最初に買ったピアスは、ルビーの小さなピアスでした。
どうしてルビーだったのかはもう覚えてないですけど、出かける時にコーディネイトするピアスとは別に、普段ずっとつけてるピアス(何と呼ぶのかわからないので、デイリーピアスとします)は、絶対にルビーの小さなピアスにしよう!と決めていたので、バイト代を握りしめて、宝石屋さんに行って、真っ赤なルビーのピアスを買って、それをデイリーピアスにしてました。
あまりに赤いので、よく、「ガーネット?」と聞かれてたんですが、小さなカットを施されたピアスだったので、ピジョンブラッドとまではいかなくても、そこらへんの真っ赤なルビーのかけらが、私のデイリーピアスだったんだと思います。
すごくお気に入りで、服に合わせる以外は、ずっと付けてましたが、何年か経ったのちに、髪に引っかかって片方を無くしてしまったので、きっと私のところにやってきた役割を終えたんだろう、という考え方をしています。
そのあと、アクアマリンのピアスを見つけて、それをデイリーピアスにしていました。
その頃、すごく仕事を頑張ってた時で、アクアマリンという石に、「何かをやり遂げる」という意味があると、お店の人に聞いていたので、それを心の支えにしていた時期でした。
本当にそういう意味があるかどうかはわからないんですが。(いま調べてもとくに出てこなかった)
思い込みの力っていうのはすごいもので、確かにその時期、いま考えるとよくやったな、というぐらい、仕事をがんばれた時期でもありました。
で、結局、また髪に引っかかって、片方無くしてしまって、ムーンストーンのピアスに切り替えて、そのあとは無くしてもずっとムーンストーンを買っています。
時々、小粒のダイヤのもつけたりしてますが、1番、しっくり来るのはやはりムーンストーンです。
ピアスの穴は、スタンダードに2つです。
増やそうと思って、片耳にピアッサーであけたりしてた時もあったんですけど、なんか身体のバランスが狂う感じがしてしまって、2つに落ち着いています。
今後またあけたくなったら、パチン、とあけて楽しもうかな、とは思っています。
ピアスって、ちょっと1心同体的なアクセサリーで、耳たぶに穴を開けて装着するという行為が、普通につけるイアリングよりも、つけてる本人と石との、心理的な距離が近いように感じます。
指輪より、近い感じ。
だからかもしれませんが、私の場合は、あまり親しくない人に、ピアスをプレゼントされることは少なかったです。
何か、もっと近い、特別な関係じゃないと、贈るのを遠慮してしまう感覚が、私にもあります。
素敵なピアスを見つけて、ああ、あの人に似合うから、プレゼントしようかな?と思う時と、全く思わない時があるんですよね。
心の距離をわざわざ線引きして、気まずい区分けをするのではなく、たぶん、ピアスってすごく個人的な、皮膚感覚が強いアクセサリーなんじゃないでしょうか。
ネックレスやイアリング、ブレスレッド、よりもっと強い感じ。
どっちがどうという話ではなくて、皮膚感覚の延長線上にあるものだから、すごく個人的で、すごくプライベートな存在のように、思っています。
そういえば、ピアスをあける、あけないっていうのも、とても個人的なこととして認識されてますよね。
多分、このアクセサリーは、その人の選択の結果を現すものなんだと思います。
ささやかだけど、決めないと、あけられないピアス。
その人の選択結果を飾る、そういうアクセサリーなんでしょうね。
表題曲は、DJスネイク Withセレーナゴメスで、「Selfish Love」
身勝手な恋、という意味に私はとっていますが。
歌詞世界で、お互いの気持ちはわかっているのに、駆け引きをしている段階の2人が出てきます。
少し秘密めいた、暗黙の了解のときめきが、楽曲に漂っていて、プレイリストのお気に入りに入れて、よく聞いています。
スペイン語と英語で歌われてるのが、また雰囲気があっていいんですよね。
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