泣くことと泣かないことって、ざっくりいうと、同じだけのリミッターを抱えることじゃないかな、というのが私の感じていることです。
ひょっとしたら、泣くことと泣かないことは、表裏一体なだけであって、感じている、辛さや、悲しさ、喜び、等は、同じ重さなんじゃないでしょうか。
人による部分も大きいし、泣く、ということ自体、とてもプライベートなので、あまり表立って語られることではないように思うんですが。
どちらを選ぶかという場合、私は、どちらでも好きな方を選ぶのが1番いいと思います。
そして両方選ぶ、というのもアリだと思っています。
私自身のことを話すしか他に例がないので、書きますが。
私は一時期、毎日のように泣き暮らしていたことがあります。
その時期、自分ではどうすることもできないほど、疲れて、消耗し切っていたその先の状態にいて、ひどく混乱もしていました。
泣くことでしか、感情をコントロールしたり、解放したりする方法がわからない状態に入ってたんですね。
でも、そうするしかない状態のまま過ごしていると、時間が解決してくれて、今は逆に、ほとんど泣けない状態になっています。
人によっては危険と言われるかもしれませんが、本人の実感としては、もう自分の一生分の半分以上は、あの時、泣いてしまったから、今は涙が出ないんだな、と気楽に構えています。
なので、極端な状態ではありますが、両方経験があるにはあるんですね。
だから私はJINさんが泣かないでみようというのであれば、それはJINさんにとっての大事な涙の話だから、ご自身の好きにするのが1番いいと思いました。
泣いてもいいし、泣かなくてもいいんですよね。
どちらにしても、自分が1番、ぴったりくるやり方を選ぶのが1番だし、逆にその選択に縛られる必要もないと思います。
ある日は、泣きたくて、ある日は泣かないでいる、というくらいでも、全然いいと思いますし、多くの人は、その状態で自分の感情や痛みと付き合っていってるのではないでしょうか。
ただ、どちらかを選んでいる場合、苦しくなったら、必ず引き返して、別の方法を探す、ということだけ、しっかり持っていれば、大丈夫だと思います。
何かを選んだ時、苦しくなるというのは、自分への大切なサインですから。
苦しさというものを怖がるんじゃなくて、そういう感情が出てきた場合、予め、その中でどれだけ進めるのか、どこで方向転換するのがいい塩梅なのか、おそらくもう経験上ご存知だと思うので、JINさんはそこのところだけ少し注意して、JINさんの思うとおりの涙との付き合い方をするのが1番だろうなと、私は思いました。
2011年のいま、実は大きな大きな翼を持っていたJINさんの飛行が、JINさんにとってまずは安心であることを、そしてそのさきに喜びがあったり、充実があったり、手応えがあったりするものであることを、ファンとして願っています。
表題曲はBTSで「Airplane pt.2」
初出はLove Yourself轉 'Tear'
LOVE YOURSELF 結 'Answer'にも収録されています。
マイクリレー形式のパフォーマンスが素晴らしい楽曲です。
歌われている内容は、私は成功を手にした後の忙殺される日常と、そこにあった見知らぬ感情ではないかなと思っています。
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