ここ数年お菓子勉強を続けています。
なにそれ?と言われると思いますが、自分で書いてても変だと思います。(笑)
どっか教室に通っているんじゃなくて、おいしいお菓子や珍しいお菓子を探すことを、普段からずっとやっています。
グルメとかではないんです。
食べ歩いているわけでもなく、お菓子に関する情報を集めている、と書いた方がしっくりくるかもしれません。
なんでそんなことをやっているかというと。
歳を取るにつれて、お菓子を人に持っていく機会がグンと増えた、というのがひとつ。
もうひとつは、そんなに親しいわけではない遠い知人に、お菓子選びがすっごい上手な人がいるんですよ!
で、たまに、お菓子をいただくと、それはいつも知らないところのお菓子で、かつ、それが美味しいんです。
大袈裟でもなんでもなく、今まで1度も、いただいたお菓子が被ったことがないんです。
あ、1回あったか。
それは好評でということだったんですけど。
一体どうやってるんですか?と訊きたいんですが、そこまで親しくないので、失礼に当たるかもと思って、結局訊けずじまいなんです。
うらやましくて、すごいなぁとも思っているのに、自分がお菓子を選ぶ時は、みんな知ってるお菓子しか思いつかないんです。
いや、それも、自分で食べて美味しいからいいんですけど。
美味しいと思っているものを、食べてもらいたいから。
でも、この方のこれはすごい特殊能力だなぁ、と感心していたところに、森下典子さんの「こいしいたべもの」を読んだんです。
食をテーマにしたエッセイで、名著なんですが。
著者の森下さんは長い間お茶をやってらして、茶人でもあるんですね。
お茶人といえば、普段の日常生活に、もう1枚ヴェールがかかったように「二十四節気」という日々を生きている、んですけど、森下さんもそうなんです。
で、定期的にお稽古場に行かれてて、1回、季節にそぐわないお菓子をお土産にしちゃったという失敗から、物凄い情熱でお菓子に関するありとあらゆることを調べたり、人に訊いたりして、最終的には、持って行ったお菓子が、お茶の先生にどこのお菓子か尋ねられた、という成功体験が語られているんです。
(なんで私が書くと、こうまでガサツかな・・・)
それを読んで、そうか、お菓子って勉強するものなんだ、と新たな知恵を授かったんです。
と同時に、前述したお菓子名人は(呼び方)、お茶人なのかな?とか思ったり、とにかく、普通に暮らしている範囲では、あのお菓子情報は知り得るはずがない、いやそうに違いない。とか、妙に文体違う考えを持ったりして、私も始めようと思って、いまにいたっています。
で、どうかといえば、お菓子の世界は広大すぎて、結構まめに、調べたり、雑誌に載っているのをみて、アイフォンにメモを打ち込んだり、「こちら秘書室公認 接待の手土産」を買ったりと、要は手持ちの「お菓子カード」を増やそうとしてるんですけど、全然追いつかないのが現状です。
やり方は分かっても、いざ踏み込んでみると、果てない世界でした(笑)
だから、もし身近にお菓子に詳しい方がいらっしゃったら、その方のことは大切にしておいた方がいいと思います。
・・・セブンのエクレア美味しいけどね。持っていくけども。そして、いまだに売り切れてるけども!
表題曲は、the pillowsのLITTLE BUSTERS。
アルバム「LITTLE BUSTERS」に収録されています。
the pillowsって「かっこいい」ですよね。
いつもバシッと照準が定まっている音楽を鳴らしてて。
すごいバンドだと思います。
同収録のHYBRID RAINBOWも名曲。
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