BTSとARMYさん達の関係を、私はよく相愛の関係と書いているんですが(実際、そうアナウンスされています)、もうちょっとそこを詳しく書きます。
BTSとARMYさん達の関係って、はたから見ていると、すごく素敵な不思議さに満ちていて、それが、同時にとても自然な関係でもあるんですね。
どうして、今までそういうファンダムとアーティストの関係が存在していなかったのか、もしくは、存在していたけれど、どこかで閉じてしまって、そうは拡大して行かなかったのか、わからないんですが。
それでも、それはすでに目の前にあって、今まで私の中にそういう発想は無かったんですけれど、目の前に存在されると、繰り返しになりますが、とても自然な関係のように見えています。
この素晴らしい関係を、私は「太陰太極図」のようにみているんですね。
太陰太極図とは、みなさんお馴染みのこのマークなんですが。
これにBTSとARMYさん達の関係を当てはめていくと、片方は、中心にBTSが入って、そのぐるりを取り囲んでいるのが、ARMYさん達です。
その反対側は、中心にARMYさん達が入って、取り囲んでいるのがBTSです。
そして、そのそれぞれの小宇宙が、溶け合って、さらにひとつの大きな宇宙(世界)になっている。
BTSとARMYの2つの成り立ち方が、ちょうど「太陰太極図」にピッタリと当てはまるんです。
まるでずっと昔から決まっていたことのように。
BTSの曲に「mikrokosmos」(ミクロコスモス)という楽曲があるんですけれど、いまお伝えしているのは、その逆の「マクロコスモス」についてです。
BTSとARMYさん達が、そういう関係をどうして築いていこうと思ったのか、誰が発明したのか、それとも、私はそれが1番近いと思うんですけれど、そうなるべくしてなっていった、のか。
すごくはたから見ていて、気持ちがいいほど完成された調和なんですね。
これ、ひょっとしたら、アーティストと呼ばれる人たちは、皆、それぞれのファンダムと、そういう関係を築いているのかもしれないんですが。
例えば、私は全く知らないんですけれど、この楽曲を作ろうと思った、発想した、クリス・マーティンがフロントマンをつとめるコールド・プレイとそのファンダム然り。
これを書いている今日、BTSの公式チャンネルから、「My Universe」の制作ドキュメンタリー動画が公開されて、それを見て、なるほどなぁと思ったのが、この曲をクリス・マーティンがBTSのところに持っていったときに、BTS側もまた、「ちょうど自分たちも同じものを見ていた」というかのように、作品世界に呼応するリリックを作り、韓国語の歌詞をつけたんですね。歌詞の方は、元に英語詞があるのかもしれないですが。
淡々と書いているように見えるかもしれませんけど、私はすごく驚いています。
と、同時に、ああ、なんの不思議もないことなのかもな、と、どこかで納得している部分もあります。
そういう驚きと、説得力に満ちた、ColdplayとBTSの初コラボレーション曲、「My Universe」。
名プロデューサー、マックス・マーティンがプロデュースし、クレジットにBTS界隈ではお馴染みの、あのPdoggさんの名前もあるという、膝を打ちまくる仕様となっています。
BTS側からは、RM、J-HOPE、SUGAが、制作に参加しています。
素晴らしい楽曲です。
BTSとARMYさん達だけでなく、世界中に存在するファンダムにとって、決して一方通行ではないのだ、という、とても心強いアンセムとなっていく曲ではないかと、思います。
そして壁というものの存在を超えていく人達にとっても、そのゆく先を照らす、トーチとなる楽曲ではないでしょうか。
大ヒット、もうしてるみたいですね。
私も大好きな曲です。
まだの方は、ぜひ歌詞を調べて、聴いてみてくださいね。
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