O先生によるエナメル紹介



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うっかりカツカツやって来て、うっかり居ない。( By O.)
 

2025/07/06

勝手市民大学生になってみる。

日曜日なので、穏やかな内容を書いています。
 
先日、私が知りたいことがネットに無かったので、ふと大学にメールで問い合わせてみようと思い、メールしたら翌日には回答が返ってきました。
その事自体がとても刺激的だったんですね。
私が問い合わせた内容は、主に博物学の分野に入ることなので、大学の専門学部のオフィシャルページから、お問い合わせをクリックし事務局の該当係にメールで質問しました。
 
社会人として生きていてあまりこういう機会は無く、何十年ぶりに学生になったような気持ちになりました。
ご存じのように、大学は聴講生や有料で申し込んでオンラインのパスワードを取得して、講義やイベントが受けられるようになっています。
ただ、このように私のプライベートの疑問で大学に問い合わせをする。そして、次の予定にそのアンサーが反映される、というのが、とても面白かったんです。
 
なんだか頭が良くなったような気がしたし、自分個人のささやかな楽しみと趣味が、実は博物学という分野のものだそうで、これは学術であるし、生活の中の自主勉強でもあるし、市井(いちい・しせい)の者として観察を続けていく研究でもあるのだ。
と嬉しい驚きがありました。
 
趣味って「1研究(いちけんきゅう)」なんですね。
あの夏休みの大嫌いだったアレが、普段やっているささやかな趣味の正体だったんです。
なので小さな興味のあること。知りたいこと。知りたいんだけど、どこを調べたらいいのかもわからない、そもそも知りたいことははっきりしているのに、分からないことを調べること。そして経過を観察し、結果を経験として覚え、新しい料理のレパートリーにしたり、今度服を買うときのアレルギー対策にしたりするのが、実は学習であり研究と呼ばれるものの1つだったんです。
 
昔から有名な人などに、在野(ざいや)の研究者とか在野の思想家とか呼ばれている人がおられますが。

そういう方達はきっと、ミントグリーンの西洋木造建築のお家で貧しく暮しながら、なんだか最終的にはお洒落な昔の素敵な薬缶などでお茶を淹れた後、”いつか妻には新しいケトルを買ってあげたいのに。すまない。俺と結婚したばかりに。この研究が認められれば・・・。”
と庭木のポプラなどを眺めて、数字と化学式とか、難しい巻物のコピーを見ながらまたデスクに座ってペンを執っているのだわ。
と、そっと切なく私は思っていたのですが。
 
そしてやはり関係ないのですが。
テーブルの上にはいつも洋梨と素敵な引き出し式のナイフがあって、紅茶はいつも紙の袋に入っていて、奥様はヨーロッパのテーブル料理に詳しく、子牛の骨を肉屋さんの裏口で受け取って料金を払った時に、「奥さん、私は先生の研究は必ず認められるって分かってるから。」
とコロッケのおまけまで紙袋に詰め込まれて、黙って頭を下げたりしているのだわ、子牛でコトコト三昼夜(さんちゅうや)。
と信じているのですが。
何を書いているかわからないでしょうが、これが日曜版です。
 
私達の趣味も、在野(ざいや)の研究者って言えばそうなんですよね。
 
社会で普通に暮していれば、当たり前に市民です。
なので勝手市民大学生として、普段の生活に大学というものをちゃんと取り入れていけば、生涯に渡るとても知的な冒険になると思うんです。
 
お住まいの地域の大学の事務局から、各研究者、職員、教授、外部委託の専任教授の知識に問い合わせをしても、何も問題は無いのだ。と知っていると、毎日の暮しが確かな学術と最新の研究結果と考察、スタンダードな研究結果と考察に支えられると思います。
 
海外の映画などでも、主人公が大学の先生に教えてもらう素敵な展開がありますが、先生だけでなく大学の職員さんに至るまで、その方達が持つ膨大な知識に私達の毎日の分からない事を問い合わせ出来るのだ。
という生活の窓を持つと、とても心強いと思います。
 
勝手市民大学生ということで在野(ざいや)のささやかな研究者ではありますが、私達は当然ドクター(博士号)の資格を論文提出して許可されていませんし、私達は専門の研究者ではありません。
 
けれど私達が知りたいことや、わからないと何かと不便なことの多くは、博物学であり科学であり化学の小さな一片です。
これらすべてが学問であり、研究に値し、先人の研究者が存在します。
自分の知りたい事の学問上の名前が分からなくても、それぞれ専門の研究名、学術名があります。

お住まいの地域に大学が無くても、お住まいの国にはたくさんの大学があります。
そちらのオフィシャルページの問い合わせから、メールで質問してみて下さい。
 
私達にO.先生が味方して下さっているように、私達個人個人の趣味や趣味になる前の知りたいこと、分からないことにも、各大学の先生方や助手の皆さん、事務局の職員の皆さんが、その知識を持って、回答をして下さいます。
市民の大学生に勝手になってしまいましょう。
在野の小さな研究者に勝手になってしまいましょう。
 
これはなかなかインテリジェントで素敵な秘密が、私達の毎日に姿を見せたと思いませんか?
 
僕はこのような機会に恵まれてとても光栄でしたし嬉しかったのを、つい昨日の事のように憶えています。
良かったら、皆さんの知的パートナーシップを各大学所属の方々にお願いしてみませんか?
きっと有意義で豊かな知的態度に繋がりますよ
byO.

 
それでは、素敵な日曜日をお過ごし下さい。
 
20250706 15:41 付記を追続しました。
20250706 16:01 文章を直しました。
20250706 16:17 文章を直しました。 
20250907 18:16 文章を直しました。
 

 
 
 
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