ここでも何回か触れたように、私はかなりの頻度で悪夢を見るタイプだったので、よく、すごくいい話で「夢で会いたい人はいますか?」という問いかけに、見るものが悪夢がほとんどだから、「夢の中で会いたい人はいない」と即答して、ロマンティックな話題を殺伐な雰囲気にしてしまうんですけれども(笑)
眠りに対してなんらか不安を持っている人というのは、けっこう多いので、情報共有として、そこのところをもう少し書ける範囲で書きます。
ライナスの毛布ってありますよね。
スヌーピーが出てくる、非常に優れた漫画「ピーナッツ」の登場人物のライナスが、ずっと引きずっている毛布のことなんですけど。
これいま検索したら、ウィキで「安心毛布」と呼ばれてるみたいですね。
そのライナスの毛布って、要はライナスはその毛布がないと落ち着かなくて不安だから、日がな1日中、その毛布をずっと持っているんですけれど。
眠る時も、もちろんその毛布を握って眠るんですね。
劇中のライナスはもう10歳から12、3歳くらいだと思うんですが、それでも毛布を引きずっている描写とともに、1つのカリカチュアとして登場してるんです。
で、私もですね、ちょっと聞きようがないので、自分の記憶頼みなんですが、確か、子供の頃、スヌーピーのぬいぐるみを持って眠っていたんです。
で、いっつも1緒に眠っているから結構洗っても洗っても薄汚れてしまって、まさにライナスの毛布みたいだったのは覚えています。
日中は持たなくても平気で、夜寝る前に必要だったんです。
それを何時ごろ手放したのかは覚えていないんですが、そうやって何かを持って眠るという行為は、やっぱりけっこう大きくなるまで続いていたと思います。
中学生の頃はもう持っていなかったので、小学校高学年ぐらいまで、そのぬいぐるみを持って眠っていたことになると思います。その頃の記憶ってもう曖昧になってきているので、あまりはっきり断定はできないんですが。
その頃悪夢を見ていたというより、夜中に体調が悪くなることが多くて、それもぬいぐるみを持って眠っていた1因だと思います。
悪夢を頻繁に見るようになったのは、大人になってからなんですね。
それまでも、時々、ギョッとするような内容の悪夢を見てはいて、あまりにインパクトが強いから、覚えてはいたんですけど、それが続くようになったのは、大人になってからです。
それで、人に相談できるようになるまでに、自分でいろいろ試したんです。
枕をいいのに変えるとか、寝室にアロマを置くとか、向きを変えて眠る、パジャマを変える、寝る姿勢を工夫する、等々。
で、どれやっても効果がないので、ほとほと困り果ててた時に、そういえばぬいぐるみを持って寝てたな・・・、と思い出して、バクの小さなぬいぐるみを買ってきて、それを枕元に置いて寝るようになったんです。
そういう時は心理的安心の象徴でもあるテディ・ベアにするのがお約束ですが、私は縁起をかついて、悪夢を食べるとされるバクのぬいぐるみを探して、枕元に置いたんですね。
そうしたら、不安がかなり軽減されたんですよ。
悪夢は相変わらず見続けていたんですけど、入眠までの不安感が軽くなることで、気持ち的に楽になっていったんです。
それで、人に相談できるようになるまで、結構年数かかかったんですけれど、そのぬいぐるみと1緒に眠る、というのは、とても私にとって強く安心を促す行為でした。
いま、私のように悪夢ではなく、不眠だったり、眠りがあさかったり、眠ること自体がうすぼんやりとした恐怖に包まれていたり、眠ることへの不安が強くなってしまっている人って、1番いいのは、気楽に専門医にかかること、で、次点で信頼できる人に相談すること、だと思うんですが。
その前段階として、ライナスの毛布をもう1度やってみるというもありなんではないかと思います。
日中、持っておくのではなく、就寝時に安心できるものを枕元に置いておく、ということなんですが。
効果はわからないですけれど、(私は専門医ではないので)、安心材料にはなるのは間違いないのではないでしょうか。
実はですね、BTSの麗人、V(ヴィ)さんが、以下の動画の中で、自分はけっこう大きくなるまで、ペンを持ってないと眠れなかった、という話を、そのペンとともにされているんですね。
BTSオフィシャルチャンネル
BANGTANTVより
[2021 FESTA] BTS (방탄소년단) ‘아미 만물상점’
日本語字幕付きなので、設定(ダイヤルのアイコン)を押して、日本語を選択してくださいね。
Vさんのペンの話は、49:20秒ぐらいからです。
こういう、グローバルスターで、いろんなことが上手にできる人でも、そういうことがあったんだ、と話してくれるのは、ものすごく心強くなりますよね。
現在、ライナスの毛布が、必要な人には必要とされる年齢の人も(対象年齢と言われる年齢ですね)、大人になってから、もう1度、ライナスの毛布的なものを持って、やり直しをしてみる、という人も。
すごく安心できると思うんです。
動画の中で、やはりVさんは、そういう時期が結構長く続いたけれど、いまは必要なくなった、と、その時期が終わったことも話されています。
Vさんが話すのを聞いて、ああ、そうだったんだな、と思うのが。
ある日突然、はい!ここまで!って終わるんじゃなくて、徐々に徐々に、そういう誰かにとってライナスの毛布が必要になる時って、始まって、終わっていくものなんだ、他の人もそうなんだと、私は自分の経験とも照らし合わせて、実感したんですね。
繰り返しますけど、1番いいのは、専門医にかかることなんです。
眠りってすごく大切ですから。
私は、人に相談する、でしたけど、あれこれ遠回りしたことの方が、ちょっと効率悪かったなと、いまは私自身に対して思ってます。
ただ、個人ができる入眠への工夫のひとつとして、ライナスの毛布をもう1度やってみるというのは、アリかもしれません。
これはあくまで素人考えなので、医師の診断を受けてらっしゃる方は、必ず、その指導に従って、ご自身の眠りを整えてくださいね。
以上、今日はライナスの毛布と眠りについての私見でした。
表題曲は杏里(あんり)で「最後のサーフホリデー」
アルバム「BOOGIE WOOGIE MAINLAND」収録。
乾いた音風景の中で、少しだけ切なさをにじませた都会感覚を歌う杏里の楽曲はもっと評価されてもいいんじゃないかなと思っています。
名曲、良曲が多いんですよね。
シングル曲「スノーフレイクの街角」も大好きです。
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