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うっかりカツカツやって来て、うっかり居ない。( By O.)
 

2025/02/16

そういうのは、もういい。

13時公開の予定ですが、早めに。
 
日曜日ですが、今日は刺激の強そうなことを書いています。
 
昨日、YouTubeで2025年のグラミー賞のパフォーマンスを見ていました。
 
最新の音楽を探すのも面倒くさくて、ずっとサボっていたんですけど。
再生回数がすごく高いのを見つけて、何だろう? と見てみたんですね。
 
それがチャーリー・XCXの2025年グラミーでのパフォーマンスでした。
観た後、もうストレスというストレスが瞬時に消え、楽しさのあまりビール2本飲んで、黙ってそれぞれ好きな音楽系の動画を観て、突然眠くなってぐっすり眠って朝は無駄に身体の中が満ち満ちていて、黙ってゆっくりしていました。
 
チャーリーのパフォーマンスを観て、翌朝、思ったことは、
「あーせいせいした!」
でした。
 
そして、ああいうのいいな。コレだな。と何度も何度も思って、あ、もうこういうのにしよう! 私はこれで行こう!と決めました。
 
こういうの何かな? と思っていて、何度も思っていて、ああもう全部何もかも「古いな」と思ったんです。
で、「あ、古いって言葉も、もう追いつけてない。これで掴めてないな。」とすぐ思いました。
 
そしてiTunesでさっそくパフォーマンスに使われた楽曲入りのアルバムを買って、上に書いてある細かい説明も、「もういいや、こういうの」と読みもせずに、いま聴いています。
 
もーう、スッきりしました。
長い間、ずっと????と思っていたことや、感じていたことが、あっさり、「なんだ、いいんじゃん」と分かって、本日は気分爽快です。
 
いつも、常に、「見たことがないものが見たい」んですね。
 
で、何か、「わあ!」と思うものに触れたときに、あ、これはね、っていう説明がもう重たいんですよ。
どこ見ても、古いものばっかりで、歴史を参照してばっかりで、リスペクトがあって、自分の歴史を大紹介。
何か知っても、それはこうでね?っていう「昔からの何らかを知ってなきゃダメ」価値観が、本当に嫌でねー。
 
私は一応やってみるんだけど、もう全部重たいんですよ。
 
だって過去って、通り過ぎたものでしょう?
それがどうしたんだ? っていつも思うんです。
過去に大切なものがあることを否定はしてないんです。
それは個人の大切なものだから、こっちも最重要に大切で、そういうことをぽつりと話されると嬉しいんです。
 
ただね、全部として見て、過去はどうしようと過去なんですよ。
通り過ぎてきたもので、それをね? 知ってなきゃいけない。それ頭に入ってなきゃいけない。
「わあ!」って思ったものを、なんでそのHighを喉から身体から精神全体で味わう前に、勉強しなきゃなんないんだろう?と、それこそ数十年思い続けていたんですよ、私は。
 
温故知新とかさ、なに過去を参照して、これこれこういうことでね? っていうの見せて、それがどうしたの? 
や、そんなこと言われても。
 
もうこっちは、Messageがいらない。もううるさい。そういうのももう結構です。で、完了してるんですけど。
 
ただパフォーマンス観て、すごーい! 初めて観たよ! と乾杯な気分になってるのに。
 
誰? 胸が明るいもので充満して、黙りこくってる傍で、詳しいこと語り出す人。 なんでチャーリーのプロフ探さないといけない?
 
あれになんかMessageがあったとして、なんでこっちがそれ調べなきゃいけないの?
今やりたいことは、見たことがなかったものを観て、圧倒されて、ああ良かったって幸福になっていたいのが最旬なのに。
もう、ほんとうるさいんですよね。
そういう、知ってなきゃいけない。とか、リスペクトとか。
 
いや、いいよ。ちょっと黙っててよ。分かる分からないとかも、もう過ぎたよ。それは通り過ぎた。
あてる日本語が無いくらいの気持ち。
あ、私、これにする。っていう気持ちでいるのにさ。
 
ああ、いまあんな感じなんだな、と私は先頭にやっとたどり着けた気持ちになれました。
 
リスペクトとか、自分達はこっちのジャンルちゃんと最初っから頭に入ってんだとか、このファッションにはこういう意味があって、だからちょっと目配せしてますとか、家族はファミリーでこういうので、やたら話す迷惑な奴と居酒屋で語って人脈作りますとか、疲れたら休みの日はキャンプとか街歩きとか、もういいよ。
飽きたよ。飽きたって言葉もちょっと合ってないくらいの、もう別の所にさっさと行ってまーすー。

いつまでやってんだよ、って思う以前で、さっと消しちゃうし、別のページ飛ぶし、もう端末閉じちゃうし。
 
だいたい重いじゃん。それ。便利だから使ってるだけで、とっくにそんなの最先端でもなんでもないしさ。
誰もやってないよ、共有なんて。
ちょっと付き合って、それに流れてみてただけだよ。 

古い町行ったって、結局、暗い気持ちまで伝染して、家帰って、「いいよね。たまには古き良き日本ってさ」とか全然思ってるコトと別のこと言いながら、はーってコート脱いで、別のモンあっさり観て、訊かれない限り理由なんか用意するのも面倒な部分で、二度と行かないし。
 
ほんとに今でもそんなこと目の色変えてやってんの?
 
しゃべりたくないよ。しゃべりたい時に話したい人の、ささやかなことだけ知りたいよ。
あとなんかうっかり居合わせちゃった人と、チャーリー達みたいにぶち上がりながら、同時に自分のことしたり考えたりして気分良くして、家に帰ってシャワー浴びて寝るんだよ。
 
この人はいつもコレ! 俺知ってるんでっていうカシヅキたい人からフルートに入ったビール受け取るけど、もうやってることに夢中になっちゃって、お礼も感謝も意識する前に振り捨てて、ぐいぐい歩いて行っちゃうよ?
お誕生日もおめでとうって言うよ?
夢中な二人のキスを注意しちゃうよ?
毛皮も着ちゃうよ?
 
降ってきてんのパンツ?  

あのファッションは、この人のなんたらかんたらとか、もういいって。
あの楽曲はビリーのどうのこうのでとか、もういい!
ほんと、そういうのもういい!
客席抜くのいつからやってんのよ。集中して観れないじゃん。止めてやれよ。
ビリーは、気にせず踊り狂ってろ!
 
メッセージがうるさいんだよ。
どいつもこいつもメッセージばっかりに足取られちゃってさ。
何やってんの?
だって音楽聴いてパフォーマンス観たいのに、なんでまず最初にお勉強しなきゃいけなくて、そこからメッセージがどうのって読み取らなきゃいけないんだよ。
 
あのパフォーマンスを一年練って作った人が誰かは分からないけど。
あの中のチャーリーは、クイーンでもボスでもヒーローでも無く、言葉がまだ存在しない一番先頭にいる存在でした。
 
自分達は知っている、は、もう分かったよ。
博識なのも、もう分かったよ。
観てる人は予習しなくていいんだよ。
私もなんか観る時、文化体系予習なんか一度もしないよ。
 
じゃあ私、これからグレープシードオイル、テフロンフライパンに垂らして肉でも焼くかな?って思いながら、Uberで軽いモン頼むよ。
 
ありがと、チャーリー。
またやってね。
ノってる時に見つけるから。
 
それじゃ、素敵な日曜日を。
 
 
 
Watch: CHARLI XCX Performs "VON DUTCH" & "GUESS" | 2025 GRAMMYs