RMさんの言うとおり、参加アーティスト達とRMさんの融合をキュレーションしたアルバム。
普段、私が聴き慣れているのは、アーティストが参加するとき、主軸となるミュージシャンに寄っていく作業の痕跡なんですが、このアルバムでは、RMさんと参加アーティストがIndigoを媒介に、等しく存在して、美しく混ざりあっています。
なので、各楽曲ともRMさんの存在感や音楽性が、全部違っているように私には聴こえています。
RMさんというミュージシャンは、こうして染まれるんだということにも、とても驚きました。
Indigoを柱に、いくらでも多様になれる音を、RMさんという全楽曲に共通するエッセンスで、綴じたアルバム、そういう風に私はとらえています。
このアルバムは、RMさんの今後の創作活動の可能性とも言える、余白の莫大さを語ってもいるのではないでしょうか。
これは、RMさんの存在証明なのか、現在地を表す音なのか、それはもっとこのアルバムの中を旅してみないと、私にはわかりません。
ただ、音によって空間を作り出すことは、こんなにも美しく、いくらでも可能であると視せてくれた、ブルーではなく、あくまでもインディゴのたくさんの音の中を、これから思う存分、歩き回るつもりです。
待っていた甲斐がありました。
ソロ・ワークス、これからも続けて下さい。
好きな楽曲は、
「Yun(with Erykah Badu)」
「Closer(with Paul Blanco,Mahalia)」
「Change pt.2」
「No.2(with parkjiyoon)」
でした。
12月 冬の雨が薄青に反射する部屋にて。
追記
思ったとおりを書くとですね。
語られている内容について、RMさんの深い苦悩や孤独について、なにか言うとしますよね?
私という存在は、数で言うとほんのちっぽけな確率なんですけれど。
その確率で、同じ方がいく人かおられると思うんです。
同じ言葉を使って、RMさんへ何か語りかける人たち。
私を含めて、その動向を今回言葉で打った人たち。
それをどこかで伝え聞いて、その方向の言葉が、私がわかる範囲をとっくに超えて、すごく愛を伝える言葉が届くと思うんです。
やっぱり、そう思うだろう内容ですので。
すると、RMさんがまた心配しないように言ったり、気にしたり、するだろうな、ということも、みなさん分かっていて、その上でまた言葉をRMさんに送ると思うんです。
で、私にはどうしたら一番いいんだろうな、ということがわからないので、今回は、楽曲面で、このアルバムについて、のみ書きました。
まだプロモーションの映像とか、インタビューとか見ていないので、なんか全然勘違いしていることを書いてるかもしれませんが。
RMさんが言う、平行線の愛を投げ合っている方達を私は眩しく見ているだけのものなんですけれど。
苦しまないやり方はないのかな、と、そういうことしか今は思い浮かびません。
無視しているわけではなくて、私も、すごく難しい部分だろうな、と、RMさんが感じていることのコンマ000001%しか分かってないんですけれど、そう思っているので。
そして、それは私なんかより、もっとたくさんの方々がずっと感じておられたことだと思うんですね。
なので、すみません。
こういう追記を書くことが、いま私の返せるリアクションです。
うーん・・・。
追記 2
アーティストとしては全くもって正解だし、素晴らしいことなんですが、個人としては、そんなに辛い思いをしなくてはならないんだろうか、と思ってしまいました。すみません。
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