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うっかりカツカツやって来て、うっかり居ない。( By O.)
 

2025/03/22

きっとそうするだろう。

 

 
 
久しぶりにBTS関係の話題で、J-HOPEさんの新曲MONA LISAについて書きました。
 
とある出来事を知った後、やがて年月が経って徐々に心の底から表面に浮かび上がってきて、その時、ずっと考えていた事に対し解答が出ることが、私にはけっこうあります。 
 
日本語で正確な発音が出来ないので、グクさんとお呼びしているBTSのJUNGKOOKさんのエピソードの中に「スタジオの幽霊」というエピソードがあります。
ARMYさんの中ではすっかりお馴染みで、私もファンながら知った時に、なんだかこの話はもっと私自身が考え続ける事だなと判断したのでしょうね。
それから数年間考え続けていた、JUNGKOOKさんの「スタジオの幽霊」エピソードについてです。
 
練習生時代かデビューした後か、グクさん達(BTS(当時は防弾少年団))が使っていた練習室のスタジオに幽霊が出たんだそうです。
それで1番年下のグクさんは、数日間、幽霊を見つけるありとあらゆる機器を設置してその幽霊が出るのを待っていたのだそうです。
後にグクさんは、「どうしてそこに居るのか聞きたかった。」とおっしゃっていて、グクさんの心優しいエピソードとしてARMYさん達が誇らしく思う逸話です。
 
ここからは私の勝手な想像ですが。
当時10代であった少年のグクさんは、他の10代よりお金が少しありましたから、本気で、カメラ・録音機器、そしておそらくアジア圏内ですので、幽霊という存在に対し、ある程度の敬意を抱く精神性を持つ民族性から、誰も本気にはしていないけれど、とにかくそうだと言われるオカルト商品まで揃えて、その幽霊を待っていたのでしょう。
 
周囲の少年と青年達は、グクさんに理解を示しながらも、若い頃の冒険心から来る強がりで「なんでそんなことやってるんだよ。」と、お兄さん達らしく、「お前がそこまで心配してあげる必要なんかないんだよ。幽霊なんだから。」と言外に諭していたのかもしれません。
 
グクさんの黄金マンネ(韓国で言う優れた最年少の人)っぷりに異を唱えるつもりはありません。
2025年現在、軍務に就かれているJUNGKOOKさんが残している仕事を見れば、その才能は言わずもがなです。
 
私は、この件で後にグクさんがわざわざ配信でそのエピソードを話した理由に、当時ノイローゼだったのでは? とか、忙しすぎて辛くてそのような行動に出てしまったのでは? という心配に対し、思っていたことを話されたような気がしました。
 
とても優しい少年だと思います。
全員が少したじろぐ現象に対し、それを自分がなんとかしよう、という、皆の為に自分が手銭を出してまで夜の時間を使ったのですから、真っ直ぐで強く、判断力が高い少年だと思います。
 
けれど私はもっと奥深くに存在する、JUNGKOOKさんご自身の理性と知性から、対話を相手に差し出す、肉体を離れても尚人間であり続ける存在への、自分もまた同じ人間である、という強く毅然とした自負があったのではないか、と2025年に考えつきました。
 
もちろんグクさんは、そのスタジオに出ていた幽霊が誰かを襲ったりケガをさせたりしたら、そんなことはしなかったでしょうね。
練習をしながら、その幽霊がそこに居続けているという状況を観察し、「そこに居るのはなぜですか? 理由を教えて下さい。」と伝えたかったから、機材を揃え、その幽霊に「自分は貴方を待っています。」と最初に自分の相手への態度を見せ、黙って幾晩か待ち続けることで、「対話をしましょう。」と伝えたのではないでしょうか。
 
読む方によっては、何故そこまでグクさんを立派極まりない人に? と思われるかもしれませんが、私は、おそらく多くの人達が同じ姿勢や態度を持つと思うんです。
 
こちらに害はない。けれどなぜかそこに居て姿を現す。
皆さんなら、どうされますか?
 
グクさんのように機材を揃え、本気で対話の準備をせずとも、
「あの、何かあったんですか?」
「大丈夫ですか?」
「お寺とか行きたいとかそういうことですか?」
「人を探しているんですか?」
「何時代の人ですか?」
「いま2025年ですけど、起こってるニュースがご心配ですか?」
と、そっと台所の片隅、居間で座っている時、本棚の前に立っている時に、聞いてみようかな? とけっこう現実的な逡巡の後、尋ねる方がほとんどだと思うんです。
 
「もしよかったら宗派教えてもらっていいですか? その宗派のお坊さんや神職の方連れてくるんで。」とか、
「でも今月はちょっとお金ないから、来月のお給料日後の土曜とかでいいですか?」と言うと思うんです。
 
胸がいっぱいになる想像ですが、私は、日々街を歩いていて、やはり多くの方はそうだろうな、と確かに思うんですよね。
 
グクさんことJUNGKOOKさんは、今はもう立派な青年ですから、このエピソードで、グクさんはとても現実離れするほど純粋な子だったのね。と、いまだに小さな子扱いされるのはお嫌だと思います。
ARMYさん達もそれが分かっていて、
「そのグクさんの良いところは、どんな年代の私達でも、それが人間の優秀さだと分かっていますよ。」
と伝えていたんだと思います。
 
それを傍らで見ていて、その後も何となくずっと考え続けてしまって、
人は他者に、胸が詰まるほど信頼に似た感情を持ってしまう時があるのだな。
こういう気持ちをなんと呼ぶのかな? 
なんて言うのかな? 
とずっと言語化できずにいたら、師が、
「それを「Friend Ship」「Oldman Ship」と言います。」
と教えて下さいました。 
 
なんだかとても晴れ晴れとした気持ちになりました。
 
現実で色々と忙しくて、しばらく離れていたのですが、私はこの頃の楽曲では「i wonder」というJ-HOPEさんWITH JUNGKOOKさんの楽曲が好きです。
 
20250322 17:57  誤字を直しました。