「正しいかどうかはわからないけれど、
間違ってはいないと思う」
私の憧れの人の言葉です。
今回、私もそう思ったので、書きます。
バンとミホのことで(from ドラマ アイランド)すごく落ちているときに、普段なら絶対近寄らない、HSP診断テストを半ばヤケのような気持ちでやりました。
なぜ普段、近寄らないようにしているかというと、何事も医師の診断が一番正確ではある、または最初の基準点としてから、セカンドオピニオンなどに進んでいく、という考えを私は持っているからです。
その診断テストが信用できない、といっているのではなくて、医療の分野において自己判断は危険だ、といっています。
この頃よく見かけていたんですね。
それで、あー、私、これだろうな、と、
遠巻きにこの情報を眺めながら、うっすら思っていました。
そして、ここをご覧になってくださってるみなさんも、エナメル(私のニックネーム)はそうだろうな、と思っておられたと思います。
また、読んでくださってるみなさんの中にもHSPの方が多くおられるだろう、という判断をして、私はここでの文章を書くようにしています。
そういう感じですので、いい機会だし、ちょっと説明してみようと思って、今日はHSPの話題にしました。
よろしくお付き合いください。
最近、お馴染みであるこのHSPという言葉。
すでに調べてご存知の方も多いと思いますが、私の場所で取り上げるのは初めてですので、検索した説明をここに引用します。
HSPとは、
HSP(ハイリー・センシティブ・パーソン/Highly Sensitive Person)とは、視覚や聴覚などの感覚が敏感で、刺激を受けやすいという特性を生まれつき持っている人のこと。
Google強調スニペット
サワイ健康推進課 様
https://kenko.sawai.co.jp/mental-care/202103.html
のことです。
それは病気や障害かというと、違います。
それについてはこちらに書いてあります。
Highly Sensitive Person(ハイリー・センシティブ・パーソン)」の頭文字を取ったもので、 症状でも病気でもありません。 生まれもった気質・性格を表すものです。 感受性が強く、敏感な気質の人を指す言葉であり、 統計的には人口の5人に1人がHSPの基準に合致します。 問題は、HSPとしての特性に由来する悩みを、病気・異常だと捉えてしまうことです。 良い側面も同時に併せ持つから特性なのであり、そんな特性をもつ自分に罪悪感を感じたり、 自己否定をする必要はないのです。
医療法人社団 奏愛会
信愛クリニック 様 内
HSPとは より
で、私がやった診断テストは、
HSP診断テスト
です。
どんどん出てくる設問にクリックで選択肢を選んでいくタイプですので、ストレスなくできます。
あれこれ考えずに、直感的に選んでいくといいと思います。
私はそうしました。
結果は
以下のようになっています。
スクショを取った理由は、私は私の現実を生きているので、ちょっとこういう結果がこのテストで出た、ということを報告する必要があったためです。
だから、HSPってめんどくさいんでしょ? って思ってる人が想像するような、
「私ってHSPなんだよね? だから私はあなたなんかよりすごく繊細さに優れているから、わからないあなたは、私に気をつかって、腫れ物に触るように接してね。私ってすごくイノセントな存在なの。」
って、聞かれもしないのに自己紹介し始めたい気持ちからではありません。
淡々と書いていきますが。
私の誤読のおそれも高いので、念の為、今朝調べ直しても、もうそのサイトは見つからなかったんですけれど。
何かにつけて、「HSPってめんどうくさい」というワードをガンガン書き連ねて、HSPで調べにいった人に、
「HSPってめんどうくさいと思われている。」
「HSPってめんどうくさいとされている」
ということを、繰り返し発信して、刷り込むようなことをしておいて、そのくせ、HSPを理解しましょう、と結論づけたり、自己肯定感を高めましょう!とか最終的には書いているけれど、導入部分が全部それ、という、
その話題を取り上げた人が、本当に書きたいこと、本当に伝えたいことは、
HSPってめんどくさいよね?
