私はおばさんなんですが。
人からおばさんと言われると、軽く侮辱されたな、嫌だな、と思う自分がいます。
ということは、私の中で「おばさん」っていうのは、人から自分にむけて投げかけられると、蔑称に変わるんです。多分。
そういえば、若い時、おじさんって人に呼び掛けたことなかったな。
いまもご自身で「おじさんはね」とか言ってる人、たまにいるけど、ちょっと聞いててむず痒いかもしれない。
血縁でおばさんって言われても嫌じゃないのに、知らない人に言われて嫌だなと思うのは、言ってる人が、その年代の総称だけではない、立場が弱い相手に対して強く出る態度をとられてる、とか、あなた達って無神経の塊でしょ?という強制的な前提があったり、その他諸々のよくないイメージを持って呼びかけている、と感じるからなんでしょうね。
お姉さんって呼ばれるのも、ちょっと・・・。
お姉さんじゃないし。
もっと言えば。
女子って言われるのは、違和感がすごいです。
いや私は女子ではないよ、決して女子ではない・・・・、と口に出さずに戸惑っています。
結局、私のいる年代を呼ぶ言葉が、他に無いんですよね。
仕方がないから、何々世代とか(雑誌の名前が冠されることが多い)とか、中年の女性とか、代名詞っぽい呼ばれ方をしてますよね。
会話だと、「私の年代だと」という言い方をしてます。
でも使ってる私自身も、うまくドンピシャにハマる言葉じゃないから、使っててちょっと困ってるんですよね。
そう、困ってます。
子供から呼び掛けられるのは、おばさんでオッケーなんですよ。
子供、おじさん、おばさん、お兄さん、おねえさん、おじいさん、おばあさん、ていう、区分けの言葉だから平気です。
そらそーだろ、という感じで。
私の場合は、大人の男性に多かったんですが。
それまで普通に会話していたのに、突然、「おばさん」と試すような目つきで、呼び掛けられることが、たまにありましたね。
うまくいっている関係を目指す、または構築していく途中の会話に、「おばさん」「おじさん」というワードはいらないだろ、と思うんです。
それで距離が縮まるって思ってるのは、大きな勘違いではないでしょうか。
なんか、書いてて思ったんですけど。
この手の話って、言ってる側が「距離を乱暴に縮めようとする」
または
「距離が縮まる会話のテクニックだと思っている」場合や、
最悪「気の利いた冗談のつもり」
っていう時がほとんどじゃないですかね。
だからそういうこと言う人って、会話や、そもそもその人の洒落や冗談が、そんなにうまくないんですよね。
うまくないのに、会話上手な人みたいに使ってみるから、なんかいつも大惨事を招くんじゃないでしょうか。
じゃあおばさんって言葉が、ポジティブな付加価値付きの言葉になるという未来はあるんだろうか、と考えてみても、多分、そんなことにはならないと思います。
おばさんという自称も、会話ではなるべく使わないように、私はしてます。
自虐になっちゃって、相手を困らせてしまうから。
というのが、”いまの感じ”です。
そういえば、かなり前に、家電売り場をうろうろしていたら、呼び込みの店員さんから「お母さん!」って呼びかけられたことがあって。
私しかいなかったから、私のことだったんですけど。
その時は、「私はあなたのお母さんでもないし、社会的にお母さんでもないよ・・・」という、トホホな気持ちになりました。
実際にお母さんかどうかがポイントではなく、見知らぬ相手や会社の人とかに、いきなり、お母さんって呼ばれたりするのって、どうなんでしょう?という話なんですが。
呼ばれた側って、私はあなたのお母さんじゃないんですけどって瞬時に、A Tフィールド発生してると思うんですけどね。
私は発生します(笑)
いますよね。
お母さんと呼んでもかまわない、すごく近い付き合いじゃないのに、またはそこを目指している付き合いでもないのに、「年代だから」ってだけで、お母さんって呼びかける人。
私は、その、他人との距離感を無視してくる感じが怖いです。
なんか、人間関係のトラブルの匂いが、そういう人からはしてきます。
だから、警戒しちゃう。
で、結局、どう呼べばいいかって考えたら、名前で呼ぶのが1番無難なんでしょうね。
名前で呼ばれれば、私も1番しっくりきます。
そういうわけで、どう呼んでいいかわからない人のことは、名前で呼びましょう!
それが1番です。
っていうか、それ、あたりまえのことー。
名前わからない場合は、「すいませーん」って呼びかければ、少なくとも、悪感情を招くことにはならないと思います。
それにしても、ないですよね。上の年代の呼び名。
なんでないんだろう・・・?
表題曲は、くるりの「Superstar」
こちらはAlbum Editとなります。
「NIKKI」に収録。
”スーパースターは待っている
芝生の向こうで呼んでいる
誰もがリフレインに涙する"
(くるり Superstar より)
という出だし1発目から、わしづかみにされます。
この曲は、ラジオで流れているのを聴いて、当時、ガツンとやられました。
「それでは くるり で、Superstar」
と、ラジオパーソナリティが誇らしそうに紹介してて、ああ、くるりのことを尊敬しているんだな、とこちらまで嬉しくなった思い出があります。
「赤い電車」「BIRTHDAY」「Baby I Love You」等、珠玉の名曲ぞろいのアルバムです。
Spotify iTunesで配信中。
お帰りの前に応援のワンクリックをお願いします。