休刊 キム・ソクジン



休刊 キム・ソクジン 
あと2ヶ月ですね。
ARMYさん達も待ち遠しくされていると思います。
アルバコエルレアオクラータは花が終わりました。
無事のお戻りを待っています:)

2023/03/05

三寒四温

 


 

日曜日なので、穏やかな内容を書いています。

 

三寒四温(さんかんしおん)という言葉については、美しいというと少し気障かな? と思います。

なので、私はこの言葉は「綺麗だ」、という心持ちで、淡いピンク色の薄い布にくるんで、胸にしまっています。

 

三寒四温は、ちょうど今頃ですね、早春の頃、寒い日が続いた後、暖かい日が続き、徐々に季節が春に向かっていく期間を指す言葉、と理解しています。

 

同時に、使う時期が、本来の使い方からみると間違いなんだけれど、だんだんと、早春に使ってもいいじゃないか、という雰囲気になっていっているもの。だとも、ずっと頭の隅にあります。

 

どうしてそんなに三寒四温という言葉に惹かれるのかは、自分ではよくわかりません。

冬が好きなので、早春の頃から春の盛りを待ち望んでいる、というものでもないですし、東アジア一部地域では、ことわざでもあるらしいんですが、どういうものかとも全く情報を持っていません。

 

強いていうなら、この言葉の音色が好きなんだと思います。

 

日本語で三寒四温と発音するときの音色が、なんともまろやかで、少し凛とした佇まいもあって、それは、とても聡明な友人のことを誇らしく思う気持ちに、なんだかよく似ています。

 

また、三寒四温という言葉を目にした時、脳裏に、早春の雨が滴り落ちる、溶け残った氷が混ざった水たまり、が広がるんですね。

 

その、手はかじかんでいるけれど、春の気配や匂いがかすかに漂いはじめている、明るい曇天の光射す景色が、とても心強いんだと思います。

 

昔、同じ読み方で、表記が「3can4on」というショップがあったんです。

残念ながら閉店してしまったんですけれど、私は主に通販で利用していました。

スタンダードなんだけれど、ちょっと違う、という服が多くて、とても好きでした。

いまでも3can4onで買った服は、春によく着ています。

 

服もよかったんですが、なにしろ3can4onですから、三寒四温という言葉が好きな者としては、どうもそちらのショップ名にやられていたようです。

ショップの名前はとても大事ですから、そのセンスが取り扱いのある雑貨や服に反映されていて、そこが魅力だったんだと思います。

 

いま検索してみても、やはり閉店してしまったままのようで、懐かしいですし、寂しいです。

 

それと、今回話題にするにあたって、三寒四温で検索してみると、weblio辞書がヒットしました。

 

参照リンク

https://www.weblio.jp/content/%E4%B8%89%E5%AF%92%E5%9B%9B%E6%B8%A9

 

これを見て思ったんですが、たくさんの辞書が三寒四温について記述しているので、ひょっとしたら三寒四温という言葉が好きな人が、他にもたくさんいるのかもしれませんね。

そう思うと、明るい気持ちになります。

 

春先というのは、社会生活でも色々な変化が訪れる時期ですし、私個人のことを言えば、秋から冬、早春のゴールデンシーズンが終わってしまう、これから先は暮らしていく中で、少し心構えがいるシーズンの始まりでもあります。

 

そういう時期は、私はうっすらと頼りない気持ちになっていることが多く、そんな時に、上空から自分を見ている俯瞰の距離感へと、目にしただけでサクッと視点を変えてしまう、「三寒四温」という言葉が持つシャープな巧みさが、これほどまでに強烈に惹かれる一番の理由かもしれません。

 

ちなみにGoogleの検索結果に一緒に出てきたんですが。

三寒四温の逆の言葉はあるのか、という疑問に、強調スニペットは「一雨一度(ひとあめいちど)」という言葉をあげていました。

 

秋が深まってくると訪れる、一雨ごとに秋が深まっていく、あの時期のことを指すそうです。

 

さて、最近の解釈では、いまはちょうど三寒四温の時期です。

体調をくずされないように、くれぐれもご自愛くださいね。

 

午後の時間を贅沢に使って、お気に入りのバスソルトなんかを入れて、お風呂にゆったりつかるのもいいかもしれません。

お風呂上がりのアイスクリームはもちろん、マストバイで。

 

それでは、素敵な日曜日をお過ごしください。

 

 

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