なのかな?と思う場所があったんですね。
それで、何を言ってるのかな、この人は、と思ったので、その考えに対する私の考えを書きます。
だから検索して探し出して、そこを攻撃する必要もないですし、その人のことを悪くいう必要もありません。
書いてるものに対し、私はこういうふうに思ったので、メール等で送るより、ここに書いたほうが黙殺されないだろうな、という判断と私の誤読の恐れもある可能性から、
「HSPってめんどうくさいよね、をデフォルトにしたい意志に対して」
私の思うことを、いまから書きます。
私は自分のHSPを、自分でめんどうくさいとは思っていますが、
人にHSPだから、繊細にできてるから、こうしてくれ、なんて言ったことは、過去に一度もないし、
このHSPという言葉と概念が出てくるまで、
私の狭すぎる交友関係から、
理解してくれる人はとても少なく、
同じような人は皆無だったことから、
ものすごく孤独だったんですけれど、
そのことでぼやいたことはあっても、
HSPではない人に、
めんどうくさいことを頼んだ覚えはないですし、
豆の上に寝たお姫様のようだ、と自意識があるわけでもありませんので、
めんどうくさいと言われる筋合いは、一切ありません。
むしろHSPの傾向は、
自分が困難な事柄を、しかもそれが自分だけが困難であるという自覚がある事柄を、人に伝えた場合、
めんどうくさいやつと思われてしまうかもしれない、
という怯えや社会的な自衛心から、
黙って自分で内々に処理するか、
説明できずに自分を責めてしまう傾向を
強く持っています。
HSPをめんどうくさいと思うのなら、それはそうなんでしょう。
どう思おうと、それはその人の自由です。
今から書くことは私個人の意見で、他のHSPは関係ないことを最初に記しておきますが。
たかだか自分に一生関わり合いのないだろう、
HSPという名前が最近になって付けられた、
ずっと昔から存在している傾向を持つ人のことを
なぜそんなにムキになってネガティブにカテゴライズしようとするんでしょう?
それが原因で体調に異変をきたし、
深刻な持病につながったり、
やがて精神疾患までいってしまう恐れがあり、
その可能性が非常に高い人々を、
そしてその症例との因果関係が、
これから徐々に明らかになっていくことが、わかりきっていることを、
めんどうくさい人として扱いたくてたまらない、
その衝動をどうしようが勝手ですが。
わざわざ関係ないHSPのところにそれを持ってきて、
すっきりしようとしなければならない、
あなたのその自己肯定感の欠落は、
けっこう深刻だし
すごくめんどくさいですよね?
簡単にいうと、
HSPをめんどくさいってことにしたがってる、
あなたのその必死さがめんどくさい、ってことです。
なんのコンプレックスか興味ないですけど、何度も何度も写経のように、HSPってめんどうくさいって書き連ねないといけない、あなたの日常って、とても楽しそうですね。
その満願叶う日を、遠くからそっとお祈りしておきますよ。
以上が、この件に対する私個人の意見と名付けた悪口です。
HSPに話を戻し、本題に入ります。
若者だった頃、HSPは年を取ったり、子供を育てたりしたら、なくなっていくものだよ、と、私が選ぼうとしている人生をディスりたくてたまらない人に言われたことがあるんですけれど。
私はもう人生の折り返し地点を通り過ぎていますが、少しは鈍くなってきてくれたかな? と思う日はあっても、正直、私の場合は、昔も今もそんなに変わりません。
特にそれでがっかりすることもありませんでしたし、そのことを気に病むことはないと、私も思います。
日々を穏やかに過ごすために、どうやっているのかというと、
いまから書くことは、HSPではない人には、過去には全く理解されなかったことですが。
とにかく、揺らぎやすいんですよね。
精神と体の中心部分が。
だから考え方を変えて、精神と体を包んでいるものは一体何か、何から影響を強く受けるんだ、ということを考えました。
それで私は、私に強く影響を及ぼすのは、毎日の気象状況である、と判断しました。
そうです。部屋の中にいても、建物の中にいても、影響を受けるでしょう?
空調の合わなさが、体調崩す原因になったり、窓からの採光の強さが、車酔いみたいな状態を引き起こすでしょう?
