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休刊 キム・ソクジン 
おかえりなさい、JINさん。
ARMYさんおめでとうございます!:)

2024/03/21

竹むらの揚まんじゅう

 

名店 おしるこ 竹むら

 
池波正太郎のエッセイを読んで、
どうしても食べてみたかったのが、
甘味処の老舗 竹むらの揚まんじゅう(あげまんじゅう)。
 
けっこう長い間、お酒を控えていたんですけれど、去年頃?から少しずつ日常生活にお酒を戻すようになっています。
池波正太郎は、お酒も大好きな方でしたが、お酒の後に甘いものを好んだんだそうです。
中でも大好物だったのが、こちらの竹むらの揚まんじゅうです。
 
 
竹むら 揚まんじゅう お持ち帰り 6ヶ入り
 
こちらは、こし餡が入ったお饅頭を注文されてから揚げて下さいます。
そのため、通信販売はできません。
お持ち帰りも同様で、外に出て包みを触るとほの温かく、憧れの温度を感じられてとても嬉しかったです。
 
 
化粧箱はこのようになっています。

 
 
ホテルに帰って、持参したポットでお茶を入れて、大事に大事にその夜は2個にして、残りは明日の朝のお楽しみに取っておこうと思ったんですが、食べたら最後、あっという間に全部食べてしまいました。
 
揚げてあるのに、と思われるかもしれませんが、菜種油(なたねあぶら・菜の花から取れる油)を少し混ぜてある油で揚げられているようで(個人の感想です。違ったらごめんなさい)、さっぱりと風味が強すぎず弱すぎず、からり、と揚げてあって、とても美味しかったです。
 
お酒の後に甘いものですが、池波正太郎は揚まんじゅうを始め、江戸と東京がこしらえる甘味を酩酊の後楽しんだようで、実は私は、お酒の後にシフォンケーキと、コーヒーまたは紅茶派です。
 
好きなシフォンケーキは、やはり全体に、甘みはあっても甘さが強くなく、こっくりした質感が軽さで包まれているのが好きです。
 
2024年の現在はそうでもないかもしれませんが、俗に日本ではお酒を呑む人は、甘いものを好まないのが常である、とされてきました。
 
池波正太郎は、その中でも、やわらかく自分の嗜好をつらぬき、「そんなものは、(呑んだ後に)よせ」と言われていたそうですが、その景色すらも懐かしくはあっても、攻撃とも疎外とも思わず、ゆったりと個別の嗜好を楽しんで憚らなかった(はばからなかった)ことが、なんだか時を超えて、読者の私にむかって気軽に手を振っていただいたようで、紙面越しにじんわり嬉しかったです。
 
お店の中でも楽しむことがもちろんできます。
私達が伺ったときは、老若男女、静かに、和やかに、美味しいものを楽しんでおられましたよ。
 
確か、現金決済ですので、事前に調べられて行かれることをお薦めします。
クリームソーダ、トコロテン、粟ぜんざい、みつ豆の見本が、店内のレジの下に並んでいて、別途メニューもありました。
 
 
お店の外に椿が咲いていました。(2月訪問時)

 
そんなに、いつも名店ばかりを巡っておりませんが、今回の東京旅行では、短い滞在期間の間、美味しいお店ばかりに伺えて、美味しいものを自分のタイミングで食べるって大事だな、と思いました。
 
あと東京のお店や街は、どこもとにかく清潔にきちっとしています。
すっきりと片付けてあり、さっぱりと客を迎えます。
 
色々な考え方があると思いますが、私は、客としてそういった環境を維持されている、硬質な価値観の豊かさが、東京の気風(きっぷ)のさすがを感じ、とても気持ち良かったです。
 
美味しい美味しいビーフカツレツのことは、また機会を作って、書きますね。
食べログの感想で、地球で一番美味しいビーフカツレツだと思っています。とあり、私も同意見です。


以上、竹むらの揚まんじゅう、でした。