休刊 キム・ソクジン



休刊 キム・ソクジン 
あと2ヶ月ですね。
ARMYさん達も待ち遠しくされていると思います。
アルバコエルレアオクラータは花が終わりました。
無事のお戻りを待っています:)

2021/03/07

マイアミ午前5時 ー 松田聖子

 

 

カレーとラーメンの話を軽くしますが。

 

ってなんでそんなことを前置きするかというと。

カレーとラーメンって、突き詰めていくと、「論」とか「哲学」とかに入っていきそうなものではないかと思うので、1個1個考えていったら、多分こんがらがりそうなんです。

それでこういう前置きです。

 

伊藤理佐著に「おいピータン!!」というコミックがあるんですが。

 

「おいピータン!!」は全編に「食と恋愛」がテーマになっているオムニバス漫画で、その中でもラーメンとカレーの話はとても多く、考えさせられることが多いです。

 

 

その「おいピータン!!」ですごく印象に残っているラーメンの話が二つ出てくるんです。

 

かいつまんですると。

 

ひとつは、仕事相手が困った問題を起こした後、その人の美味しいラーメン屋を聞いて、食べに行って、今後の付き合いをどうするか決める、という話。

 

もうひとつは、ずるずる付き合っていた彼から、美味しいラーメン屋さんを見つけたから食べに行こう、と言われて、行って、その話の主人公が彼と別れるのを決める、という話。

 

どっちも文字にすると、漫画で読むよりさらにすごく深い話(厳しい話?)なんだなというのがわかるので、いま書きながら、ビビってますけど。

 

食って、人によってはセクシャルなものと密接だと結論づけたり、趣味の域だと言われてたり、好き嫌いの単純なものだからこそ難しいんだよ、と言われてたり、広大で果ての無い話題ですよね。

 

私は、今のところ、食は生理かな?と、ぼんやり見当をつけるにとどまっています。

 

その難しい食のポイントを、すっごくダイレクトに伝えるメニューって、たぶん、カレーとラーメンとダメご飯だと、私は考えてるんです。

 

(ダメご飯って、あれですよ、雑めしのことです。テキトーご飯。おうちで、今日食べるのめんどくさいなって時に、パパッと済ませてしまう、人には言わない、家族は知ってる、あのメニュー。)

 

で、ダメご飯の話は今度また書きたいので、置いておいて。

 

カレーとラーメンなんですけど。

嫌いな人とか苦手な人が、美味しいって言ってるラーメンとカレーって、まずくないですか?

 

私はそうなんですけど。

どうしてかわかりません。

でも、そうなんですよね。

 

卵が先かニワトリが先か、その人のラーメンが嫌だから、その人のことが嫌いになっちゃうのか。

嫌なその人のカレーの、すっごい個人的な味覚ポイントすら同類項が探せないほど、合わない、から、ダメなのか。

 

教えてもらったラーメンやカレーは。

美味しいは、美味しいんですよ。

 

でも美味しいと思わないんです。(はい?)

 

これ伝わるかわからないですけど。

 

「美味しい事実グラフ」っていうのがあったとして(名前の付け方)、教えてもらったラーメンカレーって、私が美味しいと思ってるラーメンカレーと同得点なんだと思うんです。

総合点的にいえば。

 

でも、味覚が合わない、って私は呼んでるですけど。

合わないから、美味しいと思えないんです。

思う、思わない、になっちゃうんです。

それか、味がわからない。になっちゃうんです。

舌に直接くるはずのものが、心理に来るんですよ。

 

きっと、世の中ではもう論考され尽くされている話なんじゃないかと思うんで、あんまり深く突っ込んでいきませんけど(笑)。

 

味覚が合う合わないって、ものすごく重要で、しかも個人の意志ではどうにもできないもの、かもしれないなと思うんです。

 

だから、カレーとラーメン、美味しいねって言い合える人とは末長く仲良くしたいですよね。

どうも、理屈抜きでの相性の話みたいなので。

そして、あんまりおいしくないな、とか、なんかいいけど苦手な味だな、という感覚は、そっと自分の中で大切にしてた方がいいかな、と思っています。

 

こういうのって身体的な勘だけど(と呼んでもいいかなと思うんですが)、同時に心理的な勘でもあるよ、というお話でした。

 

 

ほのぼのした中に鋭い洞察が光る、素晴らしい本なので、まだの方いらっしゃいましたら、ぜひ手にとってみてください。

伊藤理佐著「おいピータン!!」

アマゾンで取り扱いあります。

 

 

 

 

 

 

 

表題曲は、松田聖子の「マイアミ午前5時」

 

作詞 松本隆 作曲 来生たかお 編曲 大村雅朗

 

という、そうそうたるメンバーが作家陣にある曲なんですが。

松田聖子黄金期の中でも名曲とされている曲ですよね。

 

松田聖子さんのアイドル時代の曲って、ほとんどの作詞を松本隆が手掛けていて、私は松本隆の詩のファンなので、必然的にこの時代の楽曲を追いかけてた時期があります。

また松任谷由美が、呉田軽穂(くれだかるほ)名義で作曲に参加している時代の楽曲もいいんですよね。

 

何より、楽曲のクオリティに松田聖子のボーカルが負けてないところが惚れ惚れします。

この曲は、ウィキによると今でもスタンダードナンバーとして歌っているそうで、曲のファンとしては嬉しいです。

(ああ、どうしてもここら辺のことを書くと、長くなってしまいますね(笑))

 

アルバム「ユートピア」収録。

名曲ぞろいです。ぜひ聴いてみてください。

「赤い靴のバレリーナ」とかもう最高ですよね。

 

Spotify iTunesで配信中。

 

後日付記 「くれたかるほ」ではなく「くれだかるほ」でした。

この頃、書き間違いや勘違いが多いですね。少し慣れてきて、緊張感がなくなってるんだと思います。気をつけます。大変、失礼しました。

 

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