週末なのでBTS関連の話題です。
少し前に、人がおすすめする曲として存在は知っていました。
ずっと機会がなくて、聴きそびれていたんですが、いまあらためて聴くと、その人は、暗闇と呼ばれるものの中で、人が誰かを照らす瞬間のことを知っていたんだろうな、と思います。
”You're my light"
(あなたが私の光だ)
という言葉は、わりと馴染みのあるフレーズなんですが、
"I'm your light"
(私があなたの光だ)
と言い切ったものには、私は、初めて触れます。
歌詞世界では、BTSとおそらくARMYさん達の、とても素敵な、寄り添い、支え合う、互いを照らしあう関係について、歌っているのだろうな、と胸が温かくなりますが、驚いたのは、この歌詞は、あらゆる人々の互いを照らし合う瞬間についても、歌っていると思われることです。
それは魂で結びついてる関係だったり、本人が自覚してないときに、思わぬところで、知らないうちに誰かを照らしていたり、また、誰かの存在がこちらをまっすぐ照らす光になっていたりする、とても強い瞬間のことなんですが。
上にあげた歌詞は
”どんなに離れていても 届いている”
”どんなに離れていても 届ける”
につながっていて、
限界と呼ばれる状況にいる人が、突如として放ち、周囲を、人々を、大事な人を、照らしだす光。
それを受け取った人が胸の真ん中で見ているもの。
そして照らし返しているもの。
己が放っていると言われてる光の、その断片でもいい、どうにかして伝われと手を差しのべる、光をまとう人の渾身の覚悟。
それほど苛烈な状況ではなくとも、日々の中で、無数に散らばる銀河のような部屋の明かりが、距離を超え、灯し続けているもの。
灯台のように互いを確かめ、思い合う時間。
そういったものについても、この曲は歌っているのではないか、と私は感じました。
いい曲ですよね。
「BTS,THE BEST」収録。
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