私は、自分のことを、石をめくったらいる、そこに蠢く虫けらだ、と書いたことがあります。
自虐ではなく、本気でそう思っているからです。
以前、実名、顔出しでネットにいる人たちの場所で、そう書いた記憶があります。
むろん相手にされませんでした。
それから随分と時間が過ぎ、久しぶりにネットを見た時だったと思います。
匿名でネットにいる人達に、同じ言葉が投げかけられているのを見ました。
私には影響力などないので、まさかと思いましたが、偶然であったとしても、私が以前書いたその自己紹介が、ネットにいる匿名の話者達に向かって投げかけても良いとされる言葉に変わってしまったのではないか、と思いました。
真偽の程は分かりません。
ただ、だとすれば申し訳ないな、と思いました。
匿名の、ちゃんとしている話者に、私の自己紹介が使われていたのなら、それはそんな言葉を書いた私に責任があるからです。
どういう意図で、その言葉を発した人が使ったのかは分かりません。
ただの偶然かもしれませんし、仮に ”人づて” だとしても、その人もまた、どこかで流れていた言葉を真似ただけかもしれないこともあるからです。
その時、その方に問えばよかったのですけれど、動揺してしまって、そうすればよかったと気がついたのは、もうずっと後になってからでした。
なので、ここを始めようと思った時に、私が使った自己紹介が、匿名のちゃんとした話者の方たちに向かって、おかしなふうに使われてしまったことを、その可能性があることを、どうにかできないかな、と思いました。
それで、匿名のちゃんとしている話者の方々のことを、蝶としよう、と思い立ち、ここのブログ名の下に添えています。
ブログ名についても、好きな楽曲のタイトルをお借りしているというのもあるんですが。
私は言葉あそびが好きなので、「Butterfly Just Dance」という、直訳すると、"蝶は、ただ踊れ" という意味のはずですが。
これは書いている私のことを指す意味で、
「蝶は舞うものであって、踊らない。踊っているのは、翼や羽のないものである。」
とする
「決して飛べないもの」
という意味を持たせています。
ちょっとひとりよがりな意味づけなので、わかる人がわかればいいかな、と思っていました。
ここを始めて 3年半 2年が経過する2023年7月18日現在まで、そのことを指摘した人は誰もおられません。
それは、以前書いたように、私に誰も関わりたくないせい、かもしれないですし。
先日、同じような意味合いの言葉を使った楽曲を聴いたので、わかりきった、下手な言葉遊びに付き合っていられない、ということなのかもしれません。
また、タイトルとランキングバナーにある写真に、黒い蝶の金属製のしおりを使っているのも、西条八十が「蝶」という詩で示した、
『やがて地獄に下るとき、』
(中略)
『たぶん私は懐から
蒼白め、破れた
蝶の死骸を取り出すだらう。
さうして渡しながら言ふだらう。
一生を
子供のやうに、さみしく
これを追ってゐました、と。』
(西条八十 美しき喪失より「蝶」)
の蝶を使おうと思い、そうしました。
地獄に行くまでの一生を、子供のようにさみしく、1人で追っていたのは、私の場合、蝶の影、になるからです。
(20230724 00:01 追記
ランキングバナーと冒頭に掲げている写真は、ここを始めて1年後に掲載しました。記憶違いをしていて申し訳ありませんでした。)
どちらにせよ、バカみたいなひとり遊びのことなので、私1人がわかっていればいいことですし、説明する必要はないかな、と考え、特に書いてきませんでした。
ですが、思うところがあり、私の独りよがりを嘲笑われても、書いた方がいいかもしれないと判断し、また、自分のことを讃美しているのではないことも添えたくて、今日は書きました。
以上、ネットの海を回遊するは、匿名の蝶の群れ、について、でした。
20230718 13:17 文章をなおしました。
20230718 13:21 文章をなおしました。
20230718 13:50 文章をなおしました。
20230724 00:01 追記
20230803 21:22 勘違いしていた箇所、ここを始めて3年を2年に訂正しました。ファンになっては2年半が過ぎた頃、ブログを始めてからは2年でした。訂正してお詫びいたします。
20230803 21:14 誤字をなおしました。
20230803 22:34 誤字をなおしました。