グラミー賞にまつわる雑感2と、とらえてくださると嬉しいです。
・・・いい楽曲をね、創り続けていくしかないんですよ。
ずいぶん綺麗なことを書きますけど。
そして、それだけじゃない、獲り方や作戦だってあるんだ、ということ、市場を反映する部分も、もちろんある賞だと分かっていて、それでも、私は最終的にはいつもその思いに落ち着きます。
毎年、番組を最初から最後までじっと観たりはしないんですが、今年は誰が獲るんだろう、今年は誰がグラミー賞という選考を通過するんだろう、というくらい、私にとっても無視できない存在が、グラミー賞です。
その権威だからこその批判も毎年巻き起こりますし、近年ではボイコットするミュージシャンも出てきてることも、知ってはいます。
で、それに対してどうとも思わずに、グラミー賞というものの在り方を、毎年、時代の流れとともに、私なりに位置関係を見直して、その選考結果になるほどな、今年のグラミーの選択はそうだったんだな、というとらえ方をしています。
今年、ブルーノ・マーズ&アンダーソン・パークのシルク・ソニックが結構賞を獲りましたけど。
私は、以前ブルーノ・マーズが、24K Magicで幾つかの主要部門で賞を獲得したときに、すごくそのことにポジティブだったんですね。
その年、ケンドリック・ラマーもヒップホップでできる新たな地平を切り拓いたけれど、ブルーノも24K Magicで音楽にしかできない表現を花開かせたと考えていました。
だからそのあと巻き起こった、グラミーの選考に対する強い批判は、仕方がないものがあったとしても、私は異なる意見を持っていました。
その後、ケンドリック・ラマーがピューリッツァー賞を受賞したときに、なんというか、あの作品は、グラミー賞ではなく、ピューリッツァー賞こそ相応しいのではないか、ぴったりなことではないかと、この賞与を決めた選考に、目から鱗が落ちる思いでもあったし、すごく納得がある気持ちになったんです。
グラミーとはどういうものか、と言われても、私は即答はできません。
ただ、これ、伝わるかどうかわからないですけれど、グラミー賞って、グラミーの賞なんですよね。
だから、私は、アリアナ・グランデの結構強めのファンでもありますので、アリアナがグラミーを獲れなかったときに、それで、そのとき創られたポップミュージックに対しての、グラミーの在り方を問うのはいいけれど、応援している人がグラミーという文脈に選考されなかったとしても、その選考そのものを、別の要素に置きかえて、そこから否定するのは違うんじゃないか、と思っていたんです。
今回、私は、日頃応援しているBTSが、Butterでノミネートされて受賞を逃したときに、やっぱり同じ気持ちになりました。
残念だな、という気持ちから、この選考そのものを批判したり、あまつさえ非難するのは、何か違うんじゃないかと思っています。
日頃、グラミー賞というものの在り方に対して、批評という切り口の視点を持っている人達のことをどうこう言っているんじゃないんです。
かといって、グラミーサイコー!グラミーありがたい!と、グラミー賞が持つ、大きな支持に対して、思考停止しているわけでもないんです。
ただ私がなんとなく感じていることは、グラミーという選考に対して、1番、基本とされる姿勢は、いい音楽を創り続けていくしかない、ということにつきる、のではないかということです。
それ以上でもそれ以下でもなく、そういうことなのではないかと思っています。
あんまりまとまらなくてアレですが、グラミー賞というものへの雑感として、書きたかったので書きました。
ファンブログっぽいことを最後に付け加えるなら、アリアナやBTSが今後、また新たな楽曲を出していくその道のりの中で、それがいい楽曲であれば、そして市場に支持されて、ノミネートされれば、同じように喜んで応援しますし、ノミネートされなくても、心に響くものを毎回出してきてくれるこのアーティスト達を、これからも時間をかけて応援していきたいなと思っています。
ちなみに、昨年2021年の「今年の楽曲」は、私はBTSの「Butter」でした。
それくらい支持する楽曲だったことを、蛇足ながら、ここに記しておきます。
以上、グラミー賞にまつわる雑感2でした。
さて、週の後半、BTSはコンサートですね。
私は今回ストリーミングには参加できないですけれど、全日程が、ケガの無いように、無事終了することを願って、情報を追っていきたいと思っています。
↓ワンクリックしていただけると励みになります:)
20220406 18:03 誤字誤用をなおしました。
20220421 誤字をなおしました。