歌詞の解釈ではありません。
楽曲の解釈です。
本日の本文には、刺激的で暴力的な表現を使っています。
苦手な方はご注意ください。
無理して読まなくても大丈夫です。
結論として、「So!YoON!さんのEpisode1: Loveサイコー!」という話をしています。
以下は本文です。
やっとSo!YoON!さんのEpisode1: Loveを聴きこめているところです。
それで、Smoke Sprite (fest. RM of BTS)<以下Smoke Sprite>のM Vもさっき観たばかりなんですけれど、私なりのこの楽曲の解釈を書きます。
なので、私の勘違い解釈の可能性ありありです。
これ、心中のことを歌っていますよね。
しかも、歌っているというより、謳っていますよね。
謳うという字には、謳歌するという言葉があるんですけれど。
私は、この主人公は、もうそこまで行ってしまっているほど、強烈に、この情念に絡め取られてしまって、呑み込まれてしまっているのだと思います。
対して、RMさんが楽曲の中で演ずる相手は、世の中の掟に背く、この背信行為をどうにかして肯定しようとしている、正当化しようとしている。
人々に対してではなく、自分自身に対して正当性を言おうとしている。
それがネクストレベルという、たわごとなのではないでしょうか。
おそらく、主人公に強力に惹きつけられて、自分に愛の証として殺してほしいとさえせがむほどの、どうしようもない魅力に完全にハマっているんでしょう。
そして、同時に、自分の中で、ものすごいアラートが点滅しているんでしょうね。命の危機でもありますから。
そういう相手ですので、主人公からすれば、あともうちょっとでこの愛が完成するのに(主人公の価値観ですけどね。私たちの愛情は、愛欲なんかじゃない。心中まで行けるんだ、という誇らしさですよね)、なのに、その手前のところで、まだ戸惑っている。
この相手は、肝心なところで非常に煮え切らないところがあるんでしょうね。
だから、ベッドの中にまで主人公を呼んでおいて、いきなり心理的に逃げをうつ、最初の言葉になるんじゃないですか。
歌詞はいつも伺っている素晴らしい翻訳サイト様と、これまた素晴らしい翻訳の動画を出されている方のチャンネル様に伺いました。
伺いましたが、私の解釈は私独自のものですので、そういう危険な翻訳はなされてませんでした。念の為。
あと、この歌詞ってセクシャルな、直接的な表現をRMさんがリリックに使っているという話をネットで見ましたけれど、私は違う解釈をしました。
タイトルのSmoke Spriteが、演出効果のSmoke Spriteなら、おそらく心中ということで、私の解釈はきちんと辻褄が合います。
爆発して、何も無くなってしまった。という結末。
それを二人が望んだのですから。
そういう結末で、二人だけは良かったのでしょう。
相手は少し、こっそりと言い訳をしていましたが。
心中については、書いてる感じでお分かりのように、私は全く肯定的ではありません。
それはひとえに、江戸時代に流行した心中物のひとつを、心中を取り扱った物語の最初として読んだ体験からです。
タイトルを書こうと思ったんですけれど、調べても私が覚えている、最後は綱を使って二人一緒に橋から飛び降りて、あまり書きたくない状態の苦悶まで描いた作品ではなさそうなんですよね。
興味がある方は、図書館検索してみると間違いないと思います。
ちなみに私は、シェイクスピアは大好きですし、作品群も全部は知らないけれど、好きな作品が多いです。
シェイクスピア悲劇も大丈夫です。
どの物語が、という話ではなく、情死をことロマンチックにあがめる「感じ」がとても嫌いなんです(笑)。
行き場のない二人の愚かなんだけど、どうしてもこうなってしまった、という解釈は、全然大丈夫なんですが。
好きな方は、ごめんなさい。
アルバム「Episode1: Love」に話を戻すと、昨日、検索したらi-D様の記事がヒットして、So!YoON!さんのインタビューが掲載されていたんです。
そこに
そして、その「Episode 1」のテーマはタイトルにあるように「愛」について。愛の多元性を表現したアルバムになっています。自分が小説を読んで得たインスピレーションだったり、過去に経験した「愛」にまつわるコトを元に制作しました。11のトラックで構成されていて、それぞれのトラックが「愛」が持つ様々な意味を表現しています。
「バンド『SE SO NEON』率いるBTSのRMともコラボした、韓国インディーミュージックシーンの申し子:So!YoON! interview」
i-D様
https://i-d.vice.com/ja/article/5d9ba5/hwang-soyoon-interview
とあったので、私は、恋愛小説集のように、このアルバムを聴いているところです。
なので、このSmoke Spriteも一つの物語として、とても激しく、激しさを突き抜けてしまった後のことを描いた楽曲として、素晴らしい楽曲だと思っています。
「Episode1: Love」自体、すごく好きなアルバムで、やっぱり音楽を聴き込むにはある程度余裕のあるスケジュールでないと、こんな名盤にすぐ気がつけなくなるんだな、と猛省しているところです。
みなさんはSmoke Spriteというエピソードをどういうふうに感じられましたか?
私はこういうふうに感じました。
以上、Smoke Sprite (fest. RM of BTS) 個人的解釈、でした。
付記
自ブログをSmoke Spriteで検索したら、なんと聴き込み始めたのが2023年の3月との記述があります。
おそらく、その時は私の感受性がダメで、あんまりよくわからなくて、感じ取れずにフェードアウトしちゃったんでしょうね。
なんという節穴な耳!(苦笑)
こんな名盤を、バカか!
日々に追われて、3月に一旦、聴き込んでいたっぽいことすら覚えていませんでした。
あれ? そういえば、あの曲どうだっけ? と思って、聴き直してみて良かったです。
ほんと良かったです。←(笑)
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