休刊 キム・ソクジン



休刊 キム・ソクジン 
おかえりなさい、JINさん。
ARMYさんおめでとうございます!:)

2024/07/28

リラックスさせる服


 
日曜日なので、穏やかな内容を書いています。
 
年柄年中人と会うときに緊張していて、今頃気がついたことに、私は相手を緊張させる服ばかり着ていたのではないか? という点があります。
 
私は、自分のお洒落に夢中になっていて、ひょっとして相手を身構えさせていたのではないか、と思い始めると、確かにあの時のあの人、あの日、あの時、あの場所でのあの方々も、そういえば目が強ばっていたな、と記憶が溢れ出てきます。(服装自体すっとんきょーだったのでは?)
 
たぶんですね、すっごい準備していけばいくほど、あっ!こんなに自分のために装っている!!とギョッとされていたんだと思うんですよね。
こっち全然足りてないけど、大丈夫か? と不安にさせてもいたのではないでしょうか?
 
自分を客観視するテクニックとして、私がよくやるのは、相手と自分とを入れ替えてその状況を再生してみる、というのがあるんですが。
 
最初のデートの時の、相手の服を覚えていないばかりか、自分の格好ばかり気になっていて、一体、私はナニをしに行ったんだろう? と帰ってきてから、よく覚えていない会話を反芻するのが大変だった記憶だらけです。
 
当時の私にとって、服装というのは鎧で、甲冑で、戦装束で、自分が傷つかないように精一杯、服の力を借りて、傷つきにくい自分を創ろうとしていたんだと思います。(念のため書いておきますが、そんなことは不可能です。)
 
ただし、勇気が出やすい服というは確実に存在し、私の場合その服は、堅い職業に就いている人のオフィスルックだったんだと今ではわかります。
で、ファースト・コミュニケーションで失敗すると、今度はその場やコミュニティに、これだったら受け入れられるだろう服を着ていったりして、非常に涙ぐましい努力をしていたんですね。
誰も見てないのに(笑)
 
しかも、制服を着ていた頃の気まぐれマドモアゼル的センシティブ先生の私は、デートの時にその人がすっごいお洒落して来たら嫌だな・・・、と机に頬杖をついて夢見がちなことを考えていました。
 
当時は、男の子のそういう姿を見るといたたまれない気持ちになるから嫌だな・・・、と思っていたんですけれど、展開すると、こっちの準備ができていない、と考えていたようなんですね。(広がってますか?)←これからです。
たぶん、手持ちの服に自信を持って似合うと思える服がなかったし、デートできて嬉しいというより不安でいっぱいだったんだと思うんです。
さらに言うと、自分の容姿に自信がなかったし、それを補うものや自分を際立たせるためのツールが服である、ということを知らなかったんですよね。
だから、かわいくなりたいのに、どうすればいいのか・・・?とほっぺを膨らませていなかったんです。
 
きっとですね、本能で、服と自分がうまく繋がっていないことを知っていたし、お洒落を急かされてやっていたんだと思います。
お年頃のあれこれという、気が重い現実に。
 
欲しいアクセサリーやリップはあるけれど、それは欲しい物単体であって、それをつけたら自分は素敵になるだろうな、とぼんやり思っていても、具体的に「それでどこがどんな風に素敵になったのかな?」と鏡の前に立つと、がっかりすることのほうが多かったんです。
 
きっと、その口紅やアクセサリーや服は、ポスターやCMのモデルさん「に」似合っているのに、なぜか自分がそれを身につけるとあんな風になれるのだ、と思い込んでいたんです。
なんでかは、説明できるけど、あまりしたくありません。
 
こうなりたい自分だったら、人と会っても自分が好きになれる態度を取れると思っていたんだから、なんという長い対人苦手意識なんでしょう。
 
それでようやっと、こんな風になりたい、こんな風に会話してこんな風に笑えば、相手は私を傷つけない、相手は私に親切にする、という願いが、私の「人と会う時の服装」の正体だったことに気がつきました。
 
そりゃ緊張しますよね。相手は。
直訴文着て、「こんにちはぁ、よろしくお願いしまーす」って笑ってるんだから。
 
つまり、頬杖をついていた頃の私は、うすうす、デートの時に来てくれる○○君は、私が普段好きな○○君としてやって来ないのだ。
知らない、たくさんの○○君を見せに来るのだ、と気がついていたんです。
 
これは緊張します。
当然ですよね、よく知らない相手が、こんな風に思って下さい、という願望を着て、やって来るんですから。
 
それで思い出したんですけど。
私が初めて長くおつき合いした男性は、最初のデートのときに、いつもの格好の範囲でおしゃれだったんです。
だから安心したんでしょうね。いま考えると!
お元気ですか?(笑)
ミンクオイルでラム革ジャケットをダメした私です。かしこ。
 
そういえば、全員、最初デートの時、カジュアルでしたね!(スーツを着ていくに足りない女ということでは?)
まあ大体、最初は気楽な食事とか呑みに行く感じなので、もうすでにどこかしらすごく緊張してしまうタチなのがバレていたんでしょうね。あらら。
 
私の当時の世代価値観では、最初のデートでいきなりすっごい所に行くと相手から引かれるよ、という教えがあったんだと思います。
私は思い出話は好きだけど、種明かしはしなくてもへーきなタイプなので、それ以上は訊かなかったんですけどね。
 
なので2024年の現在に目を向けると、私はどうも相手がリラックスしてくれる、というポイントを知らずに来てしまったんでしょうね。
 
もういい年齢だし、眉を濃く書きすぎただけで怖い感じになってしまうらしいので(本当ですか?(悲))、今後、誰かに初めて会う時や初めてのお店に行くときは、なるたけ相手の方がリラックスしてくれてホッとしてもらえるような服装、メイクを心がけたいと思います。
 
人と会う時に緊張してしまう方、もしおられましたら、相手の警戒心を知らず知らず解いていく、この「相手がリラックスしてくれそうな服装」を心がけてみると、自分もリラックスできるし、相手もリラックスしてくれるかもしれないですし、相手も自分もあんまり緊張しない場所で素敵な時間を過ごそう、と考えてさらにリラックスできるかもしれませんね。
 
リラックスというキーワードが満載な中、エアコンがしっかり効いた涼しくって穏やかに賑わっているお店で、スリランカカリーなんか食べてみてはいかがでしょうか?
ラッシーもこの頃では色々ありますしね。(なんの話ですか?)←スリランカカレーの話です。
 
それでは、素敵な日曜日をお過ごし下さい。
  
 
これはチョコレートパフェ(電気ビル ルノアール本店)