その大元にあるものって、天候なんですよ。
だから、私は、毎朝、ずっと最高気温、最低気温、必要なら天気図を見て、自分のその日のコンディションを予測し、必要なものを持って、またはそれにあった衣服を身につけて、生活を始めます。
換気の度合い、外出する時間帯の気温、人通りの状況と自分のコンディションを擦り合わせて、生活しています。
この、毎日、天気予報を朝必ずチェックすることを、
良かれと思った人が、
それは暗示にかかるだけとか、
そういう情報を入れないで過ごした方が、臨機応変に対応できる訓練になるようになる、って言ってましたけど、
それは全く当てはまらないので、同じことを言われても無視してていいです。
(中には、むしろそういう状況に自分の身を置いた方が、自分の能力を最大限に発揮できる人もいるんです。そういう人は、そういう感じでやっていったらいいのではないでしょうか?
それで生き生きとやっていけるなら、それが一番、合ってることだと私は思います。)
必要なのは工夫なんです。
HSPはHSP自身がHSPをよく知ること。
一人ずつ違いますから、自分のHSPを研究して、対処法のデータを蓄積していくんです。
そういう考え方です。
気象病というのは随分前から言われているし、すごい低気圧の日は、今現在Twitterでも、それは自分のせいではない、というアナウンスがなされています。
大丈夫、知っててくれる人は、たくさんいます。
しかもですね、HSPって世の中に結構いるんですよ。
ほとんどの人が、見当違いの説教されてウザいから、信頼できる人以外には黙ってますけど。
HSPは結構クリエイターに多いんです。
どういうことかっていうと。
ざっくりいうと、HSP用のグッズが今までこれからも、バンバン世の中に販売されているってことなんです。
工夫です。工夫するんです。
必要なものを手に入れて、それを使う。
先人のHSPの知恵をどんどん感謝して取り入れましょう。
それと、ヘッドフォンを使って音楽で他の情報を遮断してしのぐ、というのは、私はおすすめしません。
若者だった時に私もやってたんですが、今になって、ちょっと耳が少し悪くなっています。
音は通常通り、聞こえていますし、聞こえすぎることも変わりません。
ただ、そこに少し耳の症状が出てきています。
細かいこと書くと身バレしちゃうんで、こういう書き方でごめんなさい。
なので音で遮断というのは、ライブ用の耳栓がありますので、異物感から、吐き気、めまい、頭痛が引き起こされなければ、そちらを使うといいと思います。
で、ここまで書いて、HSPではない人に何か求めることはあるか?
ということを書いてなかったので、書きます。
これは私個人の考えです。
ニュートラルに、HSPを認識してくださってるだけで十分です。
多くの方が、私のようなものを一目見て、HSPという言葉がまだ一般的ではなかった時にも、すぐに感じやすい人間であると、判断し、その方なりの対応をしてくださっています。
本当に感謝してもしきれません。
それは無神経な街と言われている街の人こそが、そうしてくださっていましたし、人が冷たいと言われている大都市でも皆さんにとてもそっと温かく接していただきました。
私がいま暮らしている街でも、同じように、日々、若い方にも、年配の方にも、いろんな方に、とても静かに優しい、大変考え抜かれた配慮をしていただいています。
あいつ、HSPなんだって、といって、世の人々が自分を傷つける機会を伺っている、と思う必要はありません。
いまあなたの周りに、この後書く、本当に迷惑な人たちしかいなくても、その外の広大な世界には、素晴らしい、冷静な配慮という知見をお持ちの方で溢れています。
だから、大丈夫。
自分の特性に集中し、人生を組み立てて、過ごしやすく生活を運転することに、全力を注ぎ、最善を尽くしましょう。
HSPという方向性を持った人にとって、本当に迷惑でしかない人たちは、たくさんいるけれど、いま思い浮かぶのは二つあります。
一つは、繊細な人間を御しやすいと判断して狙う、コンプレックスが異様にデカい、ちょっとヤバい人たち。
もう一つは、HSPはただ単に、弱いから、強くならなきゃダメだと、親切心からアドバイスをする人たち、なんです。
前者に対する対応は、
まず肉体的なことに言いなりにならないこと。
精神的にも自分の主導権を開け渡さないこと。
だと、私は考えています。
そして必ず、そういうハラスメントは回避方法がありますし、うまく世知を味方につけて、抵抗しましょう。
情報を集めましょう。
なんでも、今は情報からです。
