やかんは2種類持っています。
ひとつは「月兎(つきうさぎ)」の琺瑯のスリムポット。
もうひとつは柳宗理のつや消しのケトル。
両方とも、やかんにしては高いので、悩んで下調べをした上で買いました。
月兎、(私はこれをゲットと呼んでいるんですが、これは昔風の呼び方なんでしょうか)は、コーヒーを落とす時に使うので、毎朝使っています。
柳宗理のつや消しのケトルはその他、お湯を沸かす時に、たっぷりでも少しでもどんどん沸くので、カップラーメンを作る時から、お鍋にお湯を指すときまで、ガンガン使っています。
使いだして数年経過してますが、ものすごく頑丈です。
月兎も他の用途として使えないこともないんですけど、構造上、たっぷり水を入れて沸かすと、細い注ぎ口からお湯が吹きこぼれるので、あまり他の用途には向かないと思います。
やはり、湯気が立った瞬間に火を消して、お湯をコーヒーを注ぐ時のためのものとして、または沸いたお湯を月兎に移し替えて、コーヒーに適した温度にしたい時用として、使えるポットです。
どちらかといえば、宗理のやかんは実用。
月兎のやかんは、クセのある道具を愛着を持って使う向き用じゃないかと思います。
ここまで書いて思ったんですけど、今の若い方のお部屋にはやかんってあるんでしょうか?
おうちまでは行ったことがないので、想像ですけど。
ひょっとして電気ポットで用が足りてるとか・・・?
極端な人の場合、炊飯ジャーも無くてもヘーキというのは聞いたことがあるんですけど。
そのへんどうなんでしょうね。
私とは違うけど、それはそれで若い方らしい身軽な暮らしぶりで、いい感じですよね。
そういえば、他の人だけど、自分は毎朝かならずエスプレッソを飲むから、エスプレッソマシーンは絶対なんだと言ってる人もいたなぁ。
それ聞いたとき、朝の過ごし方って、こんなに人によって違うんだと驚いたのを覚えています。
やかんをそれなりの金額を出して買おうと思った理由は、前のシャネルの時と同じで、欲しいと思いながら、何ヶ月もずっと迷っている自分に気がついたからです(笑)。
もうその間に貯金しておけば2、3個買えてるよ!と、
ハッとして、ネットで調べて、家に迎え入れました。
結論として、よかったです。
好きな道具を使うことが静かに気分が上がることだと分かったのも、そして、使い続けることによってその道具のクセを手が覚えて、大袈裟な言い方をすれば、使い方がどんどん洗練されていくんですね。
そういう楽しみがあります。
私の部屋に備え付けられているのは、キッチンというより台所なので、月兎も宗理のやかんも、吊り下げ棚にまるで昔からあるように馴染んで並んでいます。
その静謐な感じもすごく好きなので、好きなデザインと実用(月兎はマニアックだけど)が両立することは、気持ちの良いことなんだなぁと、毎朝、買ってよかったと、寝ぼけた頭でしみじみしています。
月兎、柳宗理、両方ともアマゾンで取り扱いがあるので、
興味のある方はレビューを調べて、購入を検討してみはどうでしょうか。
スーパーに、さや付きのグリーンピースや菜の花が並び始めましたね。
朝も少しずつ夜明けが早くなっていって、そろそろ春じたくをしなきゃなと思っています。
気温の変化が激しいので、みなさん体調管理くれぐれも気をつけてお過ごしくださいね。
という手紙のような末文で(笑)、今日は終わります。
表題曲は、森山直太朗のさくら(独唱)。
さくら(独唱)他、ベスト盤等に収録されています。
この曲にめぐりあうまで、春の歌で好きなのは滝廉太郎の「花」だったんですけど。
この曲を聴いてからは、早春からさくらの季節にかけて、私にとっては大切な曲となっています。
ずっと歌い続けてくれてるので、リスナーとしては嬉しい限りです。
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