ジェスターハットの二又をかぶっているということは、JACK iN THE BOXのジャックは、ジョーカーやもっとダークサイド寄りの魔的な存在なんでしょうか。
J-HOPEさんのインスタに公開されてるコンセプトフォトを見ると、のぞき窓も塞がれているような黒いドアから出てきた、封じられていた存在のように見えます。
たくさんある並びの部屋のうちのひとつのドアが大きく開けてありますが、それと1番奥のドアが開きかけているので、あの男はどっちの部屋から出てきたんでしょう?
私は二つともから出てきているのかな? と思いました。
JACK iN THE BOXのティーザーイラストに、二つ、青と赤の箱があるので、白と黒ではなく、青と赤っていうところが何かポイントなんでしょうか。
青と赤から連想するのは私は動脈と静脈なんですが。
ジェスターハットの男が、音楽を聴く専用の部屋みたいなところでソファに寝っ転がってこっちをみている1枚は、黒いドアの部屋から他の部屋に入ってきちゃってる状態だと私は思いました。
1番奥の部屋には何が(誰が)入ってたんでしょう?
たくさんあるドアって、誰の心の中にもある、たくさんの自分の要素を表していると私は思うので、今回のアルバムで描かれているのは、それもまた、J-HOPEさんの一部でしかない、ということなのではないでしょうか。
でも誰の心の中にも、最後のドアっていうのが必ず存在すると思うんです。
ドアというものに喩えればの話ですが。
その一番奥のドアが、コンセプトフォトで、少しだけ開けてあるというのは、今回表現されているものが、J-HOPEさんの心の奥底全てを語っているものではない、ということなのかな、と思いました。
ご自身の芸名J-HOPEのJ、ジャック・イン・ザ・ボックスのJ、ジョーカーのJ、トランプの「11」を示すジャックのJ。
ジャックという言葉から限定されているものに、私が連想できるのはこれくらいですけれど、トランプ”まで”なのか、それともタロットの愚者(ハアレクイン(道化師やジョーカー)まで行くのか、そこがいまの段階ではわからないです。
よくJ-HOPEさんのことに触れる話に、パンドラの箱に最後に残ったのは希望(HOPE)、だというエピソードがあります。
そしてJ-HOPEさんも、その”希望”としてのグループ内での役割を自覚を持ってこなしている、というような言動がいくつかあるんですけれど。
今回は、そのパンドラの箱ではなく、別の箱が二つある時点で、語られるのは、全く違う二つの箱からの物語なんでしょうか。
コンセプト・フォトでいままでとは全く違う表情をしているJ-HOPEさんから、一体どんな楽曲世界が描かれているのか、箱の中から何が出てくるのか、ものすごく興味があります。
かなり鋭い表情ですので、表現されているダークな世界がどんなものになってるのか、とても楽しみです。
あれやこれやと想像を膨らませながら、とにかく、7月1日のリードトラック、「MORE」を待とうと思います。
付記
私、もうかなり昔にフェデリコ・フェリーニの「道化師」という映画を観てですね、道化師の最高位はクラウンで、ジェスターハットをかぶっているのはその下の位の道化師(ジェスター / ハアレクイン)である、と知ったんだと思うんですね。
ちょっと観返している時間がいま取れないので、そうだったと思う、という話になってしまうんですけれど。
で、映画を観た後に、道化師の由来について、図書館で本を出してもらって調べた時の記憶がごちゃごちゃになってて、いま確認のために検索しても、現在そういった記述がネット上からは私には探し出せないんです。
なので、そういう話もあるらしい、で留めておいていただけると助かります。すみません、不確かな話で。
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20220629 19:11 誤字をなおしました。