日曜日なので、穏やかな内容を書いています。
私の住む街は、アジアと昔から交流があります。
秋の初め、9月にAsiaMonthと銘打って、アジア各国と同じくアジアの1国である日本の現在をテーマに美術展が街中で開催されたり、音楽イベントがあったりと、9月はアジア一色に街が染まります。
昔からアジアの町で普通に食べられているご飯を食べてみたい、と思っていたことを思い出し、各国のネイティブ食やネイティブスイーツを色々調べています。
中国のお菓子といえば月餅(げっぺい)があります。
まだ若者の時、中華街で月餅を見つけ、一度食べてみたかったので購入してホテルで食べたんですが、思うより素朴な味で少しガッカリしたのを覚えています。
その頃の私の想像上の月餅は、カステラの延長線上のような味を想っていたんです。
少し事情があって、私は当時白餡(しろあん。白く大きな豆と砂糖で作った餡のこと)が苦手で、中に入っていた白餡と胡桃かナッツの砕いたペーストをあまり美味しく感じられませんでした。
やがて色々な食を知っていくにつれて、味覚の美味しさの範囲が広がっていき、今では同じ白餡と胡桃のペーストは好物となっています。
そういえばこの頃月餅を見ないな、と思っていたら、 同じ街に月餅の専門店があるのを知り、オフィシャルに伺ったら、ものすごく美味しそうな種類がたくさんあって、すぐ注文して先週のお茶の時間は月餅一色でした。
月餅って英語ではMOONCAKEと言うそうです。
月のケーキなんですって。
美しい名前です。
この言葉を充てたその人は、高いデザイン性を持つ美味しいお菓子に、強い敬意を持っていたのでしょうね。
確か、月というのは佳人が住む場所として、最も風雅な場所とされていますしね。
パッケージに掛かっていた化粧紙に、近年では月餅は「感謝の気持ちを届けるお菓子」とあり、お礼やお祝いにいくつか選んで贈ると、持っていく側も贈られた側、どちらも晴れやかな気持ちになると思います。
月餅(げっぺい)専門店
甜甜印象(ten-ten-insho)
私は気になる商品を2個ずつ注文したのですが、サービスで和紅茶が入っていました。
夢見るシノワズリのデザインで統一してあって、とても優雅な気持ちになれましたよ。
好きだったのは、銀毫ジャスミンミルクティー月餅 370円とベリー&ベリー月餅350円、甘夏いちご月餅370円。
月餅を和紅茶と頂くと、胸に白い大輪の牡丹が静かに開いていく気持ちになりました。
月餅ではなさそうですが、中華ヌガー「雪花酥」 ブルーベリー杏仁味を次は狙っています。
甜甜印象(ten-ten-insho)の商品は、本来の月餅に加え、現代的な解釈を施した月餅なので、とてもモダンでエレガントな味です。
こちらはI LOVE CUSTARDのブリュレカスタードケーキ。
冷凍で届くので食べる前日に冷蔵庫で解凍して、美味しいお茶の時間を過ごせます。
I LOVE CUSTARDのブリュレカスタードケーキで検索すると、オンラインショップが出ます。要会員登録です。
あまりに暑いので、夜に涼しさを期待している方も多いと思います。
強い日射しが窓の外に或る夏のお茶の時間に、テーブルの上に月を出現させてみては如何でしょう?
それでは、素敵な日曜日をお過ごしください。