いまでも全くもって謎なんですけど。
半年くらい前に、スーパーの野菜コーナーで、カップルが割と大きめの声で話していたんです。
内容は、晩ご飯についてで。
けっこう夜も深かったんですけど、私も何にしようか迷っていた時だったんで、耳をそば立てて、あわよくば真似しようと思っていたんです。
そしたら、ずっと「酢」って言ってるんです。
最初、
「え? 『す?』 『す』って巣? ツバメの巣? 中華料理?」
と、こりゃまたすごい料理上手が!と勝手におののいてたんですが、どうも「酢」のことらしいんです。
で、彼女の方が、
「酢さえあればなんでもできるよ」って繰り返してるんです。
よくわかんないんですけど(笑)
え・・・? 和え物のこと? 酢の物?
とか思ってたら、彼氏の方が、いろんな野菜を挙げたり、肉の種類とか魚の種類とか、珍味とか言うんですけど、
ずっと「酢さえあればなんでもできるから!」って彼女は答えてて、そのまま行っちゃったんです。
行きながらも、ずっと「酢さえあれば・・・」って返事してて。
ジロジロ見るわけにもいかないから、カゴに何が入ってたかわからなくて、いまだに彼女が言ってた料理がなんの料理かもわからないんですよ。
酢豚かな?とか思ったんですけど、酢豚に珍味は入れないし、彼女の口ぶりからして、ほんとに酢は万能って感じだったんです。
それで、酢かぁ・・・とか思いながら、私は全く違う晩ご飯にしたんですけどね。
いまでも、何の料理だったんだろう、と疑問だけが残ってるという話でした。
表題曲は松田聖子の「いちご畑でつかまえて」。
名盤「風立ちぬ」収録曲です。
作曲は大滝詠一 作詞は松本隆。
ほんとにすごい曲で、初めて聴いたときは、音楽でこんなことできるんだ?とか、お洒落〜!とか、腰抜かしそうになった曲です。
聖子さんの記憶では、このアルバムは喉の調子が良くなかったそうなんですが、ちょうど初期のキャンディーボイスから、メゾ(で合ってますか?)に移行していた時の録音で、曲の世界にむしろこちらの声の方が合ってると思っています。
Spotify iTunesで配信中です。
お帰りの前に応援のワンクリックをお願いします。