夕方ロケット |
ものすごく暑いですね。
6月頃の気温では今年は冷夏かもしれないと思っていたのが、春先に出た気象情報どおり今年はエルニーニョの影響がガツンと出ているようです。
暑さが大嫌いな私は、夏場はすべて可能な限り夜に外出しているんですけど、昨日近所を歩いたら30度から下がっていなかったようで、5分もしないうちに首筋に汗が流れてきました。
制汗デオドラントスプレーを首筋に吹きかけておいたにも関わらず、愛用の手拭い(てぬぐい)が大活躍でした。
私は手拭いは、浅草は浅草寺のそばに店を構える「染め絵てぬぐい ふじ屋(Tnugui hujiya)」に決めています。
オフィシャルサイト
染め絵てぬぐい ふじ屋
オンラインストア
染め絵てぬぐい ふじ屋
どの品もグッドデザインなんですが、
世界的にお馴染みなのは、こちらの「め鯨」ではないでしょうか?
上記 二つとも 染め絵てぬぐい ふじ屋 オンラインストア め鯨 (Mrkujira)のスクリーンショットより
熊野染め め鯨(Mekujira)
日本には「目くじらをたてる」という言葉があり、その洒落で「鯨」の「目」をモチーフにしている手ぬぐいです。
ドキっとする大胆な構図ですが、非常に洗練されており、江戸を代表する図だと私見ながら感じています。 お手元に届いたら、必ず、まずは色が出なくなるまで水洗いしてから、お使いください。
端が切りっぱなしなのは「あえて」で、乾きやすく雑菌がたまらないよう工夫の形です。
夕方に着地し続けているロケットのそばで上を見ると、まだ7月も終わらないというのにすでに秋の気配が滞空していました。
日本の夏は、8月15日のお盆を過ぎると、一気に秋に向けて加速していきます。
厳しい暑さは変わらないのですが、空の青が透き通り、うろこ雲や羽をすりあわせて泣く虫の音が、紺色になり始めた浅い時間を彩ります。
それに気がつくと、夏というものはやはり短いのだ、と私は、残暑がうだる昼間を窓辺で見つめながら、気温と五感の夏のずれを想い、秋冬への期待を膨らませます。
今朝、素敵な名前を持つ庭の上空で、赤とんぼがさっそく飛んでいました。
以上、 夕方ロケット / 空の気配 でした。