今日は音楽の話です。
年越しから年明けまで、何を聴いていたかというと、アレックス・アイズレーのマリーゴールドというアルバムをずっとかけていました。
体調がすぐれない状態では、私は、あまり強い音楽が聴けなくて、臥せってる間は音楽は止めていたんですが、少し良くなってからは、アレックス・アイズレーをずっと聴いていました。
ジャンルは、R&Bとかソウルでいいんでしょうか。
こちらも機会を作ってまた紹介しますけれど、ネオソウルの旗手のMoonChildのアルバムが結構好きだったので、聴いているときにすごくいい声がしてきて、調べると、アレックス・アイズレーがコラボレーションしてたんです。
で、かなり好きだったので、Spotifyのリンクを飛んで、アレックス・アイズレーの最新作、マリーゴールドに辿り着いたという経緯です。
アレックス・アイズレーの情報はオフィシャルでは私はうまく探せなかったので、ウィキペディアの英語版を機械翻訳にかけての情報となります。
2012年にセルフプロデュースによる「The Love/Art Memoirs」でデビュー。
自身の音楽を「ヒップホップとジャズの影響を受けたR&B」と語っているそうで、私が愛聴しているマリーゴールドでは、プロデューサーのジャック・ダインとタッグを組んだ二作目となるそうです。
共感覚(シナスタジア)というギフトの持ち主だそうで、
ウィキペディアから引用すると
(引用ここから)
” アイズレーは共感覚を持ち、その現象についてLA Weeklyに説明している。"頭の中にキャンバスがあり、全体が描かれているか、色の波が続いている...作曲を始めると、色がしっくりこないからキーを変えなければならないこともある”(引用ここまで)
と語っていたそうです。
(アレックス・アイズレー、ウィキペディアより)
共感覚(シナスタジア)について詳しくは検索していただくとして、ミュージシャンには結構このギフトを持つ人が多いという認識を私はしています。
確か、どなたか、その方もミュージシャンだったんですけれど、コードの音が一定の色に見えるというか頭の中で描画される、ということを何かで見た記憶があります。
私は音楽は好きですが、自分では作れないので、こうして私達のもとに届けられる素晴らしい作品群が、ギフトという個性によって創り上げられている側面を持つ、ということに、いちリスナーとして、とても感謝しています。
マリーゴールドに話を戻すと。
全曲私は好きで、個人的には捨て曲なしの、素晴らしいアルバムであると思っています。
リリースは2022年の3月だったそうで、もっと早く聴いていたらなと後悔する気持ちでいっぱいです。
個人の方の情報なので参照リンクが貼れないんですが、アレックス・アイズレーで検索すると、取り上げておられる方々の評価は皆、高く、このマリーゴールドというアルバムで、アイズレーが元々持っていた才能が大輪の花を咲かせたという認識で間違っていないようです。
音楽を聴くとき、メロディラインが好きとか構築されている音蝕が好きとか、色々あると思うんですが、私は声が好きになるアーティストを、長く応援する傾向にあります。
少し掠れていて、それでいて高音は伸びやかである、アレックス・アイズレーの声はとても心地よく、晴れている日でも雨の日でも曇った日でも、時間帯を選ばず、耳に届いてはその時々に少しずつ違う表情を届けてくれるので、めぐり合っちゃったな、という気持ちです。
よかったら、聴いてみてくださいね。
そして、グラミー賞についてですが。
毎年、予想を公開はしていないんですけれど、雑感的なことは書いているので、今回もそんな感じで書こうと思います。
アルバム賞ですけれど。
私は、ビヨンセの「RENAISSANCE」がやっぱりすごく食い込んでくるんじゃないかと思っています。
アデルとビヨンセの一騎打ちだろうというのが、世間的な評価のようですけれど、私はビヨンセとハリー・スタイルズの戦いではないかと思ってみています。
ハリー・スタイルズの「Harry's House」もすごくいいアルバムで、私も結構聴いていました。
好きだった楽曲は「As It Was」「Little Freak」「Daydreaming」とやっぱり「Boyfriends」が大好きです。
「Boyfriends」はTHE FIRST TAKEでのパフォーマンスが初見だったんですけれど、同時についていた翻訳がとてつもなく素晴らしくて。
私はこの美しい、そして哀しくて優しい楽曲が大好きになりました。
その時調べて驚いたのが、ハリー・スタイルズって楽曲も自分で手がけているんですね。
すごく才能に溢れた人なんだな、とびっくりしたんですが、同時に、そうでなければ今の場所にいないだろうな、とも思いました。
私は楽曲制作については、共作も一人でやる自作も、提供曲を歌うのも、全部、あり、というタイプのリスナーです。
理由は、どんな楽曲でも、その人が歌い、パフォーマンスしなければ、その楽曲に生命が宿ることはない、という瞬間をリスナーとしてたくさんみてきたからです。
なので特にこだわってはいないんですけれど、その人の手による楽曲なら、表現者としての顔の部分の情報量が増えるので、楽曲に触れた時の解釈の余白がぐんと広がっていくので、そういう意味でとても興味はあります。
2022年のこのアルバム、として一枚あげるなら、私は断然、「JACK iN THE BOX」です。
J-HOPEさんというアーティストが新しい世界を提示したとてもエポックメイキングな一枚というのもありますし、何度聴いても、胸の中心にたぎるものが込み上げてくる、という点でも、非常に優れたアルバムだと私は思いました。
2022年のこの楽曲、として一曲あげるなら、私は、New Jeansの「Cookie」です。
二つともK-POPというジャンルからの選曲になってしまいましたが、「JACK iN THE BOX」といい「Cookie」といい、新たな世界を切り出し、今までの流れを大きく変えてみせた力作だと思っています。
久しぶりなので、なんだか長くなってしまいましたが。
以上、Marigold / Alex Isley ・ Jack Dine とグラミー・アルバム賞について、2022年のアルバム、この一曲についてでした。
付記
BTSのノミネートについてどう思っているかというと、ファンなので、どうして獲れないのかな、と毎年思っているんですね。
そして、当時ノミネートされていた、ポップ・グループ賞においては、私の好きなアーティストが連続して受賞していたので、なんともいえない気持ちになりました(笑)。
なので、今年も、音楽ビデオ賞/ポップ・グループ賞にノミネートされていますけれど、獲得しても何もおかしくない、と私は考えています。
(参考リンク アワード・ウォッチ様 https://award-watch.com/)
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