休刊 キム・ソクジン



休刊 キム・ソクジン 
あと2ヶ月ですね。
ARMYさん達も待ち遠しくされていると思います。
アルバコエルレアオクラータは花が終わりました。
無事のお戻りを待っています:)

2021/03/20

白いパラソル ー 松田聖子

 


 

よくわからないもの枠というものを、ひとつ、インテリアに設けています。

 

そんなにインテリアに凝るタイプでもないし、部屋もこぢんまりとしているので、そうそう置き物も増やせないんですね。

 

最初はそれでも、気に入った小さなオブジェとか置いていたんですけど、だんだんと淘汰されていって、現在は「よくわからないもの枠」として、ひとつ、いまはダイニングテーブルの上に置いています。

 

何かというと。

猫が伸びをしている絵がついている、紙の小箱です。

 

元は、頂き物の美味しいチョコレートが入っていた箱なんですが、何かものを入れるには小さいし、または大きすぎるし(切手を入れようとして断念)、立てて飾っておくにも絵が小さすぎる。

 

どうしようかな、と思った時に、なんとなくなんですけど、ちょうど置き物が何もなかった時期だったので、しばらくテーブルの上に置いておいて、後でどこかに飾ろうかな、

と思ったんです。

 

で、結局、そのままテーブルの隅に住所が決まって、置いてあります。

 

よくわからないと言っても、箱っちゃあ箱なんですが。

 

この大きさといい、絵のサイズといい、あまり可愛すぎない猫の描かれ方といい、気持ちがイラついた時とか、ナイーブになってしまった時に、ちょっと目をおいてみたり、手にとって眺めると、ざわついてた心が静まるんです。

 

何か特別な効果が、その小箱や絵にそなわってる訳もなく。

 

たぶん、なんでもないもの、だから、いいんだろうなと考えています。

 

何か思い出があったり、意味が強かったりすると、そういう効果は、私には出なかったんじゃないか。

 

むしろ、理由もあまり無く、目的も宙ぶらりんなまま、の、よくわからない理由で、なんとなく放って置いた小箱。

 

そこに描かれている、特に役に立つわけでもない、私の好みを刺激するわけでもないもの。

 

そんなもの、だから、よくわからないもの枠として、

現実空間に、ぽん、と空白を作ってくれて、ちょっと息を抜けるんじゃないかなと、思っています。

 

 

 

 

 

 

 

表題曲は、松田聖子の「白いパラソル」

シングルカットされていたんですが、「風立ちぬ」に収録されています。

こちらは作曲は財津和夫 作詞は松本隆となっています。

 

”風を切る ディンギーで さらってもいいのよ”

(松田聖子 白いパラソルより)

 

というフレーズで、今日の曲に選びました。

そういうマニアックなお楽しみとは別に(笑)

 

聖子さんのラブソングとして支持されているのは、「赤いスイートピー」が有名ですけど。

私はこの「白いパラソル」も、ラブソングとして、1級品だと思っています。

少し冷たい彼に向けての、とまどいと、恋から愛へ変わっていく、繊細な時期を歌っているものなんですが。

聖子さんのヴォーカルと、素晴らしいメロディと歌詞が、さりげない切なさを伴って、聴いているものの心に訴えかけてくるものがあります。

この、シリアスになりすぎない、絶妙なポップスとしての、「さじ加減具合」は、聖子ポップスと呼んでいいのなら、その中でも白眉ではないでしょうか。

 

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