頃な大きさで、めくってるだけで楽しいです。
 
アプリもありますが、私は、冊子を思うようにめくって、毎日を少しだけ離れる時間がとても好きです。 

それでは、素敵な日曜日をお過ごしください。


20240218 13:46 草稿段階で「東京は清潔な街」というテーマの文章だった冒頭部分が残っていたのを削除しました。