よれよれの貴重なJINさんから始まる(笑)、ライブステージの裏側がどうなっているのかが映されている、とても貴重な映像ですね。
イヤモニの調整とか、私には馴染みのない言葉ばかりですけれど、直前にどんどん決まっていって、それを確実にこなしていくのが、ああ、Coldplayのみなさんも、そして当然JINさんも凄まじいまでにプロなんだな、と思いました。
JINさんやクリス、ガイ、ウィル、ジョニーが気楽にしていてくれるので、時々、ふと忘れそうになってしまうんですが。
JINさんはもうキャリア10年のプロですし、当たり前にColdplayはレジェンドなので、プロとプロの、とてもとても厳しくて結果が求められる仕事ぶりが、リラックスした空気の中で行われていることに、尊敬を覚えます。
私は色々なJINさんの表情が好きですけれども、今回のこの動画のサムネイルに撮られている、プロフェッショナルな顔で仕事に向かう時のJINさんの表情が、中でもとても好きです。
仕事を頑張っている人の顔って、いいですよね。
動画全編にわたっても、JINさんがJinという一人のアーティストとして、Coldplayの大きなステージに客演するという、失敗できない仕事に向かって、刻一刻と迫る開演時間に向けて、真剣に準備する様子がたくさん映し出されています。
チームJINのスタッフさんや通訳さんとのあ・うんの呼吸、Coldplay側のスタッフさんの笑顔を忘れない、徹底したホスピタリティ、Coldplayのチームとしての良さから生まれる絶妙な空気感に、感嘆の声しか出ません。
素晴らしい動画でした。みれて良かったです。
この動画を視聴するのが遅れたのは、実は、私は自分が泣くということから無縁な人間のため、感動を用意されているような雰囲気に行き当たると、どうしていいかわからなくなるんです。
自然と感動することをディスっているんじゃなくて、感動が用意されているもの、についての話なんですけれど。
はい、ここで感動してください。
これなら感動しますよね。というようなもの。
以前、ミュージシャンの方がおっしゃっててすごく覚えているのが、「感動ポルノ」という言葉。
私が苦手だな、と思っている、あらかじめ準備されていて、それを隠そうともしない状態を、すごく言いあらわしていると思いました。
しつこいようですが、涙が出てしまう人をディスってるんでも、感動して泣いてしまう人、感動する人をディスってるんじゃないですよ?
涙が出ないだけで、私も、なかなか火がつかない代わりに、熱くなる時はすごく熱い気持ちになるタイプで、わりとよく感激もしています。
知っている人から見ると、私はけっこう感激屋のほうだと思います。
だから、誤解されないといいな、と思いながら、これを書いていますが。
今回のライブは、事実上、JINさんの兵役前のラストライブだったので、少し警戒してしまったんです。
今までオフィシャルは、あんまりそういう感じを前面に出してこなくて、黙ってどん!と出して、あとは各々感じてください。というものだったので、まさかな、とは思いながらも。もしそうだったら、どうしたらいいかわからなくなるな。と、ちょっと躊躇していたのでした。
でも思い切って視聴してみて、すごく良かったです。
ライブというのは、リスナーである私にとっては、音楽やパフォーマンスに体ごと全部で触れられて、とても熱くなって、楽しくて、時には胸がいっぱいになって、そんな、いいエネルギーをたくさんたくさん受け取って、ライブ終演後、ああ、明日からも頑張ろう! やっていこう! という気持ちでぱんぱんのまま、紅潮した頬で夜風の中を歩く、そういうものなんですけれど。
そのためには、とてもシビアな用心深さが求められる、途方もない準備が、スタッフさん達と一緒に繰り広げられていて、すごい世界なんだな、とあらためて思うとともに、そういう場所から生まれる、たくさんのライブ、コンサートに参加できる、または視聴して参加できる幸せを、噛みしめました。
少し時間が空いてしまうけれど、またJINさんとColdplayが音楽と共に再会できるといいですよね。
当然、そこにはARMYさんもColdplayファンも一緒にいて、ウットもいて、共に再会を分かち合い、喜び合えるといいな、と、そんな未来を思いました。
以上、진 (Jin) Coldplay Concert Special Performance Sketch - BTS (방탄소년단) 感想でした。
↓ワンクリックしていただけると、はげみになります:)