なんだろう?って思ってそのままにしてたものって、形を変えずにずっと心に残り続けますよね。
私の場合、スラッピー・ジョーもそのひとつです。
上に出しているとおり、昔、大江千里のアルバムに「Sloppy Joe Ⅰ&Ⅱ」というのがあったんです。
大江千里さんって今アメリカに住んでるくらいですから(渡米してジャズの世界で活躍中)、すごく英語が堪能な人だったので、日本でポップミュージシャンとして活動していたときに、歌詞とか曲のタイトルとかに当時あまり馴染みのない英単語を入れていたんです。
で、学校配布の辞書に載ってない言葉とかもあって、例えば「赤茶色のプレッピー」のプレッピーってなに?とか
「Pleasure」っていったいなんのこと?とか(これは辞書に載ってました)、そういう謎が結構あったんです。
好奇心旺盛な時期だったということもあって、結構調べていっていたんですが、スラッピー・ジョーは、なんだろう? と思いながらも調べずにいたんです。
なんとなく、
何かの比喩かな、とか、
定型句のひとつかな、とか、
つーか、誰?
って1番強く思ってました。
それが先日、セブンでブリトーを買いに行った時に、
私はハム・チーズが大好きでよく買うんですけど、
そのブリトーの種類に、スラッピー・ジョーというのが出てたんです。
いまセブンって、旅するブリトーという商品展開をやっていて、世界各国のいろんな味をブリトーでお届け!というキャンペーンをやってるんですよ。
で、それを見て、
えっ!スラッピー・ジョーって食べ物の名前だったの?と、すごく驚いたんです。
買って食べてみると、ミートの味がしっかりしてスパイシーでおいしかったんですが、袋にアメリカ料理と書いてあってですね。
早速「スラッピー・ジョー」で検索すると、
「20世紀初頭にアメリカ合衆国で発祥した料理。子供に人気」
とウィキにあったんです。
詳細はWikipediaを見ていただくとして。
えーっ!なんでそんなことを当時から知ってたの?とか、
え、じゃあスラッピー・ジョーってアルバムタイトルって食べ物アプローチだったんだ?とか、
ひとつ疑問が解消されたら、続々と新たな疑問が湧き出てきて、いまこれを書いています。
面白いな、と思ったのがですね。
すごく昔に抱いていたなんとなくの疑問が、いまになって解決するという、その「角を曲がったら出会い頭に解決される感」がものすごく面白かったんです。
その偶然の日常での転がり方が、すごくアグレッシブで、胸のすく思いがしたんですよ。
ブリトー好きじゃなかったら、たぶん、いつまでたっても「スラッピー・ジョーってなんだろう?」とぼんやりしてるだけだったんですよね。
勉学でほめられる姿勢っていうのは、疑問はその場ですぐ解決っていうので、私もおおいにそれは賛成するところなんですが。
「なんだろう・・・?」とずっとぼんやり思っていても、こういう形で、ささやかな日々の選択の先にクリティカルに解決されることもあるので、すぐ調べなきゃいけないこと以外は、これからもぼんやり「なんだろう・・・?」と自分の中に残しておいて、あれこれ想像して遊んでおくのも、それはそれで悪くないのかもな、と思いました。
それにしても、びっくりしました。
スラッピー・ジョーって食べ物だったんですね。
ちなみにブリトーって、そもそもなに?
っていうのと、
タコスとの差は?
というのはですね。
「ブリトー タコス 違い」で検索すると、Googleの強調スニペットに(これ便利ですよね)、
「タコスはコーントルティーヤに具材を乗せて二つ折りにしたもの」
「ブリトーはフラワートルティーヤに具材を乗せて巻いたもの」
と出て来ました。
興味のある方は、検索して深堀りしてみてくださいね。
余談ですが、私はタコスとブリトーどちらも大好きです。
以上、スラッピー・ジョーの正体について、でした。
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