徹底的に、情報を集め、しかるべき場所に相談し、必要な説明をし、対処していきましょう。
それにいまはスマートフォンに、ボイスメモ、写真、動画、のツールが入っています。
緊急番号も入っています。
昔とは違う。
だから、落ち着いて、手が震えてても、証拠を取りましょう。
うまくやりましょう。
ずるくなりましょう。
そして、閉鎖的な他者の目が届かないところには、絶対に行かないこと。
すぐ二人っきりになろうとしますからね。
嘘をつきましょう。
用事がある、人と約束がある、なんでもいい、回避しましょう。
嘘はなるべくなら、つかないほうがいい。
私も嘘で失敗したことのある人間です。
本当のことを言うのは、基本大切にしてて間違いない。
正直になれるということはとても素敵なことです。
ただし、それは、相手が自分を尊重してくれる場合のみです。
それは自分の意志を尊重し、自分の行動の自由を尊重してくれる相手に対してやることです。
そうでなくとも、普段はなるべくなら正直をとっていったほうがいい。私はそう考えます。
けれど、人を脅し、暴力をちらつかせ、恐れを利用し、自分からそうするように仕向けるような相手には、必要ありません。
自分を支配しようとする相手。
そいつは敵です。
そんな相手には、心の奥で戦さをしましょう。
これは戦いです。
私たちのようなものが生き抜く、生き延びるための戦いです。
相手を打ち倒すための方法ではなく、その状況から脱出するための戦いです。
愚かな私には他に方策も思い浮かばないので、この方法を書きます。
嘘をつきましょう。
孫子も言っています。
兵とは、詭道なり。
これを迷うことなく発動しましょう。
(孫子は兵法で他のこともたくさん色々言ってますので、孫子の兵法ってこれなんだ、という誤解はなさらないでくださいね。私が書いたのは、その一部分です。)
日常にいる迷惑な相手に簡単にできることは、
相手の言うことを、表面上は従ってるように見せかけても、決して、言うことを聞かない、ことです。
時々いますよね。
私も言われたことがあります。
「なんで言う事聞かないの?」っていう人。
そういう人には、自覚させてあげる必要はありませんから、静かに、そっと、その人の元から立ち去りましょう。
そんな人達に、人を支配しようとするような奴に、あなたが誠実である必要なんかないんです。
そういう奴の周りにはですね、言うことを聞きたい人、喜んで従いたい人が集うんです。
考えるのを放棄して、なんでもよろこんで言うこと聞くんですよ。
そういう人がいるんですよ。
だから、そういう奴とその周りに群がってる奴に出会ったら、逃げる。
どんな方法を使ってでも、逃げ切ること。
それが、前者の「繊細な人間を御しやすいと判断して狙う、コンプレックスが異様にデカい、ちょっとヤバい人たち」に対する、私にわかる対処法です。
後者の、
「HSPはただ単に、弱いから、強くならなきゃダメだと、親切心からアドバイスをする人たち」ですが。
厄介なんですよね。
この人達って、上手に、すごく巧みに、でもあなたも悪いのよ、という方向に持っていくでしょう?
言ってることを黙って聞いてると、いつも謙虚で、頭を垂れて、這いつくばって、道の端っこを歩いていないと、あなたも悪いのだと言い出すし、そうしてても、今度はそうすることが悪いと言うんです。
私はこういう人達を毒だと思っています。
とても親切で、底意もない、いい人達なんですが。
でも、だからこそ、そうやって、じわじわとこっちの自尊心を蝕んでいくんですよ。
けっこう怖いしタチが悪いですよね。
すっごい幸せそうな笑顔や心の底から心配してる目で、それをやるわけですから。
私の話をすると、HSPという特性を私はずっと隠していましたし、平気なフリをずっとしていて、打たれ強い、とまで言われていた時期があります。
ものすごく無理をしていたし、その頃、社会的にそうすることが大人なのだ、と信じ込んでいました。
おかげでとんでもないことになりました。
だから私の経験上、断言できますが。
強くなることは、HSPの場合、戦い方を知ることです。
回避方法を知ることです。
世知という、賢さを身につけ、自身を生かす方向で、世界と自分を観察し工夫をしていくことです。
私もわからなかったし、いまもわからないことがたくさんあるから、いっぱい損をしてきましたし、しなくてもいい痛い目に遭ったり、いまだと、神経質すぎて、読んでくださる方に心配をかけてしまってるんですけれどね。
不安になりますよね。
全く善意の人の手を離してしまってるのかな、とか、自分の心が素直じゃないからかな、とか。
でも、その人たちって、笑いながら、殴ってきてません?
