休刊 キム・ソクジン



休刊 キム・ソクジン 
あと2ヶ月ですね。
ARMYさん達も待ち遠しくされていると思います。
アルバコエルレアオクラータは花が終わりました。
無事のお戻りを待っています:)

2021/06/07

🌈 それすらできない ー 毛皮のマリーズ

 


 

コロッケを見つけて「あ!」という時、声が笑っています。

 

好物として1番目にあげるものではないけれど、外せないものとしてスタメンには入っているからです。

 

私にとってコロッケって、もともとおやつとおかずの間くらいの存在だったんです。

高校生のとき、学食でコロッケが売っていて、それがだいたい二限目と三限目の間に揚げられるので、隙間の休み時間に、育ち盛りの空腹をよくそれで埋めてました。

別に後で街で評判になったわけでもない、ただのジャガイモとひき肉のコロッケだったんですけど、すごく美味しかったんですよね。

揚げたてだったというのも美味しさにひと味噛んでいたんですが、何十円かで買って(学食の値段ですからね)、紙の袋にひとつひとつ包んでもらったのを、立ったまま、皆でわいわい食べるのが、楽しかったんです。

そして同時に空腹も満たされてたので、いま考えると、私のコロッケの記憶の始まりは、おいしい=嬉しさ、だったような気がします。

 

もともとコロッケって洋食出身なので、そっちに振ると、カニクリームコロッケとかグラタンコロッケとかあると思うんですが、私にとってコロッケといえば、自分の中の思い出も補正もあって、やっぱりジャガイモとひき肉のコロッケです。ときどきかぼちゃコロッケも食べますけど。

 

いまコロッケって、商店街がある町のお惣菜屋さんかお肉屋さんで売られてるか、スーパーのお惣菜コーナーでその実力を発揮しているんですけれど。

改めて考えると、街角から消えなくてよかったな・・・と思います。

今川焼きとか、たこ焼き屋さんとか、名物の土地では大々的に売っているけど、当たり前の街中で、のぼりを立てて、鯛焼き、焼きそば、今川焼き、たこ焼き、という、学校帰りにちょっと寄ってイートインもできる、持ち帰りの店って、姿を消しつつありますよね。

 

夏場は甘味処になったり、ところ天出したりするんですよね。アイスももちろん取り扱いがあって。そういうお店、今でもあるんでしょうかね。需要はあると思うから、あるところにはまだあると思うんですけど。 

 

そこらへんのメニューの中に、コロッケも含まれていたと記憶してるんですけど、これはお惣菜として別方向で残っていったみたいで、いつの間にか日常から姿を消してしまわなくてよかったと、胸を撫で下ろしているところです。

 

自分でも作ったりとかしてたんですけど、大量にできてしまうので、その処理がだんだん億劫になってしまって、いまでは滅多に作らないメニューになっています。

いまは、もうほとんどお惣菜売り場か、お肉屋さんの店先で買うようになりましたね。

 

食べ方も、コロッケって正真正銘のおかずなんですけど。私にとっては、おかずとして食べる時ももちろんありますが、やはり原体験のせいか、余白の時間にちょっと食べるものという感じです。

おやつとは違う、成長期に夕方、街で食べてた気楽なラーメン、うどん、お好み焼きと同じ位置づけで、そういう時に食べるスナック的なものなんですよね。

 

最近では、小さい小判型が5つ入った、袋入りのコロッケを買ってきて、ビールと一緒に楽しんでいます。

美味しさって雰囲気もすごく重要な要素だから、いまは時間をずらして行ってますが、もともと夕方の喧騒の中でコロッケを買うのが好きなので、もうその時点からコロッケの美味しさは始まっているような気がします。

賑やかさの中で揚げられているから、余計に美味しそうなんですよね。

買ってきたら、私はあっため直しはせずに少し熱が残ってる状態で、冷やしたビールを室温にちょっと戻して、いつの間にか心が見覚えた味をザクっと頬張っています。

ノスタルジーほど甘すぎない、街の気さくさの味、というところが、とても好きです。

 

アジフライもまたアジフライでまた美味しいんですが←(笑) 

キリがないのでそれはまたいつかのお話にします。

 

というわけで、今日は、コロッケにまつわるあれこれでした。

 

 

 

 

 

表題曲は毛皮のマリーズで「それすらできない」

アルバム「毛皮のマリーズ」収録。

落ち込み方にもよるんですけど、ポジティブな感じがもう受け付けられない時というのが私にはあって、そういう時は、この曲が心に沁みていました。

名曲ですよね。

 

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