2025年現在の日本では、60代70代の人達が全員デジタルネイティブ世代です。
その人達こそが、ウインドウズを企業に導入し、マッキントッシュで画像データをテスト作成し、tifデータやGIFデータであっさり画像を動かし、PDFをOS関係なく使用可能にして現在の政府公文書にした世代です。
2025年の日本にいる60代70代の人達は、ポータブルテレフォンとされていた携帯電話を仕事で使い、次々と進化していくガジェットやデジタルシステム、毎年のように新技術が入ったソフトを購入し、個別に付与されていた解除キーを打ち込み、部署内で使用可能にカスタマイズし、ウイルス更新データを死ぬほどインストールし続け、インターネット上での礼儀、マナーを最初に創ってきた人達です。
この人達は、エクセルの宇宙規模並みに存在する関数を仕事でどう有効利用できるか、毎月のように出版される新ソフト、新システム対応へのマニュアル本を仕事帰りに購入し、すぐ実用し、それでも間に合わないテクノロジーの進化に対応する為に、ヘルプ機能のおかしな日本語翻訳を頼りに、どうして顔文字というものが日本で発明されたのか、そしてそれがやがてスマートフォンという小型電話機に進化し、インターネットが社会インフラに導入されるのを待ちながら、毎朝、会社に行き、技術現場で働いてきた人達です。
こういった行き違いを、誰が悪いとか誰の責任だとか言うのでは無く、この事実認識の差を是正するために、どうしたらいいか、ですが。
何かを調べたりする時、何かを決める時、まず数値をデータ化し、グラフ化し、当時世の中で何が発明され導入されていったかを同時に並べて、可視化できるようにしましょう。
聞いている範囲ですが、2025年の日本では、世界に大きく遅れを取りながらも、小学1年生からプログラム作成の授業があるそうですね。
現在60代70代の方々はそのコードすら独学で書いて、ご自身の会社や仕事内容に合うように調整してきた世代です。
デジタルネイティブは、日本の60代70代です。
現在の年金受給者達なんです。
多くの方々が指摘されているでしょうが、私も書いてみます。
コロナで、自宅に居ながら本社や世界のグループ企業と、時差ゼロで仕事ができると証明されました。
では、60代70代の、身体が30代40代と同じように「は」、動かない方達が、公立機関や各地の学校で無料配布されているのに有り余っているパソコンと、ネットワークシステムを自宅に政府が無償提供するだけで、すぐに月収20万程度の仕事が出来るようになるのではないですか?
この人達に、パソコンやスマートフォンのレクチャーは必要ありません。
あなた達がインターネットを見ている時に、この人達もインターネットで情報を取っていたんです。
当たり前に、キーボードも打てますし、スマートフォンも触れます。
今後も何が発明されようと、マニュアルだけ用意すれば、あとは自分で調べて応用出来る世代なんです。
また、現在自宅に商品が配送される、ありとあらゆる通信販売の現場で、60代70代の方々が、注文用に構築されたシステムに応じず、個人的な要望を備考欄にテキストで打ち込み、職務範囲対応外を指示するクレームを出す、なんていうことは、
データを使う仕事の流れを、理解できるように後輩に指示して来た世代ですので、 そんなことをすれば、現場で業務に当たっている自分達より若い世代が混乱し、彼らの仕事を遮ってしまうことを、世界一知っている人達です。
日本の60代70代は全員、アップル社との裁判でたった1ドルの罰金と引換えに、君は必ずアップル社に就職すること、という、当時10代の少年をスカウトした人達、伝説のギーク達と、経済と技術の第一線で日本に居ながら渡り合ってきた人達だ。ということです。
20250416 17:12 文章を直しました。