あなたのためなのよ、って痛みが長引く方法で殴ってきてますよね?
それ、おかしいですよ。
自分のためになることに、どうして加害があるんですか?
そういう人たちってよく成長痛っていう言い方を巧妙にしてますけれど。
生きていて、時には傷つく痛みが伴うことがあるとしても、それは断じて精神的な苦痛ではないはずなんです。
ストレスではないはずなんです。
体を壊す、食事ができなくなる、アレルギー反応が出てくる、眠れなくなる。心理的に癒えるまで何年もかかる傷を負う。
それが出るほどの、ストレスをかけられることは、なんのための成長痛なんでしょう?
どこに向かって成長させられてるんでしょう?
それは誰に都合がいいように、変えられているんでしょう?
同じゴールに向かって合意しもしていないのに、一方的に、あなたのためなのよ、と言いながら、殴り続ける。
抵抗しようとする相手に、抵抗した相手に、罪悪感を持たせて、相手の自尊心を一枚一枚剥ぎ取りながら、殴り続ける。
日常に巧妙にまぎれ込ませて。
それは善意ですか?
一体どんな善意ですか?
いろんな考え方があると思いますが、
私はそれを善意とは思わない。
断じて、思わない。
そう判断します。
あとはあなたご自身で判断してみてください。
私は、距離を置きましたし、そのことを書いたら、スルー体制がない、とまで言われましたけれど。
変な状況じゃなかったら、スルー体制はとてもいい効能を発揮しますけれどね。
最後に、HSPが生きづらい理由と、HSPというものについて、私なりに考えた結果を書いてみます。
HSPが生きづらい理由としては、
この世界は、HSP用にできていないんです。
とにかくそうなんです。
だから生きづらいんです。
わかりきったことですが、HSP自身がそう整理できているのとそうでないのとでは、天と地ほども差があるので、言語化しておきます。
この世界は、HSP用にできていない。
だから、HSP自身は、工夫をし続けるのだ。
で、私はですが、世界をHSP対応に変える必要はない、と思うんです。
理由は、HSP用に世界のインフラが動いてしまったら、今度はHSPではない人が息苦しく、とてもたくさんの気遣いを日常的に求められる世界になってしまうから。
ただでさえ、HSPではない人達は、その人たちの世界で、繊細な気遣いと思考を求められています。
その人達に、さらにHSP前提の日常を課すのは、あまりにもむごい。
HSPがHSPであるのをやめろ、と言われているのと同じくらい、無理難題だと思います。
なので、この世界は、HSP用にできていない。
だから、HSP自身は、工夫をし続けるのだ。
というように捉えているし、それでいいと思っています。
正直、どうして、いまになって、HSPということがこれほどあちこちで情報が出始めているのか。
理解を求められてるのか、私にはわかりません。
けれど、治療の第一線にいる方々が、必要である、と判断したから、きっとそうなっているんでしょうね。
HSP的には注目されすぎることもストレスですから、この先もHSPの方は、あまり大声で、私はHSPです!とは言わないと思います。
ただ、他者を理解するために、HSPというひとつのガイドラインができたということは、HSPが呼吸しやすくなることにつながるのではないでしょうか。
優しい人達は、HSPに合うようにと何か行動を起こそうとするでしょうし、それで救われるHSPもたくさんいると思います。
私に言えることは、HSPはこれからも工夫をして、世界を自分に合うように構築し続けていくから、そんな心配しなくても大丈夫ですよ。
ということです。
ただ、誰かを理解したいな、と思った時に、思いやりたいと思った時に、HSPという情報を、みなさんの優しい心に加えてみてください。
ひょっとしたら、あなたの大切な人ともっと仲良くなれるかもしれません。
ただし、あなたのそばにいるHSPは、あなたのそんな優しい気持ちに、とっくに気がついていて、あなたのことが大好きですけれどね?
「いつもありがとう。これからも、よろしく!」
長くなりましたが、最後までお付き合いくださり、ありがとうございました。
私が書き散らしたことが、
HSPへのからかいの原因になりませんように。
HSPという、まだこれからわかっていく段階の要素に、ひとつのデータとしてエントリーされれば幸いです。
HSPのエナメル