日曜日なので、穏やかな内容を書いています。
先日、とても大切にしていたルビーのピアスを無くしてしまったんです。
もう片方だけしか残っていない、いつ買ってしまったのか、記憶をたどっても思い出せないくらい前から、ずっとお気に入りだったピアスを、少しぼんやりしていたんでしょうね。
大切なものだったので、普段なら必ず外したのを確認していたのに、その日に限って髪を洗っている途中、あっ!と思った時には、もう排水溝の中に吸い込まれていってしまっていました。
小さなルビーがついているシンプルなスタッドピアスで、それをデイリーピアスと組み合わせて、片方だけつけてずっと暮らしていました。
私のファーストピアスは(バージンピアスとも言いますね)、それとは別の、真っ赤なガーネットのようなルビーのピアスでした。
一生懸命貯めたお金で、その時も安いのを買ったんですが。
おそらくピジョンブラッドか、それに近い部位のかけらだったようで、いつも、それはルビー? ガーネット? と聞かれるたびに、内心得意になっていたものです。
それも、いつかの引っ越しの時に無くしてしまって、もう大人だしルビーは子供っぽいかな? と思って、ムーンストーンのピアスをデイリーピアスにしていた頃もありました。
その頃も、どうしてもルビーのピアスも手元に置いておきたくて、安価ではありましたが、できるだけあの時買ったピアスと近いものを買って、つけていたんですね。
でもある日、出かけたとき、何かの弾みで髪に引っ掛かってどこかに落としてきてしまい、それ以降は、片方だけルビーのピアスをつけて、もう片方は好きなピアスを組み合わせてつけていました。
だから、私とはとても長い付き合いのピアスで、いい時も悪い時も、私の耳たぶから一緒に世界を見つめていた、分身のような存在だったんです。
なので、ものすごく落ち込んでしまって。
また新しいルビーのピアスを探して、貯金して買おうか、迷ったんですが、そういう時期なのかもしれないと、ふと、思い、やめました。
というのも、いま私の周辺では、いろいろなことが新しく変わっていっている時期で、大きな変化ではなく、小さくリニューアルされていくような気持ちで、その現実をひとつずつ受け入れていっている所だったんです。
単に私がぼんやりしていただけなのは、そうなんですけれど。
とても大切にしていたものを無くしてしまった時、身代わりになってくれたんだよ。という考え方があります。
ふとそのことを思い出して、そういうような感じで、ああ、あのピアスが私を守ってくれていた時間が終わったんだな、と思いました。
その考えは、落ち込んでいた心に、寂しいけれど、少し風通しが良くなったような、そういう気持ちを運んできました。
それで、韓国製の、お出かけ用につけようと取っておいたスタッドピアスを出してきて、どうかな? と思いながらつけてみると、新しい服を初めて着た時みたいに、少しぎこちないけれど、目が覚めたような、洗いざらしの気持ちが身体を吹き抜けました。
これを書いてるいまでも、少し欠落を感じてうっすら哀しいのはそうです。
でも、いつかが来ないと 、どこを歩いていたのかなんてわからないけれど、そのどこかから、また新しいところへ一歩踏み出したんだろうな、とそんな心持ちでいます。
くだんの韓国製ピアスは、通販でお得な価格でたくさん手に入れたもののひとつです。
どれも、繊細なデザインだったり、モダンでクールなデザインが多く、とても良かったです。
気になる方は、検索して調べてみてくださいね。
アクセサリーのことを考える時間というのも、リラックスできていいものですよね。
それでは、素敵な日曜日をお過ごしください。
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