料理の話をしようと思うんですけど・・・(ものすごい小声)。
ネットには料理上手がすっごいたくさんいるのを何度も見ているので、ちょっと気が引けますが、えー、します(笑)。
料理はしますが、うまくはないです。
私のいう料理がうまいっていうのは、
「ちょっと待っててね。トントントン、ジャッジャーッ!・・・はい!お待たせ」
って、即座に汁、おかず、小鉢、サラダ、が出せる人です。
これはもう才能だな、と日々しんみりと料理をしております。
できないんですよ。
そういうパパッ!パッ!っていうのが。(擬音多いな)
だから自分のことを正確に書くと、料理はできるが、うまくはない。
ということになります。
そのレベルでの話で恐縮ですが。
料理が下手な人っていますよね。
それってたぶん、
料理を失敗してしまう人と、
料理に興味がない人と、
料理が果てしなくめんどくさい人、だと思うんです。
で、今日は、料理を失敗してしまう人はなぜか、という話をしたいんです。
1行で終わっちゃうんですが。
それはずばり、はかってないから。
たぶん、これ間違いないと思うんですけど。
料理の基本は、さしすせそとか、みじん切りがどうの、とかよりも、
まず最初に、
百均で軽量スプーンと軽量カップ(500ccまでいける奴)と、はかり、とキッチンタイマーを買ってくることなんですよ。
いやいや本を見ても、できないんだよ、って声があると思うし、私も過去に何度もそれ見かけてるんですけど。
それは、料理本が料理の再現をするためのもの、
っていうことが頭にないから。
なんですよね。
料理って、最初は「再現」なんです。
「味の再現」
料理の設計図なんですよ。料理本って。
だから、本の通りに、やらないとできるわけないんです。
で、たぶんねー、最初にあるのが、本の通りにはかるのはかっこ悪いとか、下手みたいだし、とか、味の好みは自分のに合わせたい、っていうのがあると思うんですけど。
それ違うんですよ。
あのー、もう1回書きますけど。
設計図なんです。
だから、料理家の人たちが、何回も調理を繰り返して、
ここのポイントを抑えとけば、味の再現ができる、っていう指示が書いてあるんです。
決して、下手な人をばかにするために書いてるんじゃないんですよ。
だから、どんな料理自慢も、よっぽど上手い人じゃない限り、チラッとレシピ見て、「味見をしないで」その通りに作る、ことは、まず無理です。
してるでしょう? 味見。
してるはずです。しないと、味がわかんないから。
それで出来上がっているのは、その人の経験値の料理なんです。
過去の経験上、目分量で「自分の好み」に合わせた味付けをして、体裁を整えることができるという、
「すっごい上級テクニック」なんです。
なぜ、映像とかで、料理をするシーンに、目分量のやり方しか撮らないか、私は不思議でしようがないんですけど。
あれは「料理が上手い人」の描写なんです。
「料理という経験を重ねてきた人」の行動なんです。
だから、今から料理を始めようという人は、真似しちゃダメだし、その目分量でチャチャッとやってるのを成功イメージに持っちゃダメなんですよ。
私、ここでコーヒーの淹れ方を書いたんですけど。
勇気を出して書くなら。
コーヒーもはからないと、美味しく入らないんです。
たまにいるでしょう?
目分量ですっごいお茶入れるの上手い人。
それは特殊な人であって、ほとんどの人は、その道具に合わせた目見当で分量をはかってて、しかも、繰り返し、その道具を使うことで、微調整してってるから、「そのうちお茶ないしコーヒーを淹れるのが上手くなる」んです。
でも違うんですよ。
はからなきゃダメなの。
基本は計量するんです。
私、コーヒー毎日落としてますけど、書いたとおりに、いっつも計量カップで水はかって、計量スプーンでコーヒーすくって淹れて飲んでます。
だから、毎日同じ味を再現して飲んでるんですね。
味は同じです。体調でブレることもない。
それぐらい、計量って大事なんです。
なので、もし、何回やっても失敗するという人は、計量することを意識してみてください。
おたまにこれだけ、っていうのは、上級テクニックです。
プラモデルの設計図で、バイク組み立てるようなもんです。
初心者に唯一通じるのは、「鍋(またはフライパン)に、ひと回し」って言葉ぐらいです。
料理本っていうのは、料理家の先生達が、何回も繰り返しテストして作って、この分量なら、少々、ガスの火の強弱、水温、材料の差やプラスマイナスがあっても、平均値に仕上がるように作られた、設計図なんです。
それをまず頭に入れましょう。
その上で、百均に行って!←笑
計量スプーンと計量カップとはかりとキッチンタイマーを買ってきて、それから料理しましょう。
分量を正確に計量して、食材を料理し始めたら、
火を通す時間も書いてある時間の通りにすること。
何分、中火で煮るって書いてあったら、中火でキッチンタイマーをセットして、それだけ煮るんです。
何分、焼くって書いてあったら、同じだけ焼くんです。
それは、料理家の人たちが、知っている、
1番美味しく焼き上がる時間であり、
1番美味しく煮える時間なんです。
上級者しか知り得ないコツが、あの設計図には書いてあるんです。
この事実を知らない人、または、意識していない人が、多すぎるんです。
もし、ステーキの焼き方がわからないという人いらっしゃったら、試しに、料理本の通りに、肉を寝かして、本の通りの、ステーキの焼き時間通りに、火加減をして、焼いてみてください。
ドンピシャで焼き上がります。
(肉の大体の計量もしてくださいね。大体で大丈夫ですけど。誤差が計算されているのがレシピなので)
料理本買ったら、とにかく、まず、百均に行きましょう!
そして、計量スプーンと計量カップ(500ccのが便利)と「はかり」とキッチンタイマーを買いましょう。
それからです。
全ては、そこから始まります。
料理できないって「思い込んでいる」方、もしよかったら試してみてください。
料理は、再現です。
料理本は設計図です。
それを意識して、やってみてください。
火傷と怪我にはくれぐれも注意してくださいね。
私も引き続き、うまくなるように頑張ります。おー!
表題曲は中原めいこの「フレンチバニラ」
アルバム「CHAKI CHAKI CLUB」に収録されています。
すごく才能のある方なのも、もう周知の事実なんですが、最近は活動してらっしゃらないみたいで、残念です。
また再評価されているそうなので、ファンとしては嬉しい限りです。
中原めいこさんの歌詞世界に出てくる、ちょっと悪い女の子、や、大人の女性としての機微、ゴージャスな世界観も素晴らしいと思っています。
「MOODS」に収録されている「Gimme,Gimme,Motions」も素敵です。
iTunesで配信されています。
人気のバーコードみたいなの(言い方)、が高くって嬉しい。いいですよね、中原めいこ。
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