FILA KOREA オフィシャルチャンネルより
FILA × BTS 'Dynamite' Collection Teaser
先日 FILA KOREAから出されたこちらの動画。
タイトルにもあるとおり、FILAからBTSの曲「Dynamite」にちなんだ 'Dynamite' Collection が発売されるそうなんです。
それで出されたこのティザー動画があまりにも素敵なので、今回はその話題を。
ここでも過去に2回ほど紹介しましたが、BTSは長い間FILA KOREAの広告塔を務めていて、私はその動画シリーズのファンでもあります。
理由は、FILAというメーカーの服をまとう、様々なシュチュエーションの若者/青年のイメージを具現化しているBTSに、とても新鮮な魅力を感じるからです。
宣伝の中で、BTSが色んな新しい顔、色んな角度からの魅力を見せてくれる、あの何秒間の張りつめた映像表現が、とても好きです。
当たり前と言えば、当たり前の話なんですが。
そのメーカーの広告に出るってことは、その商品イメージの媒介者となって、その都度、商品を宣伝し喧伝するという、いわばFILA KOREAから出される各シリーズの商品の化身になることなんですね。
BTSがFILA KOREAの打ち出すイメージに寄っていって、商品のアプローチをBTSメンバーそれぞれの表現で行う。
広告イメージの仕上げの味付けの部分だけを、メンバーのキャラクターで行ってるのが、今のFILAシリーズの広告スタイルなんだと思っています。
それがここへきて、「FILA × BTS 'Dynamite' Collection Teaser」とわざわざ銘打っているというのは、従来の、FILA KOREA側へBTSが寄っていって商品イメージの媒介者となるのではなく、今度はFILA KOREAが、BTSというグループが持つ現在のイメージに寄っていって、広告が作られるというお知らせなんだと、私は解釈しています。
逆転が行われているんですね。
FILAだけど、FILAの枠からBTSが持つ、バラエティをやる芸能グループでもある、という顔に、「FILAが寄っていって」、この愉快で楽しいティザー広告が作られてるんです。
すごく面白いことをするなぁというのが、このティザー広告を観た感想でした。
こういうことは、私は初めて見ます。
ひょっとしたら過去に色んなメーカーで、大ヒットした曲にのタイトルを冠して、商品展開が行われていることも、たくさんあるのかもしれないんですけれど(不勉強でごめんなさい)、意識して見ている広告で、この胸のすくようなイメージの逆転現象が行われているのを、こうまで鮮やかに目の当たりにしたのは、これが初めてです。
今までBTSとFILA KOREAが共同で発信してきたイメージを、BTSという芸能グループを軸にして、反転させてる広告なんですよね。
だから、BTSを応援している人にはお馴染みの、そしてあまりよく知らないなぁという人にも、ああ、このグループってバラエティをやるんだね、とわかるイメージで、ティザーが打たれているのには、すごくびっくりしました。
広告の大事な要素に、「驚き」「びっくり」というのがあるんですけど、いやぁ、びっくりしました。
そして、そのびっくりは、とても爽快でした。
痛快ですら、ありました。
BTSの素敵さのひとつに、「愉快な青年」というキーワードがあってですね。
そこをもう1歩踏み込んで、「上手くいっているチーム像」という、見てて非常に心地よい、内向き、内輪受けではなく、ちゃんと現実の中で機能しているプロのグループ像が、BTSの魅力のひとつだと、私は思ってるんですけれど。
その要素がふんだんに詰め込まれた、とても素敵なティザー広告でした。
'Dynamite' Collection、どういう商品展開なのか、どういう広告になるのか、本日、9月16日に、また新しい情報が出るそうなので、(オフィシャルティザー動画の概要欄に書いてあります)、ものすごく期待して、待っていようと思います。
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