お酒はほとんど飲まなくなりました。
いま思うと若い時あれだけ飲んでたのは、お酒が好きというより、お酒の場が好きだったんだな、と思います。
いまでも、ビールとワインは飲みますけど、1杯2杯程度です。
ビールは黒ラベル派。
ワインは、ロゼも白も赤も全部好きです。
でもそんなに飲まないです。
食事と一緒に、という感じ。
生ビールについては、そこまで真剣じゃなかったんですけど、20代半ばくらいの時、初夏、島にフェリーで渡って1日を過ごしたことがあったんです。
島といっても、リゾートアイランドではなく、ほんとに人が居住区として住んでいる島。
そこにある美術館が好きで、時々行っていたんですね。
で、その日は、すごくお天気がよくて、初夏のきもち良さに溢れてて、ちょっと長居して、夕方になったんです。
美術館で絵を見たあと、散歩して、くたびれていたのと、喉がひどく乾いてました。
それで、その時間に開いてた居酒屋に入ったんです。
開店したばっかりで、まだお店の人が下ごしらえしてる時間帯に、いいですか?って言って、入れてもらって。
喉がカラカラだったんで、ビールありますか?と訊いたら、生しかないって言われて、それじゃそれをと2人分頼んだんですね。
で、やってきた、生ビールのジョッキで乾杯して、飲んだら、スコーン!と頭にキて、過去最高に美味しい生ビールだったんです。
え? 生ビールこんなに美味しいなんて嘘だろ!というくらいの、美味しさでした。
それでおかわりしたんですけど、やっぱり同じように、格別にウマイんです。
すごいなぁ、生ビール!と、私の人生における生ビール年表の色が変わった瞬間でした。
どうやってるのかな?と思って、ご主人の(女性の方でした)方をみていると、ビールサーバーから、ふっつーにジョッキに注いでるだけなんです。
それで完璧な泡と温度のジョッキになっちゃってて。
いま思うと、そのご主人、ビールマイスターだったか、そういう才能がある方だったんでしょうね。
すごいビール体験をさせてもらいました。
お店の準備で忙しくされていたので、美味しいです、とだけ伝えて、詳しい話が聞けなかったのが、残念なんですけど。
それと、やっぱり、温度もあったんじゃないかと思っています。
ビールを飲んで染み渡る、最適な気温と湿度と、ご主人のビール職人っぷり、の三拍子が、あの日の島の夕方の居酒屋で揃っていたんじゃないでしょうか。
街に戻っても、そのあと何回か、お店で生ビールを試しましたけど、島で飲んだビール以上の"生"には巡り合えていません。
温度説でいうなら、あのとき体感した島の夕方の気温が、街で再現されるのが難しいのではないか、と思うんですね。
その条件に、生ビールっていう要素が加わると、あの美味しかったジョッキになるんじゃないでしょうか。
街でビール飲む時も、美味しい時はたくさんあってですね。
私は、「ビールの気温」と呼んでるんですが。
5月から6月、7月上旬にかけての初夏と、夏の終わりから9月の半ばくらいまでが、あ、ビール飲みたいな、と思って、缶を1本買って飲むと、美味しいんですよね。
あまり暑い日も私にとっては、ちょっと違うんですよ。
口の中の温度と冷えたビールの温度差が大きすぎて、ゴクゴクいけないんです。
ビールって冷やしすぎてもあまり美味しくなくなるので(キンキンに冷やしたビールって味がしないですよね?)、やっぱりいま挙げた季節ぐらいの気温に、冷蔵庫で冷やしてあるビールを飲むと、スコーン!と脳に来る気がします。
冬のビールは、鍋や焼き肉やってる時に、ちょっと冷蔵庫から出して置いておいて、汗かいているくらいが、最適な温度のような気がします。
というか、そうしています。
それだけビールの温度に神経使ってるなら、ワインもさぞかしと思われるかもしれませんが、ワイン、全然です。
常温と冷蔵庫の2種類だけ(笑)
好きなんですけどね、ワイン。
科学的根拠があるわけじゃなく、なんとなく気温調整をしてしまうのは、たぶん、ビールって苦い温度を炭酸で飲むものだからじゃないかな、なんて思っています。
表題曲はBTSで「Dope」
特にBTS祭りをしているわけではありません(笑)
大体、週末にBTSの話をしようかなと思ってるので、それでです。
「The Most Beautiful Moment In Life,Pt1(花様年華 pt.1)
」が初出となります。
日本語バージョンも出されているんですが、私は韓国語バージョンの方を聴いています。
Dopeはスラングで「ヤバイ」という意味。感触としては「Cool」に近い感じでしょうか。
邦題は「超ヤベェ」となってますね。
サックスのイカれた音色が好きで、今日はこの曲にしました。
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