休刊 キム・ソクジン



休刊 キム・ソクジン 
あと2ヶ月ですね。
ARMYさん達も待ち遠しくされていると思います。
アルバコエルレアオクラータは花が終わりました。
無事のお戻りを待っています:)

2021/06/11

🌈 Therefore I Am ー Billie Eilish

 

うまく言いたいことが書けるか不安ですが、書いてみようと思います。

 

時代の音楽ってありますよね。

そこから全く新しい流れができるきっかけとなる音楽や、時代の寵児となったミュージシャンが作る作品達のことを指して言ってるんですが。

最近では、ビリー・アイリッシュがその存在となってると、私は認識しています。

 

ビリー・アイリッシュのアルバムは「don't smile at me」と「WHEN WE ALL FALL A SLEEP,WHERE DO WE GO?」を持ってるんですけど、たぶん私は次のアルバムも買うと思います。

そういうリスナーです。

 

で、以前、大ヒットしたアニメ「君の名は」という作品、私まだ観てなくてですね、楽しみに取っておいてるんですけど。

新海誠監督のあの作品が大ヒットした後に、他のアニメ製作者が企画段階で、

「ここはひとつ『君の名は』みたいなのをお願いしますよ」とか

「新海監督っぽいのでお願いします」

って、すごく言われたそうなんですよ。

私はネットでその経緯を見かけたんですけど。

あまりに言われるんで、関係者がたまりかねて

「じゃあ、新海さんに頼めよ!」

って言ってたんですね。

 

これって、大ヒットあるあるで、何かが大ヒットすると、それが流行りっていうことになっちゃって、言葉は悪いけど、じゃあこっちもひとつその流れに乗っかろう!ってことで、こういう、パクリじゃないけど、「っぽいもの」が量産されて、それが世にあふれかえるという現象が起きるんです。

 

私はまだ観てないので、「君の名は」っぽい作品が、どれだけ、実写アニメ問わず量産されたのかは、把握してないんですが、そうとう数作られたんだろうなぁ、と見当をつけてます。

 

で、それと同じことが、音楽の世界でも起こってるんですよね。

少しマイナーな、特に女性ボーカルの音楽を買うと、ここのところ、必ず1曲は、ビリーなんです。

 

ビリーっぽい曲が入ってて、ああ、またか・・・、と思って、きっと、

「ここはビリー・アイリッシュっぽい曲をお願いしますよ」

って言われて作ったんだろうなぁ、と想像をたくましくしてるんです。

 

しかも、それが、ビリーが次の新曲を出すまでの、「つなぎ」的な役割を担っちゃってて、結構ヒットしてるんですね。

だから、リスナー側も、「今の気分はビリーっぽい曲」っていう判断があるみたいなんです。

需要はあるんですよ。

「ビリーの曲をもっと聴きたいけど、いまは次のアルバムや新曲を待ってる時だから、その間だけでも、ああいうビリーテイストの曲を聴きたい」

っていう需要が。

 

でないと、売れるわけないですから。

 

リスナー側も、意識してるしてないにかかわらず、時代の音楽となった楽曲を、今の気分の音楽として求めてるんですね。

それで、「ひとつ、ビリーっぽい曲をお願いしますよ」って、時代の空気を読んだ人が、ミュージシャン側に発注するのが、世界中のあっちこっちで起こってるみたいなんです。

 

で、それを巡り巡って私が聴いて、またビリーっぽい曲だよ・・・、と私も思ってるんです。

 

ビリーっぽい曲もいいけど、聴きたかったら、「っぽいの」じゃなくて、ビリー聴くし!

と思うんですが、

そのビリーっぽい曲も、結構いい曲だったりするんですよね、これが。

 

それで思ったんですけど、時代の音楽となった時点で、もうジャンルになっちゃうんですね。

好もうと好まざるにかかわらず。

ビリーの音楽がオルタナティブとして区分けされてるのか、またはダークポップなのかも、私にはわからないんですけれど。

 

ビリー・アイリッシュの場合は、ジャンル:ビリー・アイリッシュになってしまってるんだなぁ、というのが、いま私がものすごく感じていることなのでした。

 

 

 

 

 

表題曲はBillie Eilishの「Therefore I Am

シングルカットされている曲ですね。

 

タイトルは、哲学者ルネ・デカルトの言葉

I think therefore I am "I think therefore I am"

「我思うゆえに我あり」という有名な言葉だと、検索したらでてきました。

 

”私はあなたの友達でもなんでもないし、

ねえ、自分は偉いと思ってるんでしょ

「我思う、故に我あり」”

 

(ユニバーサルミュージックジャパン 公式対訳より

https://www.universal-music.co.jp/billie-eilish/news/2020-11-15/

 対訳:今井スミ 様)

 

という強烈な出だしから始まるこの曲、話題になりましたね。

アンチに対して歌っているのか、誰か個人のことなのかは、そこはリスナー側の想像に委ねてるところが、好きです。

 

Spotify iTunes で配信中。

 

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