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うっかりカツカツやって来て、うっかり居ない。( By O.)
 

2025/07/27

淡く、交流を持つ。

 

日曜日なので、穏やかな内容を書いています。
 
人を励ましたり、応援したりするのはとても善いことですが、あまりにも励まされ過ぎたり、機械的に応援の気持ちを示すだけの態度を取られたりすると、
どういうつもりなんだろう? 
私は絵に描いたような可哀相的な状況に入っているのだろうか? 
と、その人が私の状況や個人的な細かい情報を一切考えずに、励ましを伝える自分や、誰かの人生にいつまでも残り続けて主人公より印象に残る、よく映画にあるような名脇役の自分を、勝手に現実の私の状況を利用して演じてみたかったのだろうな。と思うことがあります。
 
大昔、本当にそんなことを道路上でされて、この人は何をしているんだろう? と黙って考えながら適当な理由をつけて話を切り上げました。
 
あまりこういう人は居ないとは思うんですが、長い間、私のこの感性は一般的なんだろうか。
それとも私のパーソナルな個性なんだろうか? と心の底で気にしていました。
 
昨年ですが。
同じことを考えておられた方と淡いご縁があり、私が長年考え込んでいた事への解答ともなる態度を、その方は何気なく選択して見せてくださいました。
後に、私が落ち着いて静かに感謝している時に、
ああ、そうだったのだな。
と、さらにその人が選んだ言動の質の高さと繊細で温かい考え方が分かり、とても感慨深いものが胸に込み上げます。
少し哀しい状況下だったのですが、その当時のことを思い起こす度、嬉しく誇らしい穏やかな気持ちになるようになりました。
おそらく、その状況に関わった全員に温かいものを手渡したからなんだと思います。
 
その方が選んだのは、
絵に書いたような励ましは言わないでおく。
出来る範囲で、その状況が穏やかで健康的な状況へ動くように、とても小さく大げさでない協力をしながら、
言わないでおいた事が、新たな役割を持つと判断した瞬間には、躊躇せずそれを伝える。というものでした。
そのおかげで、沢山の人達が明るい気持ちで、青い風が胸に吹き渡る選択が出来ました。
 
知性というのは物凄いものなのだな、と、何気ない風にその場に居た方々に伝えた時、その方が手に持っていたジャン・コクトー詩集の表紙を、美しく思い出しています。 
 
茶道の用語に「淡交(たんこう)」という言葉があります。
私はもともと人との縁が薄く、少し悩んでいた時期があったんですが、この言葉を初めて知った時から数十年経って、この言葉が本来持つ威力の恵みを手に取ることが出来ました。
淡く、交流を持つ。
という風に私は解釈すると、自分にとても似合う服のように、この言葉が胸にそっと収まります。
その言葉に恵まれた時間も、また途方もなく豊かです。
ジャン・コクトー詩集を持たれていた方がそうだったかどうかは分かりませんが、怖ろしい程の感受性と経験なのだな、と私もこの先を眩しすぎない光で照らして頂いたように思っています。
 
 
先の写真は、サントリーから出ているスパークリングワインです。
あっさりして美味しかったです。
ワインを何を飲んでいいか分からない時は、こちらを選ぶとそう大変なことにはならないのでは無いでしょうか? 
下の写真は、どうしても欲しかったグラス。
以前、こういう色合いは反対されたことが有り、買うのを諦めていたのですが、欲しいなら臆することなく買え、と励まされ、買ってみたらなんと北欧のメーカー品でした。
特別な時間に使うグラスです。
 
それでは、素敵な日曜日をお過ごしください。
 

 
 
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