O先生によるエナメル紹介



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うっかりカツカツやって来て、うっかり居ない。( By O.)
 

2025/02/23

記憶による水道管凍結防止方法 糸水(いとみず)/戸建て/古いコンクリートのビル

経験則の話で、アバウトではあるんですが。
 
大昔、私はものすごく過酷な土地に居て、そこの賃貸の戸建てに住んでいたんです。
 
そこは、もう笑いがこみ上げてくる程、寒くて、日中の気温が零下(マイナス何度(摂氏))になる日が、冬の間に数回はある所でした。
(履いていたデニムの裾が、川の水で濡れた途端凍り、家に帰るまで凍り続けているような土地です。)
 
当時、流通がちっとも進んでおらず、本当に陸の孤島な上、積雪もまあ1メートルは大体あるんだけど、周辺地域に比べ雪が少ないとされていた土地でした。
真夏でも、日陰に入ると午後や夕方には寒くて長袖がもう一枚必要な所。
 
通常、寒い土地というのは、寒さに適応した建材を使って家が建てられているので(そして大体二重構造の壁)、あまり寒くない土地の建材は使われないのが普通なんですが、経済が弱く全体として貧しい土地だったこともあり、寒さに適応していない土地の建材で家が建てられていたんです。
 
私が住んでいたのは古い家で、二階へ続く階段は、江戸時代の城にある梯子に似た木製の急な階段で、手を使って昇るのが当たり前の、よくわからない家でした。
 
越してきた最初の冬に、朝起きると水道から水が出なくなっていて、調べると家の外壁に突き出ている水道管が凍結してしまっており、熱湯を直接掛けたりしたんですが、日中の気温が上がり自然解凍するまで、結局水が使えなかったことがあったんです。
 
なので普段、最低気温がマイナスに行かない街や町にお住まいの方で、この三連休に最低気温がマイナスに達してしまう方は、夜寝る前に、念のため家中の水道から糸のように水を流しっぱなしにして、朝までそのままで眠って下さい。
マイナス2度くらいまでなら、水道管が剥き出しになっていない限り、水道管は凍りません。
 
流れているものが凍結することは、 多くの場合ありませんし、川がもし凍るような気候が普通の土地なら(私の居た土地です。普段はただの川の水から湯気が立ち続けるのが冬の普通でした。)、糸水だけの対処でなんとかなるはずです。
 
そのやり方を私が居た土地では、糸水(いとみず)と呼んでいました。
 
もし水道管が外気に剥き出しで、零下(マイナス)まで下がる予報が出た場合は、念のため、毛布で剥き出しの水道管をくるみ、さらにその上をアルミホイルのようなものでくるむと(保冷効果のある銀色のアレでもいいですね)、当時の私の家は凍結することはありませんでした。
 
水道管が地下に直接埋まっているなら、地面の下は凍りませんでした。
もし地中の水道管が凍結してしまった場合の対処法は、水道局(お役所)に連絡する以外、私は知りません。
 
朝、台所に行って糸水そのものが凍って棒状になっていたら、余計なことはせずに昼になって溶けるのを待ち、水道管が破裂していないか専門業者を呼んで点検してもらうといいですよ。
 
また、都会の古いビルにお住まいの方は、念のため糸水をしておくと安心ではあります。
ビルの構造上、外壁内部に走る水道管が零度になるということはまず無いはずです。
ですが、最低気温がマイナス以下で風の冷たさによって、外気とビル内部の温度があまり差が無いパターンが発生した時に、気象条件によってはどこかが凍結する可能性は「ゼロでは無い」という対処を私はやっていました。
 
他に人が住んでいる居住用のビルでは無いと思いますが、古い雑居ビル等にお住まいの方は、念のための措置を取ることをおすすめします。
 
予報が出たその日ひと晩の水道代を惜しむか、水道管破裂の断水の修理代を惜しむかは、やはり個人個人の事情がありますから、最終的には、ご自身で凍結する可能性を判断して下さいね。
 
アバウトな情報ですが、普段凍結しない地域での水道管凍結防止には、私は、糸水(いとみず)で大体なんとかなりました。
 
一例ではありますが、ご参考までに。
 
エナメル
 
 
20250223 12:40 要点が不明瞭だったので文章を直しました。内容は変えていません。